表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
18/29

拷問器具の素晴らしさを伝えたい!! 出番の危機は誰にでも

ミニキャラのことをミニキャラではなくミニ私と呼ぶ

トラブルウィッチが安心したように受付の椅子に座っているころ、少し離れた廊下の角から、じっと様子を見ている影があった。

 鎧さんだ。

 ガシャ…と小さく音を立てながら、壁の陰に立っている。

 その足元には――小さなミニキャラの私がいた。

「……鎧さん」

 ミニキャラの私は、小声で話しかけた。

「俺たち、最近出れてないよな」

 鎧さんは無言でうなずいた。

 ガシャ。

 重い音なのに、なぜか哀愁がある。

「受付回、増えたもんな」

 ミニ私は腕を組む。

「しかも新キャラまで来たし」

 鎧さんは少しだけ肩を落とした。

 ガシャ…(ちょっと弱い音)

 廊下の向こうでは、トラブルウィッチが楽しそうに話している。

「次はポップコーン能力も見せます!」

 盛り上がっている。

「完全に流れ来てるな」

 ミニ私は真顔で言った。

「このままだと“背景組”になる」

 鎧さんはゆっくりと拳を握った。

 ガシャン。

 やる気の音だ。

「何する?」

 ミニ私は期待した。

 鎧さんは少し考え――

 壁に貼ってあった紙を指差した。

『イベントスタッフ募集中』

「裏方!?」

 鎧さんはこくりとうなずく。

「いやいや、もっとこう……目立つ方向で行こうよ!」

 ミニ私は慌てた。

「たとえば必殺技とか!」

 鎧さんは少し考え、

ゆっくり口を開いた。

「……ピッ」

「それもうやった!」

 静かな廊下に、ミニ私のツッコミが響いた。

 こうして、鎧さんとミニ私は――

出番を増やす作戦を考える側になったのだった。

裏方も偉大

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ