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第2話 何事だよこれ!どうなってんだよ!

少しずつ上手くなっていけたらと思うので、コメントやアドバイスお待ちしてます

―作戦遂行、完了…

 撤退します。 本部へ連絡。

 作戦γは完了しました―





よっし!やっと起きれた!

って言ってもこの体じゃ動くに

動けないんだけどな…

いやいやネガティブなことを

考えるのはやめよう。

とりあえず今日はどうにか体を

動かせないか考えよう。

一生このままなんて

気が狂いそうだからな!


そう思って俺は、 まず自分の体を再確認することにした。

意識的に自分の体の内部を

確認していると、

自分の中央部に何か光る物体のような

ものを感じた。

よく調べてみたら

どうやら魔力とかスキルとかが

確認できるらしい。

もしかしたらスキルとかで

人型になれるかも!

良かった、一生このままかと思ったぜ…


さてさて?えーっと、

俺のステータスは…


【種族:魔樹(レトリア種)】

 【個体名 なし】

魔力量 276/500


スキル 種子・果実生成

    魔力感知

    読破眼

※魔樹はスキル【種子・果実生成】

が進化すると自身も進化できます。



…らしい。

まだ人型には慣れそうにないな…

それで?

とりあえずは進化を

目指してみればいいのか?

進化条件にはスキルの進化とある。

ならこういうのはスキル使いまくれば

いいと相場は決まってるからスキル使いまくるか!


ーどうやらこの【種子・果実生成】は

時間がかかるスキルのようで、まず俺の魔力を消費し、

葉脈にエネルギーを供給。

そして十分に溜まったら

次は果実を生成し、果実内部で

種子が熟したら

俺の身体の根に当たる部分に吸収される…という仕組みのようだった。


吸収された種子は俺の内部で保管でき、

種子を使用することで増殖できるほか、

ある程度成長したそれらは、分身として使用でき、また

魔力不足になりそうなとき砕くことで

瞬時回復ができるらしい。


このスキル中々強くね?と思ったら

クールタイムが72時間あるらしかった。

そりゃそうだ。植物だもんね、

自然法則に従わなきゃ。

まあ3日もありえん速さだけど…



俺はスキルを使用し、待つ間にに外へ意識を向けてみた。

あの嫌な風がどうにも気になって仕方なかった。

周りは一体どうなっているのか、確認したかった。



環境は…




崩壊していた。

いや、どういうことだよ!

おかしいだろ!

落ち着いてみても、

状況が飲み込めない。

俺が転生したとき、

ここは周り一面森だった。

しかし今はどうだ?

雑草一本生えてない。

まるで砂漠だ。

やはり俺が意識を失ったあれが原因か?

だとしたらなぜ俺は無事なんだ?

いったい意識を失った間に何があった?


いやそもそも、



ー俺はどれだけ気を失っていた?



かすかに覚えがある。

ほとんどの植物は冬や乾季が

来る前に、成長を止める期間があると。

それは環境に応じて変化するとも。


まさか、あのときの風で俺は休眠し

助かり、

俺以外死滅したというのか?


一体なぜ…いやそもそもあれは…

いや、考えてもわからん。

俺はまだこの世界に来て少なくとも

俺の認識上1週間も経っていないし、

誰からも話を聞けていない。

そんな情報がない中で考えても

空回りするだけだ。

時間の話なんかは、動けるように

なったら街へ行って

確認すればいいだろう。


とりあえず、他のことを考える前に

進化することを考えよう。

大体スキルを何回使えばよいのやら…



そうして俺はスキルを使っては

待ち時間に魔力感知を鍛え、

隙をつかい…というのを繰り返した。

いつの間にか鳥が俺の葉に

巣をつくっていたりもした。

そしてその鳥のひなが5回巣立ち、

六回目の子育てが始まる頃、

俺の脳内に


【魔樹(レトリア種)の

      進化条件を達成。】

【進化を開始します。身体を再構築しま

 す…】

という声が鳴り響いた。


それは俺の内部で種子が

5万個を超える頃だった。

読んでいただき、ありがとうございました

できればフォローして次を待っていただけると非常に作者は嬉しいです

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