琴羽が積極的に
「おはよう!! 空くん。」
僕は教室に入り自分の席に座った途端、琴羽が僕の元にやって来て胸を腕に押しつけてきた。
「こ、琴羽っ!! 」
「どうしたの? 空くん 」
「胸、胸が...」
「気にしない。気にしない。」
琴羽は僕の腕に胸を押し付けてグリグリする。神無月と同じぐらい大きくて柔らかい胸が腕を包みむにむにして中々気持ち良い。
神無月の胸ばかり気になって気付かなかったが琴羽も中々いい胸を持っていると思った。
「私の胸どうかな? 」
「わ、悪くないと思います。」
僕はなぜか敬語になっていた。
「もっと味わいたいよね? 」
琴羽は制服に手をかけてボタンを一つ一つ外していく。白い肌がチラ見せする。俺は生唾を飲み込みその光景に見惚れてしまっていた。
しかしそれにしても今日の琴羽はいつもと違う気がしていた。
ここまで積極的な琴羽は見たことがなかった。
やっていることが神無月に非常に近いのだ。
「なぁ、琴羽何かいつもと違うね。」
「そうかな? 私は普段と同じつもりだよ。何も変わらない普段の私だけど? 」
制服のボタンを全開にした琴羽はピンク色のブラを俺に見せつける。
キュートなブラは琴羽に似合っていて可愛い。
琴羽はブラを掴み何度も引っ張る。それに釣られておっぱいもぷるっぷるっと小刻みに揺れる。
「すごい...」
「私、神無月さんに負けてないよね? 」
「うん。」
積極的な琴羽は非常にエロい。しかし、普段の琴羽を知っているから違和感満載だ。個人的には普段の琴羽の方が好きだ。
「琴羽。何で急に変わったの? 」
「....だって..私も神無月さんに負けたくなかったから。空くんは神無月さんの胸が当たる時ニタニタしてるから...空くんがおっぱい好きって分かったから...私も負けられないなって。神無月さんに負けたくないよ。」
「琴羽。僕は確かにおっぱいが好きだ。男だから。でも、琴羽にはいつもの琴羽で居て欲しいって思う。」
僕は自分の心の中で思っていたことを全て琴羽に打ち明けた。
「そうなんだ。空くんは普段の私の方が好きなんだ....そっか。」
琴羽はシャツを全開にして堂々と見せつけていたブラを隠すようにボタンをつける。
「私...神無月さんに負けないから。空くんの彼女になるのは私だから。」
ボタンをつけ終えた琴羽は自分の席に戻る。先程まで二人だけだった教室は生徒も登校してきて賑やかになっていた。
琴羽と神無月の両方から告白されて数日...どちらか選ぶのがいつになるかまだ分からない。しかしあまり長い間待たせるのは良くないことは分かっている。僕はもっと琴羽と神無月と関わらなければならないと思い始めていた。
「ねぇ空。」
一人真剣に考え込んでいた僕の元に神無月が後ろから声をかけてきた。
「何? 」
「今日さ放課後海に行こうよ。あーしの水着姿見せてあげるからさっ 」
僕は神無月の突然の誘いに驚いたが即答した。
理由はもちろん神無月の水着という言葉に釣られたからだ。我ながら情けないが。