Free World Online START.03
【Miyavi様、大変お待たせ致しました。これよりFree World Onlineサービス開始となります。現実世界とは変わった自由な世界をどうぞお楽しみください。それでは。】
真っ暗な視界に光りが溢れてきた。いよいよスタートって感じでわくわく!
っと、光で埋め尽くされたと思ったら街に着いてた。
初めてのVR、びっくりの連続だね!
まずは大地と合流しなきゃ。噴水はすぐそこだし。
よく見知った顔だけど明るめの茶髪の人発見!
「大地!大地も早かったねー。」
「おう!都姫も早いな。とりあえず貰ったチケットで装備もらいに行こうぜー!」
「あのイベントで貰ったチケットのシリアルナンバーを伝えるんだったよね?」
「そう!行くぞー。」
わ。結構並んでる…。イベント参加者それなりにいたもんねー。そりゃそっか。まぁ大人しく待とう。
「お次の方、どうぞ。」
「はい!シリアルナンバーはm1y@v1です。」
「認証完了です。武器は選べます。短剣・片手剣・両手剣・短槍・長槍・弓・銃・短杖・長杖・祈玉からお選びください。」
「弓でお願いします!」
そう、最初から弓って決めてた。DEX極振りした時点でこれしか無いんだけどね。弓ならDEXでATKもHITも上がるから。でも…
「あれ?都姫、弓にしたんだ?扱えんの?」
そう。VRだから難しいだろうという噂。でもわたしはこれにした。
「大丈夫!練習するから。わたしの練習に付き合ってね?あと、今まで秘密にしてたけどわたしFWOじゃ生産やるから!」
まぁ、秘密にしてたんじゃなくて決められなかっただけだけど。
「え、マジ!?俺がっつり最前線行くつもりだったんだけど。そのつもりでアタッカーで両手剣選んできた。」
でしょうね。大地の性格じゃそのつもりだろうと思ってた。
「わかってたよー。だからこそ、生産するの。大地が狩ってきた素材でわたしがトップクラスの装備を作ってあげる。どのゲームでも最前線行くなら生産やる人は必須だよ?」
笑いながらわたしが告げると大地も笑顔で。
「なるほど。じゃあ都姫にお願いすんな!よろしく頼むぜ!」
「任せて!大地こそ周りに負けないでどんどん狩ってきてよね。」
「任せろ!」
2人で拳をぶつけ合って歩き出す。
向かった先は、まずは道具屋。
フィールドに出るためにも回復アイテムを買う。
HPポーション20個とMPポーション10個を買い込んで所持金はすっからかん。
1000Gってすぐ無くなるんだねー。でも最初だからしょうがないよね。
横の大地がそわそわしだしたと思ったら
「よし。フィールド行こうぜ!ワクワクしすぎて心臓破裂しそう!」
と叫びだした。
「ちょっと!叫ばないでよ!言われなくても行くから。恥ずかしい…」
「ごめんごめん。楽しみすぎてさ。」
「わかるけどね。じゃあ行こ!」
さぁ!初のFWOでの狩りだよ!
プロットもなく書き出したこの処女作。小説の難しさに四苦八苦してます。肉付けが下手くそすぎる。でも頑張ります。