拷問器具の素晴らしさを伝えたい!! 番外編
今回はワタシも出ます
夜の展示室。
私はミニウィッチと鎧さんと一緒に、イベントの準備をしていた。
そのとき、来館者の会話が聞こえてきた。
「この展示、けっこう分かりやすいけどさ」
「なんか、メジャーなやつやってなくない?」
私は思わず反応した。
(たしかに)
夜になり動けるようになると、私はすぐにミニウィッチに聞いた。
「ねえ、メジャーなやつって何?」
ミニウィッチは少し困った顔をした。
「それはですね……」
鎧さんが小さく言う。
「作者の都合」
急にメタ発言。
その瞬間、展示室の奥に小さな扉が現れた。
プレートにはこう書かれている。
作者控室
私はそっと扉を開けた。
中には、机とノート、そして一人の人物。
「どうも」
落ち着いた声だった。
プレートを見る。
作者:墨染
いた。
私はすぐ聞いた。
「メジャーなやつ、なんでやらないんですか?」
墨染さんはペンをくるくる回しながら答えた。
「分かりやすさと安全さを優先してます」
なるほど。
「あと、ギャグとバランス取るの難しいんですよ」
めちゃくちゃ現実的だった。
ミニウィッチも聞く。
「じゃあ今後は出ますか?」
墨染さんは少し考えてから言った。
「“歴史の説明としてやさしく”なら出ます」
ちゃんとしている。
そのとき、私のプレートが光った。
番外編出演ボーナス +1
そんなのあるの?
鎧さんが静かに言う。
「作者出ると、だいたい設定増えるよ」
やめて。
これ以上増えなくていい。
墨染さんは最後に言った。
「人気が続いたら、次は“展示の裏側編”ですね」
私は思った。
――まだ続くんだ。
ペン回しできないけどもってやったぜ




