ミイツケタ
※ノンフィクション(夢)
そこはある旅館だった
だが旅館にしてはおかしい
構造が普通とは違うのだ
大きな旅館が真ん中にあり小さな小屋みたいなものが旅館の前にたくさん並んでいた
私はなんとなくそこが泊まる部屋だと気づいていた
小屋と一緒の並びに一つだけ異様に大きい建物があるのに気づいた
中に入ってみるとそこには大きなプールがあった
多くの子供たちがプールに入り遊んでいる
いつの間にか私は水着に着替えており一緒になって遊んでいた
建物の右側には木が立っており人気のないところに私は移動していた
旅館の方を見るとメガネをかけていて太っていてリュックを背負っていてギンギンなやばそうな目をしているまるで典型的なオタクのような人が立っている
私は何をしているのか不思議に思っていた
見つめているとその人が何やらカバンの中をごそごそしている
そして取り出したものは
"包丁"
私はパニックになっていた
(きっとこの人はやばい人だ)
そう思った
でも通報しなきゃと思うのに体が動かない
その時目があった
その人は ニタァ と笑い包丁を持ちながらこっちへと歩いてくる
やばい!!そう思ったとき体が動いた
でも体が鈍くなっていて思うように動けない
とっさに私はソイツのナイフの柄を持ち奪おうとする
力が強くダメかと思ったその時包丁がスッと抜けた
気が動転しておりやらなければやられる
それしか頭になかった
私はソイツのお腹に勢いよく包丁を振り上げた
私は捕まるかもしれない
一瞬そのことが頭をちらついた
だが刺したあとに血が流れてるはずが流れておらず
ソイツはびくともせずしかも包丁は半分も刺さっていなかった
殺される
そう思った私はそこから走って助けを求めに行った
走ってる間追いかけてきてるんじゃないか
そう思ったが振り返ってみたら誰も追いかけて来てはいなかった
周りに知らせなきゃ
そう思い口を開こうとする
でも知らせたことがバレたら殺される
そう思い何も言うことができなかった
そういえば友達が一緒にいた
そのことを思い出した私は友達のもとへ行きあったことを話した
友達数人でそのことを話しているとアイツが近づいてくるのが見えた
来てる!!逃げなきゃ!!!
そう言ってみんなと走って私の部屋のとなりにある友達の泊まる部屋に逃げ込んだ
幸いアイツにはバレていなかったみたいで部屋には来なかった
少し時間が経ち私は外の様子が気になった
ちょっとドアを開け私の部屋の方を見ていると
アイツが包丁を持ちニタニタ笑いながら私の部屋に入っていくのが見えた
その時点でもう半泣き状態だった
みているとアイツが何かを持って外に出ていく
私はそっと部屋に戻った
みんなで息を潜めていると
何か違和感を感じた
窓の方を見ると
アイツが ニタァ と笑い
"ミイツケタ"
ありがとうございました。皆さんもお気をつけください。