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黒い白衣  作者: 都山 夕
3/7

第3話

私は封筒を受け取ってからどうやって、そのあと仕事をしていたのか全く記憶がない。


たしか、その封筒をポケットに入れてロッカールームに入って、自分のカバンに封筒を押し込んだはずだ。


なんとか仕事を終わらせて帰宅して、カバンを覗いてみると、やはり封筒は入っていた。


震える手で封筒の中身を確かめる。やはり帯封がある100万円が入っている。


それに安西という女の携帯番号のメモ...。


彼女はやってもやらなくてもくれると言っていた金だが、本当にこのままなにもしないでもらってしまっていいのだろうか。


たしかに、いまのわが家には金が必要だ。


実家の借金、子どもの入学金...!


安西はあの患者を殺したら800万くれると言っていた。


800万あれば借金の返済に充てれば少しは楽になるはずだ。


これはチャンスなのか...?


迷いはある...。


しかし、やるしかない...!


この決意が揺らがないうちに、私は安西の番号を押した。



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