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天凪祓  作者: ZoRvATH


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技能実習生

第1部 第2章 第13話 『技能実習生』


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


僕は16歳辺りからお喋りな人間にジョブチェンジしていたので、1年生の時には居なかった留学生と話していた。


ホテル科の方は合同授業が減ったので、わざわざ話そうと思うほどではなかった。


留学生の内訳は、30人くらいのベトナム人と、2人のネパール人と、1人のミャンマー人である。


東南アジアやアフリカの人とはほとんど話したことがなく、ベトナム人も初めてだ。


結論から言うと、ベトナム人に関しては1年付き合ってみて、最初はよかったのだが、だんだん本性を現して、1年後にはまるで『工作員もどき』にしか見えなくなっていた。


というのも、最初は物凄く下手に出ているのだが、途中から政治的な主張をしてくるようになった。


簡潔に言うと、『日本はアメリカに負けた。ベトナムはアメリカに勝った。だからベトナムは日本よりも偉い』。そのような感じで、それは(彼らの話ぶりでは)ベトナムに共通しているらしい。


要するに、僕には内心日本人を見下しているように見えたのだ。


――僕の個人的な印象では、僕が出会った範囲の一部のベトナム人は、僕にとって受け入れがたく、かなり嫌な印象が残った。


さすが80年間もフランスに植民地支配されていた国である。


豆知識だが、ベトナム語は元々、漢字(や漢字由来の文字)を使っていた。ただ、フランスの植民地になってからはローマ字表記するようになった。


ベトナム語を読む難易度を跳ね上げているのは、これが大きい。個人的には独立したのだから漢字に戻せばいいのに、とも思うが、第三次インドシナ戦争に続く中越戦争などで、中華人民共和国に対してはかなりの反感があるので、それはしないのであろう。


中韓は、2013年ごろに中華人民共和国人50人くらい、韓国人30人くらいと話していたのだが、韓国人は自分を誇張してみせる、所謂『大言壮語』な人物が多すぎて僕の肌には合わず。


中華人民共和国は、共産党の息子から、孫から、一般人まで色々いて、2013年当初、親日だった彼らは『自衛隊が中華人民共和国を攻めるって教育で習うけど、そんな魂胆も兵力もない。自衛隊は明らかに防衛戦力だ』と、言っていた。だが2018年には、僕が当時接点のあった範囲では『北海道と沖縄は中国の領土だ。日本人はアイヌを虐殺して、第二次世界大戦でも琉球民族を日本人は虐殺した。』と強く主張する人が増え、僕は「この手の話は信用できない」と強く思うようになった。


アイヌに関しては様々ないざこざがあったが、『虐殺』と断定するかは議論がある話だ。それに100年以上も前の話であり、それを現代の価値観だけで語ることの方がおかしい。


日本軍が琉球民族を虐殺?では、天一号作戦はなんだったのか?戦艦大和や聯合艦隊生き残りは何のために特攻したのか?


現代において現在進行形で、『新疆ウイグル・チベット・内モンゴル・寧夏回族・広西チワン族』と、5つも実効支配しているではないか。


ロシアのクリミア、百年前のアメリカのハワイ併合などよりも、遥かにタチが悪い。


現地人を奴隷化している分、日ロの北方領土問題よりも酷い。


韓国の竹島実効支配も、人が実質住んでいない島というだけで、これらと同じである。


ついでに言えば、中華民国(台湾)も、あまりイメージはない。やたらと『親日』と紹介されるが、それこそ100年前に日本が戦争していた主力は中国共産党ではなく中華民国であり、尖閣諸島の領有権主張もしている。


実際、日韓に比べれば露骨な反日教育がない分、日本に対する政治感情が小さい人が多いだけで=親日というわけではない。と個人的には思う。


大分話がそれてしまったが、ミャンマーとネパールは人が少なさすぎて、民族性までは分からなかったが、僕が話した三人は悪い人達でも、変な政治観を持っている感じでもなかった。――


ある時、講師の一人がベトナム人に対し「あなた達の国は共産主義&独裁国家だから、あなた達は自分達では気づいていないかもしれないけど、情報統制されているのよ。」と、冷戦時代のアメリカのプロパガンダのような事を言う人物がいたが、それは違うと思った。


日本だって『報道しない自由』とか言って、しっかりと情報統制されている。ロシアや中国のようにあからさまに逮捕されることはないが、不思議とスポンサーが離れたり、会社が倒産したり、最悪不慮の事故が起こったりするのだ。


ちなみに、その講師は「右翼とは街宣カーのことだ」と言う、お前日教組だろ、というような人物だった。


専門学校での出来事は、軽いが頭にくることが1つあった。


観光の学校なので日帰り旅行を企画して年に一度行くのだが、僕は面接が重なり行けなかった。2週間ほど前に伝え、返金があると言われたのにもかかわらず、後から「返金しない」と意見が変わり、結局返金されなかった。


運営資金の足しにされたのか、はたまた横領されたのか。


そんな学校だ。翌年ぐらいに潰れた。まともな職員は一気に辞めていた。当たり前だろう。


――ここまでの話でこの自叙伝が何を目的としているか、読者の皆様は見失いつつあると思うので、もう一度言っておこうと思う。


この自叙伝は、僕の楽しい人生譚ではなく、冒頭の日本を根っこから変えるような思想がどうやって芽生えたのか?という話である。


だいぶ、今の2025年の僕に近づいてきている。――


奇怪な人間関係もさることながら、就職活動をした。


≪実力社会に移行しているなんて言ったやつは出てこい。≫


説明会ではほとんどが『4大卒以上』である。それ以下はチャンスすらもらえないのだ。


ただ、大手ですら赤字の旅行業界は、4大卒でもこのご時世に『個人宅への外回り営業』という説明をしていて、絶句した。


一応旅行会社に内定はもらったが、この年は2020年……。


そう。新型コロナウイルスが蔓延した年だ。内定していた会社に対して大きな危機感を感じた。2月ごろに焦って探すも、まともな所など残っているわけもなく。


面接練習を兼ねて受けていたタクシー系の会社へ行くことになった。


まさかの東京へ行くことになった。『上京』なんて古臭いことは言わない。


東京に憧れも特になかった。


ただ就職先の所在地が東京なだけだ。


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


次回!第1部 第3章 第14話

『社会人生活の始まり』 DON'T MISS IT!!!

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