エピローグ
俺達はいつもの学校へ行く道にいた。
『え?なんでここに』
氷菓は驚いていたが、剣は冷静に
『もうここにいる時点で幻にかかっていたんだろう』
『え?』
『つまり、幻にかかる前の場所と時間に戻っただけだ』
『とゆうことは』
と、氷菓はユウの足元を見た
丁度、泥の塊のような手がユウの足を掴もうとしていた。
氷菓はすかさず弓を構え、
『氷の矢』
放たれた矢が泥の塊のような手を射抜いた。
とっさに俺は呟いた。
『とゆうことは近くに…』
そして、俺は前に現れた方を見た。
その時、フードを被った女性が何かを呟きながら出てきた。
『前は倒せ無かった…だけどあれは夢よ今度こそ…』
『あいつも巻き込まれたのね』
と、氷菓は口にしたが、間髪入れずに女性は叫んだ。
『私は、あなたを殺す!風見乃 ユウ!』
その時、氷菓も叫んだ。
『やらせない!』
『あなたが死んでも文句は言わせないわ来い!泥の手!』
多くの泥の塊のような手が現れた。
氷菓は弓を構えた。
『行け!』
という掛け声とともに氷菓に襲いかかったが『氷の矢』
と、ユウは矢を連続で放ち泥の塊のような手を射抜いていった。
『なかなかやるみたいね、なら一気に行くわ行きなさい!泥の手!』
さっきよりも量が増えていたが、氷菓はそのまま
『氷の矢』
と、連続で矢を放ち泥の塊のような手を射抜いていった。
『なら、これでどう?泥の龍!』
氷菓は冷静に弓を戻し、
『二対・氷剣!』
氷菓の手に2本の氷の剣が現れた。そして氷菓は泥の龍に突撃して行き、素早い連撃を与え、泥の龍はただの泥の塊となった。
『私の泥の龍がやられるなんて…覚えてなさい!次こそは風見乃 ユウを殺してやるわ!』
と、フードの女性は去って行った。
剣が氷菓に優しく声を掛けた。
『氷菓、よくやった』
『うん、ケン…私、強くなったよ』
と、氷菓は笑顔で答えた。