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枕の下に 希望の上に(11)

双曲線の赤

優しいと書いたTシャツ着て

暴力を振るいたい

ベタベタにした拳で

生きている事を感じたら

思い切り叫ぶのだ



虚ろな目は死んだ魚

調理されて

白濁になる前に

鱗の手裏剣

飛ばしたいのだ

赤色は人間の色だから



身体に付いた赤は

染み込んで

二度とは落ちない

身体中に流れている赤は

濁っては

もう一度綺麗になる

肺循環

体循環

二面性で語る

忘れたくても半分獣だ

それで良いのだ

声を出せ



虚しいと書いた靴底ふみ締め

普通に振る舞いたい

ドロドロにした心で

時間が無駄な事を感じたら

思い切り叫ぶのだ



血走る目は獰猛な獣

銃で撃たれて

解体される前に

牙の双剣

喰い千切りたいのだ

赤色は人間の色だから



身体に付いた赤は

染み込んで

二度とは落ちない

身体中に流れている赤は

濁っては

もう一度綺麗になる

肺循環

体循環

二面性で語る

忘れたくても半分獣だ

それで良いのだ

声を出せ



社会の常識を

新しい常識で塗り潰して

それを「進んでいる」というなら

救われない人間だ

どんな事をしても進まない

人は進む事の無い生き物だ

今も昔も変わらない

変わったのは科学だけで

源流の場所が

変わった訳では無い

恋愛で悩むことも

人間関係で落ちることも

社会に対して

不満をぶち撒くことも

全く変わらない

継続してきた

僕等の当たり前だから



身体に付いた赤は

染み込んで

二度とは落ちない

身体中に流れている赤は

濁っては

もう一度綺麗になる

肺循環

体循環

二面性で語る

忘れたくても半分獣だ

それで良いのだ

声を出せ



教えられた赤は

落ち染みて

知らず知らずに残る

身体中を流れている赤は

綺麗になって

もう一度濁って行く

肺循環

体循環

二面性で語る

忘れたくても半分獣だ

それで良いのだ

変わらず

声を出せ


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