表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/20

⑴『亡き資料からの、船の水没』

⑴『亡き資料からの、船の水没』



たった今の俺は、一頻り、ただの飴をくわえては、天井を厭う厭世家になっていたとして、実際のところ、本質的な資料など何も持っていない、無創造者ではある。しかし、脳裏を掠める、言語があるのだから、一応は、亡き資料から、資料を創り出していると言っていい。



言葉は、現実には、無頓着である。云わば、意思疎通だけのための言葉なら、有るだけ有ったほうが良い、くらいの、現世体勢ではある。なめらかな、言葉の動きよりも、ただの伝達作用しか持たないなら、いつかの俺は、絶望していただろう。



つまり、ここに、一つの船があるとして、その船の乗組員が俺一人だとして、どこへ行こうと、構わないのであるが、それでも生きる指標を探しては、大昔の、出来事などを思い出しては、絵を眺め、船の水没を避けるのである、と言えるのである。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ