Free World Online START.04
NPゾーンから南、《始まりの草原》に2人は降り立った。…なんてね?でも気持ちはそんな感じ。
そんな2人の前には現実世界では見たことの無い青々とした草原が広がっている。そして…
「お!スライムがいっぱいいるじゃん!よし、この大地様の力とくと見せてやるぜ!」
「ちょ、恥ずかしくない?その言葉。」
「うん、言っててちょっと恥ずかしかったな。」
でもほんと、大地が舞い上がるのもわからなくない。
私も舞い上がってる。よーしっ!
「大地、ここだとどんどん人くるからあっちの方に行こ。わたしも早く狩りたいけどスムーズに続けたいし。」
「と、そうだな。」
「あ。忘れてた。」
草原の入り口からすこし奥の方へ歩いてまだほぼ人がいないところでインベントリから武具を装備する。
Miyavi -epuip-
メイン武器:NPボウ+ ATK11
サブ武器:NPアロー+ ATK2 残数:∞
防具
頭:
胴:NPアーマー+ DEF8
腕:NPアーム DEF5
腰:NPベルト DEF6
足:NPブーツ DEF4
装飾品
耳:
首:
指:
「バカじゃん都姫。笑える。」
隣でニヤニヤしてる大地をとりあえず蹴っておく。
「いった!ってかHP減ったし。パーティ組むの忘れてた。」
「大地もバカじゃん。ほら、申請して。」
もちろん、バカを返しておくのも忘れない。
装備も完璧。ポーション類も準備してSCに登録した。パーティも組んだし、よし!
「大地、行くよー!」
「おう。俺らの初陣だ!」
このフィールド、《始まりの草原》ではモンスターがリンクすることは無いって立て看板に書いてたから臆せずスライムを狙う。
「まずは私の弓でターゲットを取るから、大地は近づいてきたスライムと私の間に割り込んで攻撃して。」
「りょーかい!任せたぜ!」
狙いをつけたスライムめがけて弓を…放つ!
シュン!…
「あ、あれ?」
てへっ、当たんないや。じゃなくて!難しい!DEXに振っても難しいって、弓ヤバいんじゃ…。
「みーやーびー、しっかり当ててくれよなー?まぁ、張り切りすぎて足逆だし、当たんねえだろうけどさ。」
笑いながら大地に告げられた通り、どうやら右足が前に出てたみたい。
「ごめん。テンパってたみたい。よし!次は当てるよー!」
もう一度狙いをつけて…
シュン! ドッ!
スライムに命中してHITエフェクトが出る。やった!
スライムの頭上のHPバーが2割弱ほど減る。そして攻撃を受けたスライムがこっちに向かってきたー!
「ナイス都姫!俺も魅せなきゃな!」
大地がスライムめがけて駆け出し、背中の両手剣を勢いそのままスライムに斬りつける。
ダメージを受けたスライムのHPバーがさらに5割弱まで減ったけど…
「大地!しゃがんで!」
斬りつけられたスライムがその反動で大地に飛びかかってきた。それを狙って私は弓を射る。
「え?おっ、わっ!」
慌てて大地がしゃがみ込むと、その上ギリギリを矢が通過してスライムに直撃し弾き飛ばす。
「あっぶねー!スライムよりも都姫の矢の方が怖かったぜ。」
なんて言葉を吐きながら大地は低い姿勢から跳ね上がるように切り上げ、スライムを倒した。
「大地やるじゃーん。ナイスLA」
倒されたスライムは霧散していき、ドロップアイテムを残す。
【スライムの核 微弱な魔力を纏っている。】
「この辺は定番なんだなー。よし、ガンガン狩るぞ!ただ、さっきのは止めてくれ。寿命が縮む!」
「なによ、私を信じなさい?」
「いやいや、さっき初めて弓使ったばっかだしコエーよ!」
なんて大地に言われるが、確かに。まぐれだったしね。
「そうだね、ちょっとひかえるね。でも100%出来るようになるから!」
「おう!でも、怖かったけどカッコよかったぜ!」
わぁ、そんな面と向かって言われたらいくら幼馴染でも照れる。
「ありがと!まぁ次は当てちゃうかも。」
「やめてくれー!」
照れ隠しの言葉を返して2人でふざけながらもその後
スライムと2時間ばかり戯れた。
そのおかげで
Miyavi/ノービス/無所属
Lv:4/STP:30
HP:250/250 MP150/150
STR:0
VIT:0
INT:0
AGI:0
DEX:50
LUK:0
とレベル4まで上がり、STPも30溜まってる。ちなみにSTPは1レベルアップで10ポイント貰えるみたい。
もちろん私はDEXに全部振る!
そういえば、大地のステータスってどうなんだろ?
初戦闘シーン!難しい!!
そういえばさっき気づきました。こんな駄作を読んでくれている方が多数!さらにブックマークまでしてくれてる方が4人も!恐縮です。
読んでくださる皆様のためにも頑張ります。
ご指摘、誤字脱字ございましたらどうぞお願いします。
28/1/27
DEFに振っても難しいって、弓ヤバいんじゃ…。→DEXに振っても難しいって、弓ヤバいんじゃ…。改訂致しました。