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チートスKILL ~中途半端な転生者~  作者: 奥 悠人
4章 冒険しても いいかも?
48/48

俺はスケベでパンティみる

 宿を出発したのは八時ごろ。ベラさんが準備してくれた朝食を食べてすぐの出発だった。向かっている先は、もちろんG遺跡。そこにしか生えていない薬草を採取する依頼を受けたからだ。


 さて、その遺跡についてだけど、昨日村に着くまでにフローシアから聞けたことは、遺跡が山の上にあって村から歩いて四時間くらいかかるということだけだった。

 でも仕方がないよ。だって昨日のフローシアはパンツを見られてピリピリしていたから話しかけづらかったし。

 だけど、もう大丈夫なはず。なぜならパンツの件はもう怒っていないみたいだし、今朝の風呂場でのことについても誤解は解けているからだ。


 そういうわけで、俺は隣を歩いているフローシアに話しかけた。


「あのー、お尋ねなんですが、いま向かっている遺跡には行かれたことがあるんですよね?」


 俺がそう尋ねると、フローシアは立ち止まらずに正面を向いたまま口を開く。


「そりゃね」


 期待どおりの答え。

 道に迷う可能性がないとは言い切れないから、そうでないと困る。


「じゃあ、今まで何回くらい行かれているんですか?」


 一回だけじゃ、ちょっと不安だ。なるべく二、三回は行っていてほしい――なんて思っていたら、フローシアがとんでもないことを言い出す。


「そんなの、いちいち数えちゃいないよ。だって何百回も行っているんだからさ」


「えっ!? そんなに!?」


 予想外の答えだ。

 でも、いくらなんでも多すぎないか? 多くても、十回くらいと思っていたんだけど俺。


「なんだい、文句があるってのかい?」


 いつの間にかフローシアが立ち止まり、ムスッとした顔で俺を見ていた。

 明らかに不機嫌とわかるその表情は、俺の驚き様を見たからだろう。


 こりゃマズい。早く誤解を解かないと。


「いやいやいや、単に驚いただけじゃないですか! それに勘違いしないでください。何百回も行ったと聞いて、心強く思っているんですから!」


「ふんっ、そうかい。ならいいんだよ」


 フローシアはそれだけ言うと、再び歩き出した。


 あーよかった、わかってくれて。またギスギスした雰囲気に戻ったら、どうしようかと思ったよ。

 俺はホッと胸をなでおろした。


 そうしている間にも、少しずつフローシアとの距離が離れていく。

 俺はあわててフローシアのあとを小走りに追い、横に並んでから話しかけた。


「……えっと、それで何百回も行かれたということは、やっぱり今回みたいに初心者冒険者の付き添いだったんですか?」


 フローシアが首を横に振る。


「いいや、付き添いをするのはアンタが初めてだよ」


 ちょっと意外。


「あれっ? それじゃ何か別の依頼で?」


 そう尋ねると、子供でもわかるくらいフローシアの表情が曇った。


「違うよ。ちょっとばかり事情があってね、昔はよく行っていたのさ」


 すごく曖昧説明。


 答えとしては不十分だったが、俺は少し考えたあとに「なるほど、そうでしたか」と、納得したかのような言葉を返した。

 なぜ、そんなことを? と思われるかもしれないが、これ以上は聞いてほしくないオーラを出されたらねぇ……。


 そんなわけで俺は、やぶ蛇をつつく前に話題を変えることにした。


「ところでフローシアさん、遺跡に行くのって初めてなんですよ、私」


「ふーん。それって、転生する前を含めてかい?」


「ええ、そうです。だから実は行くのが楽しみだったりします」


 フローシアが不思議そうな顔で俺を見る。


「G遺跡に行くのが楽しみだって?」


「はい。ペルーのマチュピチュ遺跡――あっ、私の前にいた世界の遺跡なんですけど、すごい絶景スポットらしいんですよ。だからG遺跡もそんな感じかもしれないと思って、楽しみにしているんです!」


 それを聞いて呆れた表情をするフローシア。ややあって彼女は「はぁ」とため息をついた。


「あのね、期待に目を輝かせているところ悪いんだけど、あそこは山の上とは言っても、絶景とよべるような場所じゃないよ」


「えっ!? なんで言っちゃうんですか! すごく期待していたのに!」


 こういうのってネタバレと同じで、マナー違反じゃないのか?

 そう思って、ちょっとだけ腹を立てていると、フローシアが悪びれる様子もなく言う。


「別にそれくらい、いいじゃないかい。どうせ、すぐわかることなんだからさ」


 ムカッ! そこは普通、ウソでも謝罪するだろ?


 俺は強気に出る。


「そういう話じゃありません。楽しみにしていたのにバラされたんですよ? 謝ってください!」


 もし謝らなかったら、訴えてやる――良心に!

 もちろん言い負かす自信はある。しかし、一度訴えてしまうと謝って済むような問題ではなくなってしまう。なぜなら、これは裁判官のいない裁判と同じ。勝った場合に慰謝料をもらうのは当然の権利だからだ。

 まあ、もっとも慰謝料の支払いで揉めるだろうけど………ん? ちょっと待てよ。むしろ慰謝料で揉めたほうがいいのでは?


 ――おっぱいを。


 だって、俺から失われたのは胸のワクワクなんだから、胸でパフパフして返すのがスジってもんじゃないのか?


 俺が真剣にそう思っていたら、「はいはい、そりゃ悪かったね」と言って謝るフローシアの声が聞こえてきた。


 うーん、まったく誠意が感じらない。

 でも一応は謝ってくれたわけだし、悪気はなかったと思うんだよなぁ……。


「もー、今回だけですよ、和解に応じるのは」


 俺はため息まじりに言った。


「あれっ? あれだけ怒っていたわりには、やけにあっさり許してくれるんだね」


「そりゃ、まだとっておきの楽しみ方を知っていますからね」


 その言葉にフローシアが「ふーん、そうかい」と興味なさそうに答えた。

 でも俺にはわかる。実はフローシアが興味ない振りをしているということに。


「ふっふっふっ、どんな楽しみ方か知りたいですか?」


「いや、ぜんぜん」


 俺はガクッとズッコケる。


「もー! こうなったら、是が非でも聞いてもらいます!」


「えーっ……」と言って嫌そうな顔をするフローシアの言葉を聞き流し、俺は問答無用で言う。


「その楽しみ方とはですね、遺跡を見ながら古代ロマンに思いをせることです。とある考古学者の方が言っていました。それこそが遺跡本来の楽しみ方であり、醍醐味だいごみだと」


 その話を聞いてフローシアがクスッと笑う。


「あー、無理無理。あの場所でロマンを感じるなんて、できっこないって」


「フッ、こりゃまた、ご冗談を。私にとっては初めての遺跡ですよ? たとえ、どんなにショボい遺跡であったとしてもロマンを感じてみせますよ!」


「うーん、そうは言うけど、あの場所って遺跡とは名ばかりで、なんも遺跡なんか残っちゃいないよ?」


「!?」


 それを聞いて、ショックで立ち止まる俺。

 やり場のない気持ちが短歌うたとして口に出る。


醍醐味だいごみが たったひと言 ゴミになる ロマンないので ツマンないよね」


 なぜ短歌うたを詠んだのか? それは心情を吐露すれば、苦痛を緩和させられると思ったからだ。

 でも、そんな効果はなかった。いや、むしろ悪化したと言っていい。

 それゆえ、俺は頭を抱えて叫んでしまう。


「そんなの詐欺だぁぁぁぁぁぁぁーーっ!!」


 まさか俺がロマンスならぬロマン詐欺に引っかかるなんて……。


 するとフローシアが立ち止まり、俺がいるほうに顔を向ける。

 さすがに気の毒だと思われたか? なんて考えていると、フローシアは口に手を当てながら「プッ、ご愁傷様」とニヤニヤ笑って言った。


 俺は頭にくる。


「もう、なんで人の楽しみを奪うようなことを言ったんですか! たとえ遺跡がなかったとしても、自分の目で知りたかったんですよ!」


 フローシアはすでに進行方向に向かって歩き出している。なので歩きながら顔を上に向けて「アハハ」と笑い出したのだが、急に何かを思い出したように「あっ」と言って立ち止まると、後ろを振り返った。


「そういえばアンタ、組長からG遺跡がゴブリンに関係する場所だってこと、聞いちゃいないのかい?」


「ん? ちゃんと聞いていますけど?」


「ということは、もしゴブリンの遺跡が残っていたとしたら、それでもよかったってわけかい……」


「ええ、そうですよ」


 なんでそんな当たり前のことを聞いてくるんだ? こっちは怒っているんだぞ。

 そう思っていると、フローシアがポツリとつぶやく。


「やっぱり変わってるね、アンタ」


 えっ!? まさかそのセリフは……。

 俺はそのセリフの持つ本当の意味に心当たりがあった。ゆえに、わかる。俺がフローシアに好意を寄せられているということが。

 だって本に書いてあった。異性から言われる「変わってるね」は誉め言葉で、個性的とか、ユニーク、ミステリアスみたいな意味で捉えていいと。


 ――あっ、だからか。さっきまでのフローシアの言動は、好きな人につい意地悪したくなるっていうアレだったんだ。


 俺の怒りがスッと消えていく。


 正直言って、悪い気はしない。誰だって異性に好意を寄せられたら、そう思うはずだ。


 俺は照れくさくなって少し顔を下に向け、手の甲で口元を隠した。


「そんな、変わっているだなんて……いきなりそんなこと言われると、照れちゃいますよ」


 まるでイケメンが照れているような仕草をする俺。


 一方のフローシアはポカーンとした表情で俺を見ている。

 たが、すぐにハッとした表情をして、あわてて右手を左右に動かした。


「いやいや、褒めてない、褒めてない。変人だって言ってんだよ!」


「なぜに!?」


 ガーンとショックを受ける俺だった。


 結局このあと、俺は遺跡の話を蒸し返えさなかった。多少の不満はあるけど、もう水に流そうと思う。

 そういうわけで、俺は話題を思いついてはフローシアに話しかけた。

 最初は、仲良くなって損はないという打算から始めた会話。

 しかし会話を重ねるうちに、いつの間にかそんなことは、どうでもよくなってしまっていた。




 宿を出発して、一時間くらいが経ったと思う。

 あのスマホみたいな冒険者手帳に時計機能はついていないようなので、正確な時間を知るすべはない。けれど、そんなには違っていないはずだ。


 現在の状況だけど、山に入ってしばらく経ったところだ。

 で、先頭を歩くのはフローシア。その五、六メートルくらい後ろを俺が歩く。

 その話だけ聞くとフローシアと俺が並んで歩いていない理由を、俺が疲れて歩くスピードが遅くなったからだと考えてしまうはずだ。

 でも、そうじゃない。実は意図的に歩くスピードを抑えているからだったりする。


 では、なぜそうしているのか。

 話すネタが尽き、フローシアと並んで歩く必要がなくなったというのもあるけど、一番の理由は体力温存のためだ。山は恐ろしい場所と聞くし、何があってもいいようにと思ってね。


 しかし、心配しすぎたかな?


 険しい山道を歩くと思っていたんだけど、まさかこんなにも歩きやすい道だったなんて……。いやホント、誰かにハイキングコースだと言われたら信じてしまいそうなんだけど。

 これってやっぱり、低ランクの依頼だからなんだろうか?

 そう思っていると、だんだんと俺の口元に不敵な笑みが浮かんでいく。


「クックックッ。そういえばFランクよりも七つ下――Mランクの依頼なんだから、学校の遠足、いや子供のおつかいレベルでもおかしくないんだった。となると、もしかして『はじめてのいらい。みならい冒険者の大冒険』みたいなタイトルの番組撮影が行われているのかも? なんちゃって、プププッ」


 最高にハッピーな気分だ。

 こりゃもう、依頼を終わらせたも同然だね。


 それから少し歩く。

 すると、まるで先ほどの発言をあざ笑うかのように風景が一変する。

 なんと傾斜の緩かった道が、急にきつくなったのだ。しかも辺り一面、うっそうと木々が生い茂っており、おまけに岩がゴロゴロ転がっていることもあって、どこが道なのかわからなくなっていた。


「あっ、終わった……」


 ハッピーな気分から、一気にどん底へ。


 たぶん頻繁に休憩しないと、絶対途中で動けなくなるな。

 だって俺は二人分の荷物を異空間に収納している。フローシアには教えてないけど、その重さを感じなくなるわけじゃないから約十キロの重しを持っているのと同じなわけで、俺だけ荷物を持った登山になるといっても過言じゃないし。


「こりゃ、またギスギスした雰囲気に逆戻りだな……」


 俺はガックリしてうなだれると、思わず大きなため息をついた。


 ――と同時に、前方からフローシアの声。


「ここから先、ちょっと初心者にはキツイだろうね。だからちょっとでも疲れたときは、すぐに言いな。休憩を入れるからさ」


 まさに天の助け。どうやら俺を気遣ってくれているみたいだ。


「あっ、助かります!」


 俺は嬉しくなり、地面に向いていた顔を上げて笑顔で答えた。

 そのときである。神々しい光が、俺の瞳に飛び込んできたのは。


 まばゆいばかりの白。それを見てしまった俺は、まるでメデューサの瞳を見てしまったかのように、笑顔のまま固まってしまう。

 

 ――数秒後。


 ふと我に返った俺は、あわてて横を向いて口に手を当てた。


「ヤバい、パンツが見えてる……」


 そう、俺が見たものとはフローシアが履いている真っ白なパンツだった。

 なぜフローシアのパンツが見えるのか? 

 理由は単純。フローシアのマントのたけが短すぎるからだ。おそらく、ひざ上二十センチくらいまでしかないと思う。

 それでもフローシアが着ている鎧が普通の物であれば、特に問題にならなかったはずだ。ところが、フローシアの鎧には後ろ半分がない。しかも、鎧の下に身に着けているのは下着だけときている。それを見えないようにマントで隠しているようだが、ミニスカートと同じくらいしかないマントのたけでは、後ろから見上げられると効果を発揮しないというわけだ。


 で、問題はこの状況にフローシアが気づいているかどうかなんだけど……。


 俺はフローシアの様子を探るために、おそるおそる顔を正面に向けた。すると目に入ってきたのは、前を向いたまま坂を登るフローシアの姿。

 それを見て俺は確信する。フローシアが何も気づいていないことに。


 思わず小さくガッツポーズ。そして、あわててフローシアの後ろを追いかける。


 その途中の出来事。視界の端に、たまにチラッと見えるパンツが気になる俺。しかし邪な気持ちを抑え込み、なんとかパンツを見ないようにして、しばらく進み続けた。


「ふぅ、もう少しだ……」


 フローシアのパンツが見えるので顔を大きく上げられないが、気配から察するに彼女がいる場所まで五メートルくらいの距離といったところだろう。


 ただ、少し疲れた。やはり十キロの荷物の重さが効いているみたいだ。

 そう思いながら、なんの気なしに顔を上に向けて、額の汗をぬぐった。


「!!」


 驚きのあまり声が出そうになる――が、なんとか耐えた。

 いったい何が起こったのか? みえみえだって? 

 そう、俺のいる場所からフローシアのパンツが見え見え――いや丸見えだったのだ。


 俺は「ヤバっ」とつぶやいて、すぐに下を向く――が、自分の意思に反して顔が徐々に上がっていく。

 そして気づいたときには、俺はパンツに釘づけになっていた。


「フッ、これも男のさがか……」


 まるでゲームのセリフみたいな言い訳。だけど、なんだかすごく男らしい気がする。

 で結局、俺は本能に従ってパンツを見ながら山を登ることにしたのだった。




 そして、三十分ほど時間が経過。


 まだ険しい山道が続いている。たが俺はフローシアに遅れずついていけていた。

 すべて順調――かと思いきや、ふと体の異変に気づいた。


「おかしい。こんなにきつい坂を登っているのに、まったく体が疲れない――というよりも、元気になっていく気がする……」


 俺は理由を考える。

 すると、一つだけ思い当たることがあった。


 ――まさかこれ、パンツを見ているせいなんじゃ!?


 もしそうだとすると、女性のパンツにはエナジードリンクなんて目じゃないくらい、すさまじい疲労回復効果があるってことになるが……。

 いや、あり得ない話じゃない。だってパンツがチラッと見えただけで、俺のドブ川みたいな心は清められているんだ。なら、それをずっと見続けたとしたら――。


 俺の喉がゴクリと音を立てる。


「やっべ、()()()の大発見かも……」


 つい思ったことを、そのまま口にしてしまう俺。

だが、言った瞬間に気づく。百年単位という意味で口にした言葉が、今の状況だと卑猥な意味に捉えられかねないということに。


 うわっ、何を言っているんだ、俺。もしフローシアに聞かれていたら、パンツをまじまじと見ていたことがバレていたかもしれないんだぞ。そしたら二度と口をきいてくれない……いや、命の危機になっていたはずだ。


 俺は自分の両頬を左右の手でピシャリと叩く。


 やっぱり、このままじゃダメだ。いつバレてもおかしくないんだから、どうにかしないと。

 ただ、心の中でダメとわかっていても、目が自然とパンツを追いかけてしまうんだよなぁ……。


 もう、いっそのことフローシアに「パンツが見えていますよ」と伝えてしまうか?

 いや、それはないな。フローシアが恥ずかしさをごまかそうと逆ギレし、俺が怒られる可能性が高い。そんなの割に合わないし。


 そのとき、突然ひらめく。


「そうだ、この方法なら……」


 もう、これしかない。

 そう思った俺は両手のこぶしをグッと握る。


「ちょっと待ってくださぁぁぁい!!」


 いろいろ考えているうちにフローシアとの距離がかなり離れてしまっていたので、俺は腹に力を入れて叫んだ。

 すると前方にいるフローシアが体を一瞬ビクッとさせ、鬼の形相で後ろを振り返る。


「なんだい、いきなり大声出して! ビックリするじゃないかい!」


 あちゃー、怒られてしまった。


「すみません。至急お伝えしないといけないことがありまして」


 それを聞いて察した表情をするフローシア。


「あー、花が摘みたいのなら、さっさと行ってきな。ここで待っていてやるよ」


 どうやらトイレに行きたいと勘違いされちゃったみたいだ。


「あのー、トイレじゃないんですが……」


 フローシアの顔が、みるみる赤くなる。


「こらーっ! せっかく人が言葉を選んで言ってやってるのに、台無しにするんじゃない!」


 そう言うとフローシアはコホンと咳払いをしてから、再び口を開く。


「それで、いったいどんな用件だい?」


「あのー、実はお願いがありまして……」


「お願い?」


「はい、私に先頭を歩かせてもらえないでしょうか?」


 まさに名案。仮にフローシアが自分でパンツが見えているということに気づいたとしても、俺が後ろにいなければセーフというわけだ。

 俺天才。これなら誰も傷つかない!


 フローシアがあきれた顔をする。


「はあ? 道を知らないくせに、なんでアンタが先頭を歩く必要があるんだい。理由を言ってみな」


 あっ、しまった。理由を考えていなかった。


「えーと、えーと、それはですね……」


 俺はフローシアのほうに向かって歩きながら、必死にウソの理由を考える。タイムリミットは、二十メートル先にいるフローシアのところに着くまでなので、あまり時間はなかった。


 あー、くそー、パンツを見ても怒られなければ、こんな苦労しなくて済むのに。まあ、そんな方法なんて、あるわけが…………いや、一つだけある。しかし、今となっては無理だ。俺はすでに選んでしまっていて、もう道になることはできない。


 ――さて、ここでいう“道”とは何か?


 誰もが疑問に思うだろうが、たぶん俺にしかわからないと思う。なぜなら転生先として最初から用意されている、カスタマイズができない“既成キャラ”のことを言っているだからだ。


 その“道”というキャラの存在を知ったのは、俺が死んで目覚めた場所――真っ白で何もない場所だった。そこは転生先を決める場所で、目の前に現れた半透明のウィンドウ画面で既成キャラの一覧を見ることができるようになっていた。 “道”があったのが、その一覧の中である。


 見つけたのは偶然だ。いろんなキャラに目を通しているときに、たまたまウィンドウ画面のタッチ操作を間違えて、不人気キャラのほうのランキングを見てしまったからなんで。それで不人気ランキング一位の“道”というキャラが目に入り、「道ってなんだ?」と不思議に思って、つい画面をタッチしたのが知るキッカケである。

 そして画面がキャラ詳細に切り替わり、“道”というキャラが、まんま道路であると知ったのだ。


 俺はそれを見て唖然とした。完全にネタキャラだと。そして驚愕する。レビューが一件あって、実際転生した人がいるという事実に。

 その評価はというと、五つ星で最高評価。レビューには「のぞき目的で転生しましたが、誰にも知られることなく、合法的にスカートの中をのぞけて最高です!」みたいなことが書かれていたのを覚えている。


 それを読んだとき、俺は思わず吹き出してしまった。当然だ。生命体でもなんでもない“道”が転生先として用意されているだけでも笑えるのに、まさかパンツ目当てに選ぶやつがいるなんて……。

 なので、あのときの俺にはパンツのために転生したヤツの気持ちなんて少しも理解できなかった。

 でも、今ならわかる。そして、この状況なら願ってしまうかもしれない。


 道になりたい……と。


「んっ? それって、どういう意味だい?」


 突然、目の前からフローシアの声。


 どうやら考えごとをしているうちに、フローシアのそばまでたどり着いてしまっていたようだ。

 俺は意味不明なことを尋ねられたので、思わず聞き返す。


「へっ? なんのことですか?」


「そりゃもちろん先頭を歩きたい理由だよ。さっきボソッと口にした『道になりたい』ってのが理由なんだろ?」


「えっ!? 俺――じゃなくて、私そんなこと言いましたか!?」


「言ったから聞いているんだよ」


 ギャー、頭の中で考えていた言葉が口に出てたあぁぁぁ!

 こうなりゃ仕方がない。イチかバチか適当なことを言って、ごまかすしかない。


「それはえっと、聞き違いですね」


「あれっ? 違ったかい?」


「はい、『道になりたい』とは言っていません。『満ち足りない』と言いましたから」


「満ち足りないだって?」


「そうです。せっかく遺跡に行くのを楽しみにしていたのに、全部バラされたらむなしくもなりますって」


「なんだ、まだ根に持っていたのかい。さっきは悪かったって」


 そう言って素直に謝ったフローシアは、続けて俺に尋ねる。


「それで、それが先頭を歩きたいのと、どうつながるのさ?」


 あっ、やっぱり聞いてきた……。

 まあ、当然気になるよね。でも理由なんてない。全部ウソなんだし。

 こうなったら辻褄つじつまが合いそうなことを言って、はぐらかすしかないか。


「えっと、ショックだった……からとか?」


 それを聞いてフローシアが首を傾げる。


「ますます意味がわからないね。ショックを受けているのなら、おとなしく私の後ろから、ついてきたほうがよくないかい?」


「だから、それじゃダメなんですよ。このまま後ろを歩き続けたら、パン――じゃなかった、遺跡のことばかり考えてしまうんで」


 するとフローシアが、何かをひらめいたように手を叩いた。


「あっ、そういうことかい。要するに、神経を使う先頭を歩いたほうが余計なことを考えないで済む。だから、先頭を歩きたいんだね」


 まさに俺が求めていた理由。


「あっ、いいアイディア! それ、いただきます!」


 その言葉を聞いて、嬉しそうな表情で「うん、うん、そうだろう」と言って頷くフローシア。

 しかし何度か頷いたあと、急に表情が消える。


「……えっ?」


 しまった!

 あわてて言い直す。


「――あっ、いや、そのとおりと言いたかったんです!」


 するとフローシアは「なんだ」と言って、ホッとした表情をした。


 俺はその表情を見逃さない。この機を逃したら終わりだと思い、たたみかける。


「それに先頭を歩くのは、またとないチャンスなんです。大先輩の冒険者の方に、無料ただでずっと後ろから見ていてもらえるんですから」


「なるほどね。冒険者としてやっていけるよう、悪い点があれば指摘してほしいわけかい」


「はい、フローシアさんのような超一流の冒険者を目指していますから!」


 そう言って俺が憧れの視線をフローシアに飛ばすと、彼女は顔を横にそらして腕組みをした。

 フローシアの顔が少し赤くなっている。どうやら照れているようだ。


 フローシアの声がうわずる。


「そ、そうだね、確かにこのままだとガイドを頼んだ登山と一緒。せっかくAランク冒険者が付き添ってるのに、無駄になっちまうね」


「そのとおりです! それに自分の力でどこまでやれるか試してみたいんです!」


 さっきから、心にもないことばかり言っているな、俺……。

 なんか、ちょっと心苦しいぞ。


「それじゃ、私はどうすればいいんだい?」


「はい、私が先頭を歩きますので、ダメな点があれば指摘してください。それとあと、冒険者になるうえで必要なアドバイスなんかも、ぜひお願いします」


「そりゃ構わないけど……いいのかい? 目的地に着くまで、かなり時間がかかっちまうよ?」


「構いません。怒られるよりも、そっちのほうがいいので」


 フローシアが不思議そうな顔をする。


「ん? なんで怒られるんだい?」


 うわっ、ヤバッ。


「あっ、いえ、こっちの話です」


 俺はあわてて取りつくろった。


「……ふーん、まあいいさ。とりあえず私のやることは目的地に着くまでの間、アンタを鍛えることだからね」


 フローシアはそう言うと、右手の握りこぶしを反対の手のひらに打ちつけた。

 辺りにパーンという気合が入る音が鳴り響き、フローシアが笑みを浮かべて言葉を続ける。


「さーて、アンタがいっぱしの冒険者になれるように、ビシバシと訓練してあげようかね!」


 あれっ? なんか話がおかしな方向に進んでないか? アドバイスしてほしいとは言ったけど、鍛えてくれなんてひと言も言ってないはずだが。

 もしかしておだてたから、やる気スイッチが入ってしまったんじゃ……。

 だとしたら、今必要なのは非情停止ボタンだ。「訓練は必要ありません」と言って断らないと。


 さっそく俺はその言葉を口にしようとする――が、すんでのところで飲み込んだ。

 ヒヨったわけじゃない。俺よりも先にフローシアが話し始めてしまったんだから仕方がないよ。

 まあフローシアが話し終えてから言っても遅くないか。

 そう思って俺はフローシアの話に耳を傾ける。


「まず訓練をする前に言っておくことがある。自分の呼び方は『俺』って言いな。普段は『私』じゃなくて、そう言ってるんだろ?」


「えっ、なんで知っているんですか!?」


「そりゃ、わかるよ。たまにポロっと言ってたからね。まあ私が先輩の冒険者だからって気を遣ってたんだろうけど、よそよそしい態度は好きじゃないからやめてもらえないかい?」


 なんだ、毎回言い直していたからバレてないと思っていたんだけど、気づかれていたのか。

 確かに俺はフローシアの言うとおり、相手によって「俺」と「私」を使い分けている。それが俺の処世術だから。

 しかし相手が望むなら、やぶさかではない。


「わかりました。私――いや俺もそのほうが楽でいいですから」


 それを聞いてフローシアが、うんうんと頷く。


「あと私の呼び方だけど、フローシアって呼び捨てにして構わないからね」


「無理です!」


 俺は即答した。


 だって自分を「俺」と言うのとは次元が違いすぎる。

 まあ心の中では、以前敵だったこともあって呼び捨てにしているんだけど……。

 でも、リアルだと恥ずかしくて絶対に無理だ。普通そういうのって、もっと親しい間柄になってからでしょ? とくに相手が異性の場合は。


「そうかい。まあ、気が向いたらで構わないよ」


「はい、わかりました」


 俺は素直に頷いた。

 まあ、そんな機会が訪れることはないだろうけどね。


「じゃあ出発しようか。とりあえず山のてっぺんを目指して、好きなように進んでみな」


 それを聞いて疑問がわく。


「あれっ? 道順は教えてもらえないんですか?」


「何言ってんだい。自分で探索しながら進まなきゃ訓練にならないだろ?」


 いきなり手厳しい。それにやる気満々みたいに見える。おそらく今さら訓練を中止してほしいと言っても、聞いてくれないだろう。


 あちゃー、言うタイミングを逃した。


「……そうですか。そういうことなら仕方ないですね」


 俺は頭をガックリと落として答えた。


「あっ、そうそう。それと途中で来たルートを引き返すのはナシだからね」


 フローシアが俺の後ろに回り込みながらそう告げたので、俺はあわてて体を後ろに向ける。


「えっ!? なんでですか?」


「そりゃアンタが私の前を歩きたいと言ったからだよ。引き返そうとすれば、一時的に私が先頭になっちまうだろ?」


 意・味・が・わ・か・ら・な・い。

 なぜそうなるんだ? 

 でもまあ、頂上を目指せばいいだけの話ではある。時間はかかるかもしれないけど、いつかは着くはずだし。


 俺は大きなため息をついたあと、返事をしようと口を開く。


「わかり――」


「あっ、それと、もうひとつ。頂上までのルートは複数あるけど、断崖絶壁を進むなんてヤバいルートもあるから、気をつけるんだね」


 俺が返事をする前に、フローシアが恐ろしいことを言い出した。


「ええっ! そんなの聞いてませんよ!」


「当たり前だよ、いま言ったんだから。それに冒険者になろうと思ってんなら、これも経験だよ」


「そんなアホな……」


 ショックを受けて、その場に固まる俺。


 するとフローシアが俺の両肩をつかみ、俺の体をクルっと回して前に向けて押し出した。


「さあ、とっとと行くよ」


 こうして訓練が始まったのだった。




 それから一時間くらいが経過。


 当然だけど、先頭を歩くのは俺。そして、その二、三メートル後ろをフローシアが歩く。

 それゆえ何かあると、すぐに後ろから指摘が飛んできた。そして指摘以外にも、足場の悪い道の歩き方や、周囲の気配の探り方など、冒険者としてやっていくための必要な知識も教えてくれた。


 冒険者になるつもりはないが、正直言ってこれらの知識はありがたい。これからこの世界で暮らしていくうえで、役に立ちそうだからね。


 そんな感じで、想像していたよりもいい感じに物事が進む。


 ――うん、このときまでは。


 あっ、勘違いしないでほしい。途中でウ○コがしたくなったときの話をするわけじゃない。そのあと、いい感じゃなくなったって話だ。そう、途中から始まった「逃げる訓練」のせいで。


 その訓練はフローシアの合図で突然始まる。フローシアが俺を追いかけてくるので、俺は五分間捕まらないように逃げないといけなかった。つまり「逃げる訓練」とは、鬼が交代しない鬼ごっこだと言っていい。なお、訓練は一度きりじゃなく、山を登っている途中に何度もやらされた。


 フローシア曰く、冒険者にとって一番重要なことは、死なないこと。少しでも分が悪いと思ったら、すぐに逃げることこそが重要で、相手から逃げ切るために必要なスキルやテクニックを身につけることが、この訓練の目的だそうだ。

 確かに相手と絶対的なスピード差がない限りは、逃げるほうが不利。だから逃げるほうは、いかに相手をくかを考えないといけない。


 そういうわけで、いろいろ試しながらフローシアから逃げたわけだけど、そう簡単にはうまくいくはずもなく、訓練では何度も追いつかれた。そして、そのたびにフローシアが「捕まえた」と言って、背中や頭なんかを叩いてきたんだけど、これが痛いってもんじゃなかった。

 捕まっても罰ゲームはないって話だったのに、これじゃ罰ゲームと変わらないよ。


 でも、それが可愛く見えるくらい大変だったことが、ほかにある。

 それは本日ラストの、「逃げる訓練」をしているときの出来事。なんと一番ヤバいコースのほうに逃げてしまったのだ。

 逃げている途中、後ろから「ちょ、アンタ、そっちは」みたいな声が聞こえてきたけど、その手に乗るかと思って、無視して全力疾走したのがマズかった。来た道を引き返せないルールのせいで、断崖絶壁を登る羽目になったからね。いやー、あのときはホント死を覚悟したよ。


 で、そんなこんなありながらも進んでいると、やっと道の傾斜が穏やかになった。

 近くに小川が流れていたので、俺はそれに沿って進む。そしてしばらく歩いていたら、森が切り開かれている場所にたどり着いた。

 

 肩で大きく息をしていた俺は、少しだけ息を整えて周囲を見渡す。

 すると、少し離れた場所に建っている丸太で作られた建物が目に入った。その建物は、人ひとりくらいなら、なんとか暮らせそうなくらいの大きさがあった。


「はぁ、はぁ、はぁ……フローシアさん、あの建物は?」


 多少の疲労が残る腕。俺はそれを持ち上げて建物を指差した。


 フローシアが俺の横に並び、額の汗を腕でぬぐいながら答える。


「ふぅー、やっと見えた。あれはね、ずっと昔に、ふもとの村の人たちが作った山小屋さ。ただ私くらいしかここには来ないから、譲ってもらったんだけどね。そんなわけで、今日はあそこに泊まるよ」


「そうですか、わかりました。……ところで、すみません。今日中に目的地にたどり着けなくて」


 空はすっかりオレンジ色。日が完全に沈むまで、あと一時間くらいだ。


 フローシアが俺の肩に手き、顔を横に振る。


「気にしなくていいよ。アンタが先頭を歩きたいと言ったときから、ここで一泊する予定だったからね。それに、ここから先はちゃんと道があって、三十分もあれば目的の場所に着く。行こうと思えば今日中に着けるんだよ」


「えっ、もうそんなに近いんですか?」


「ああ、そうだよ。ただ、このまま進むと真っ暗になっちまって何も見えないから、行かないってだけさ」


「確かに真っ暗じゃ、依頼を果たせませんからね……」


「それに野宿するより、私はきちんとした場所で寝たいんだよ。アンタだって、そう思うだろ?」


「はい、思います!」


 俺は姿勢を正し、元気よく右手を上げて返事した。

 するとフローシアが感心したような表情をする。


「へえー、まだそんな動きができるんだ。ってことは、意外と体力が残ってんだね」


 ギクッ!


「そんなことありません! もうヘトヘトですよ!」


 俺があわてて顔と手を左右に振って否定すると、フローシアが怪しむように俺の顔をのぞき込む。


「ふーん、とてもそんなふうには見えないんだけどねぇ……」


 正解。あと二回くらい「逃げる訓練」ができる体力は残っている。おまけに少し休憩すれば、かなり体力は回復しそうだ。

 ただ、これって普通はあり得ないよね? 転生して体が若返ったのは確かだけどさ。


 まあ、いずれにせよ体力が残っていることは口が裂けても言えない。今日はもう休みたいし。


 俺はフローシアの視線から目をそらす。


「そんなことより、小屋に着いたらゆっくりできますね。食事をして、寝るだけですから」


「はぁ? なに甘っちょろいことを言ってんだい。まだ二番目に大切な訓練が残ってんだよ」


 同意が得られると思って発した言葉だったのに、思っていたのとは違う言葉が返ってきた。


「げっ!? まだやるんですか!」


「だってアンタ、さっき体力が残ってないってウソついたろ?」


「うっ……」


 バレテーラ。もう今日は終わりと思っていたのに、そりゃないぜ、セニョリータ。


 ショックを受けた俺はふて腐れながら、のどを潤そうと水筒に口をつける。


「こういう訓練はね、冒険者としての伸びしろがたくさんある、初心者のうちにやるのが一番いいんだよ。ほら、ケツは赤いうちに叩けって言うだろ?」


「ブーーーーーッ!」


 俺は口に含んだ水を、思わず吹き出した。


「うわっ! なにやってんだい!」


「す、すいません……」


 あわてて飛び退いたフローシアに向かって俺は謝った。

 そのあと俺は手の甲で口をぬぐい、心を落ち着かせてからフローシアに尋ねる。


「あのー、それって『鉄は熱いうちに打て』の間違いじゃ?」


 フローシアの顔が、みるみるうちに真っ赤に染まる。その赤さは夕日も相まって、まるで完熟したリンゴのようだった。


 フローシアが腕を組んで、顔を横に背ける。


「そ、そうとも言うね……」


 やっぱり言い間違いだったようだ。もー、変なこと言わないでほしい。

 それはいいとして、いったい何をやらされるんだ?


 思い切って聞いてみる。 


「それで、どんな訓練をさせられるんですか?」


 フローシアがニヤリと笑って俺を見る。


「そりゃ、決まってるよ。逃げきれなかったら、戦うしかないだろ?」

お待たせしました。約一年ぶりの続きになります。

集中力が続かなかったり、いろいろやることがあったりして、全然書けないような状況です。

なので、次はいつになるか未定となっております。

それでも続きが読みたい方は、気長にお待ちください。


――と、その前に、この話と辻褄が合わない部分があるので、それを修正しようと思っています。

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