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遺伝子分布論 22K  作者: Josui
120/134

ピエールの話15

 「では見ていきましょう、コ連軍第5小隊対、

 バ国軍機動構成チームの対戦です」

 

「エボルさん、この対戦も何かひとことで表して

 いただきたいんですけど」

「この対戦もですね、まさに圧倒的、アットーテキ

 でしたね」

 

「ハハハ、エボルさん、ちょっと切れ気味に言うの

 やめてもらえません?」

「まあその理由は内容の説明の中で行っていきま

 しょう」

 

「ではチーム構成が出そろいました、まずバ国側、

 火力担当のマイルフィック、防御担当のルキフ

 グス、支援担当のヒドラ、狙撃のサタンに遊撃が

 ムサシ」

 

「対するコ連側、火力担当はぬらりひょん選手の

 シャカ、防御担当はねずみおとこ選手のクリ

 シュナ、支援担当はねこむすめ選手のラクシュ

 ミ、狙撃担当はだいだらぼっち選手のシヴァ、

 遊撃担当はうわばみ選手のセイテンタイセイと

 なります」

 

「まず序盤からセイテンタイセイの働きが目立ち

 ましたね」

 

「相手の遊撃担当のルートを完全に読んでいます。

 読んで絡んだところをシヴァの遠隔狙撃で、

 いっこうに近づけない、機動力を活かせていない」

 

「その後バ国の遊撃担当ムサシは完全に焦ってしま

 いましたね、早くも搭乗機まで撃墜されます。

 その後は数的不利をひっくり返すことはできず」

 

「前衛の動きも非常に良かったですね、狙撃構成

 チームと言うのは、一般的に前衛が堅いのですが、

 第5小隊は本当に堅いしうまい」

 

「耐久性抜群のクリシュナに回避能力抜群の

 シャカですね、例えばこの場面ですが、いったい

 何秒間、シャカは1対3を耐えたでしょうか」

 

「まあでも僕が気になったのはですね、バ国側の

 練度の低さですね」

 

「あ、そこにキレてたんですか」

 

「元々機動構成だったチーム・ナンバー33000

 がコ連側に行ってしまった、というのもあります

 が、ちょっと舐め過ぎたんじゃないかと」

 

「つまり舐めプだったと」

 

「まあそこまでは言いませんけど」

 

 開戦から初めて敗退したバレンシア共和国軍は、

 しかし敗戦を信じられず、その後も戦力の逐次

 投入を行ってしまう。そして、人型機械小隊

 すべて捕獲されるという結果となった。

 

 その後は空母同士の戦闘となり、数的にはバ国が

 有利であったが、コ連の空母はイージス艦並みの

 防御力で時間を稼ぐ。

 

 そして驚くべきニュースが来た。

 

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