商戦:交易と情報網でした!
たくさんのブックマーク・ご視聴ありがとうございます!!
長くなってしまったので二話に分割して書いたので遅くなりまた!
というわけで、本日二話投稿です!
ウェルシュバイン率いる商人ギルドとの対談でした!
久々に訪れたカルウェイの街。この街を治めるのは商人として大成し、貴族位も得たウェルシュバイン様である。この街は様々な物が売り買いされており交易や流通だけを見るのであれば、王都や帝都よりも上だろう。それは商人であるウェルシュバイン様の政策でもあり、貴族位を得る前から培った商売の知識とコネからなせる業であり、それを最大限に発揮できるのはこの街を拠点とした商人ギルドの存在が非常に大きく、そこに所属する商人たちの辣腕によって今のカルウェイの街が存在していると言ってもいい。
さっき、『交易や流通』だけを見てと言ったが、今では競馬によって他の街や国から来る人も増え、中にはそれだけを目当てに移住してくる者までいるそうだ。
そして、治安が悪いのかそうでないかと言われると・・・無論、一時期少し悪化したらしい。やはり賭け事は勝った負けたで人々の心が左右される。
敗けた者は否応なく勝った者を見る事になり、その腹いせに喧嘩や問題ごとが続出したとか。
しかし、どうやらカナンの方でシロタエがギルド職員を受け持った時期があり、そのときに治安の悪化を聞き付けたシロタエお抱え?の冒険者を派遣し、剰えシロタエが出張ったことで、彼処で問題を起こす者は激減したらしい・・・いったいなにやったんだ?
で、現在カルウェイの街は空前の好景気に見舞われており、多くの行商人が訪れ発展目覚ましい都市に成長している。
大きな馬小屋と揶揄されていた時期と比べれば大きな違いだ。
さて、そんな街の一角に聳え立つ一軒の豪邸がある。その豪邸には一度訪れたことがあるし、俺の配下達の殆どは使用人の人達と顔見知りにさえなっている。里で採れた収穫物やエルフ達の工芸品などは此処の豪邸の持ち主である人物を通し、市場に出回っているのだ。
豪邸の庭には見事な馬車が複数停められており、それらは今貴族の中でもかなり有名になっている『成金馬車』だ。発案者は俺と此処の持ち主の娘さんだ、どんな世であってもプレミアに釣られるのは人の性であり愚かさだ。
まぁ、もうここが何処なのかはわかっているだろうが、念を押して言っておくと、ウェルシュバイン・デュルフ・ドゥレイク様の邸宅である。
そして、そんな豪邸の中に俺達一行は通され、俺とサテラ、シロタエ、ヨウキ、アンネさんはテーブルについて、目の前でニコニコと微笑む4人の人物と相対しているわけだ。
一番右に座る人物はちゃんとものを食べているのかと心配になる程の痩せ具合で眼鏡をかけているのが特徴的だ。ニコニコと微笑んではいるがその奥に何処かしか仄暗い物を感じる。
その隣に座るのはそれとはまったくの逆に位置する存在で、そんなに外暑かった?と言う程に大量の汗を駄ダバダバと垂らしており、ふくよかでない部分が無いデブ商人だ。手に持っているタオルで汗を拭ってはいるが拭いた矢先にまた汗が吹き出し、もうタオルはびちゃびちゃになっており鼻からはフヒフヒと鼻息が漏れている。
さてそのまた隣に座るのは、糸目の商人だ。先の二人と比べてみるに比較的普通だ。体系も一般の人並みであり、首からはキラキラと輝く宝石をあしらったネックレスを下げている・・・一見すればどこにでもいる商人ではあるが、その糸目から感じる異様なまでの気というか何というか、アンネさんの商売暴走時に発している気と酷似している。
で、まぁ、その隣は言わずもがなウェルシュバイン様だ。
俺を知っているウェルシュバイン様を抜いた三人から、容赦のない視線を送られる。相手の底を図ってやろうという『敵』の視線だ。表情も崩さず姿勢も一片たりとも動かず、その笑顔に巧妙に隠されたさっきにも似たそれが・・・容赦のない値踏みの視線を敏感に察知する。
そんな気にあてられたのか、アンネさんも一瞬舌を出して唇を舐めた。
「ようこそ。我が邸宅へ。私の紹介は特に必要としないだろう。それにこの者達の素性はお前達に話したであろう? なれば、お前達から名を名乗るがいい」
「・・・うむ。では俺から名乗ろう、カーマイナ商会の『バーダス・オドゥン』だ」
「フヒッ、ガンダス商会の『オルク・ユベルタス』だな」
「初めまして。ツェーク商会の『シュークエル・アイン・カンツォエル』だよ」
三人が自己紹介を終える。痩せた商人がオドゥンさん、太った商人がユベルタスさん、そして・・・糸目の商人がシュークエル『様』だな。
見た目からして何だか癖のある商人達だけど・・・その見た目に違わず、三人とも実力のある商人だ。ウェルシュバインのみならず他の街々でも幅広く商いを展開する商人ギルドの一つであり、それのトップは・・・『シュークエル様』である。
ウェルシュバイン・・・デュルフさんは、この商人ギルドではに二番手に当たる商人でありトップははシュークエル様が取り仕切っている。
デュルフさんより歳は若く、幼いころから親から商売についてを叩きこまれ、20を待たずして自分の店を開業して大成功。以後様々な店舗を開業していき、全て成功に収め弱冠30歳にして商人ギルドを持つことになったそうだ。商売における勘や運、相手の裏の裏まで読み通すその力から商人達の間でも恐れられているらしい。
もし、先の商戦でこの人が絡んでいたのなら、恐らく勝っていたであろう確率は高い。
では何故、シュークエル様が絡まなかったかと言えば、単純に一商人ギルドを敵に回してまで俺達に肩入れする旨味がなかったから。そして、もう一つはその名前から・・・『家名』からわかる通りの理由故だ。
デュルフさんと同じ、商売によって成り上がった貴族なのだ。
爵位自体はデュルフさんよりも下ではあるが、その権力はデュルフ様に引けをとらない。
ウェルシュバイン家の馬車便や競馬の様なこれこそが主戦具だという商売こそ無いものの、幅広く手を伸ばしており商売の知識に関しては此処の誰よりも上だ。貴族としての交友力をフルに活用し、人脈を辿って情報をかき集め、商売には常に最先端の流行を取り入れる。
非常に手強い相手であり、不安はあれどこの日の為に此方も周到に準備をしてきたのだ。
「初めまして。大森林を納める魔族のユガです。隣にいるのは俺の配下のシロタエとヨウキ、続いてサテラです」
「うん。聞き及んでいるよ。で、僕は回りくどいのは好かなくてね、僕らをここに呼んだのはなぜだい?」
回りくどいのは好かない・・・ねぇ。もう既にそこも調べているだろうに、そうやって聞くってことはまずは小手調べってところかな。
「単刀直入に言わせて貰うと、俺達は今別な商人ギルドから圧力を掛けられていて上手く身動きがとれず、人間との関わりを持てないでいる。なので、此処のギルドの入会を希望したい」
「・・・ほう」
俺の言葉に3人が反応する。『助力を得たい』事は恐らくもう知っている筈だ。そして、それに対する答えも・・・「助力できません」という一言も用意されていたに違いない。
しかし、ここで予想外の答えが出たらどうなるか、俺が商人ギルドに入りたいと言えばどうなるか、面白い反応が返ってくるとは思っていたけど、どっちかと言えば厳しい反応が返ってきたな。でもまぁ、一言で終えられるよりはまだましだ。
「フヒッ、大きく出たなぁ。君、どこに店を持っているんだい?」
「持ってないです」
「ふむ。では行商などの商売の経験は?」
「ないですね」
「じゃあ、君の持っている産業を教えてくれないかな?」
「それもないですね」
3人から飛び交うのは、商人としてなら持っていなければなりたたないものだ。それに対して俺は一つたりとて持っていないと告げる。持っていないものは持っていないし、嘘を吐いたとしてもこの商人達相手に嘘を上手く貫き通せる筈もない。
太った商人と痩せた商人の顔からは興味というものが失われ、嘲りの表情が浮かぶ。話にもならないと鼻で笑われ、恐らく何らかの準備をしていたのであろう床に置いた鞄をてにとって席を立とうとするが、シュークエル様だけはまだ興味を顔に残して俺に問い掛けた。
「じゃあ、君に何ができる?」
回りくどい質問をやめ、それを告げた。恐らく、先の段階で俺が少しでも挙動不審な態度や焦った表情を見せれば直ぐ様話を切り上げていただろう。しかし、俺の顔に浮かんでいるのは笑みだけだ。
「販路、情報、アイデア・・・この三つです」
この言葉が静かに部屋に響き渡った。俺が提供できるのはその三つだけであり、それ以上でも以下でもない。
しかし、その言葉が発せられた直後、シュークエル様の顔が失望に染まった。
「おかしいですなぁ」
痩せた商人は椅子に座り直し、鞄の中から数枚の書類を取り出した。さぁて、餌に食いついたぞ。
「確か貴方達はその『別な商人ギルド』から販路を規制されていると聞き及んでいますが? それに、私共の情報によりますと、もう既にその商人ギルドとは対峙しており、講じた手は幾度となく先回りされて情報も取られていたとか? アイデアと申しますが、確かに貴方達がウェルシュバイン様に譲渡されました『ケイバ』は見事ではありましたが、それ以降一切お噂は聞きません。それに、先に述べた三つを持っていらしたのであれば、ご自分で商売をすることも可能であったのでは? それを何故しなかったのでしょうか?」
うん。まぁもっともだ。
恐らくこの商人達が俺に伝えたのは、俺が所持している三つは嘘だという事だな。確かに俺がいなかったとはいえ相手の商人ギルドには全敗しているし、そんな俺から情報や販路と言われても説得力がない。ケイバは確かにこの街を潤したアイデアではあるが、それ以降俺はウェルシュバイン様とはあまり関われなかったし、殆どをユリィタさん、シロタエ、ソウカイに任せてきたからな。
「・・・はぁ、まぁ確かに、それらには負けているでしょう。なにせ俺が全員に規制を敷いていましたので」
「規制?」
「俺は今まで旅に出ていましてね、様々な国をめぐっていたのです。その折に配下達に行っていたの『カナン』の人間に関わる事です。俺の配下達は非常に忠実なのでそれだけを護っていたのですよ・・・つまり、こちらはカナンだけで対抗し、相手は商人の息が掛かる全ての都市や金にモノを言わせて攻撃を仕掛けてきたのです。それに対して、此方が立ちまわった期間は長いものではありませんか?」
そう。実質ウェルシュバイン様が助力してくれたおかげでカルウェイもなのだが、俺の配下達に告げた命令はカナンにだけ関わるという事だ。つまり配下達はカナンでしか主な活動は行っていない。というのも、王都や帝都・他の街々ではまだ俺の配下達は通用できないと考えたからだ。常識という点においても、人としての点においてもまだ知識がなさすぎる。その点、俺達の素性を知っているギルドや冒険者達がいるカナンは安心できる。その為にカナンでの交流を行うように命令したのだ。
その結果王都や帝都、他の街々にはほぼ関わりがない。
それに対して相手の商人ギルドは此方が持っていない金に物を言わせカナンの街の商人を脅し、ギルドの動きすらも抑制した。それに他の街々から流入する商人や物資に対しても金の力で物を言わせ、俺達への嫌がらせを続けたのだ。情報に関しても、カナンについては此方の方が一歩も二歩も先に進んで情報を会得していたが、他の街々の情報を入手できておらずそこで動いている相手ギルドの動向がつかめずに負けた。
俺の持っているもの3つの範囲外から攻撃を仕掛けられたと言ってもいい。
しかし、ここで俺というリミッターが外れるぞ・・・と、三人に伝えたのだ。
「はったりd」
「それに、俺は何もここの商人ギルドに『入りたい』わけじゃない。『入ってやる』と言っているんだ」
その言葉で空気が一瞬にして変わる。風向きがこちら側へと靡いた。
「オドゥンさんは建築に関しての事業を展開している様ですね・・・シロタエ、報告書を読み上げてくれ」
「承知致しました。カーマイナ商会、バーダス・オドゥン様が取り仕切る商会ですが、主に建築関係の事業を営んでいらっしゃるようです。事業も順調に軌道に乗っていらっしゃるようで、最近では家財道具などにも手を出しているのだとか・・・しかし、それが敵を呼んだようですね。家財に重きを置いていたオルゲン・パーペル・ザボッグ商会の三つとの争いをしている様で、当初はカーマイナ商会を含めて四商会で争っていましたが、カーマイナ商会に敵わないと悟るや三商会が同盟を組み、剰え建築関係にも域を広げたとか、それによって今カーマイナ商会は赤字の瀬戸際だそうです。その三商会ですが近々あの商人ギルドに入会するようですね」
「な、なんだと!!!!!」
わなわなと震える。その様子からもわかる通り、これは全て嘘ではない。
オドゥンさんは顎に手をやって考え始める・・・恐らく思い当たる節ならあるのだろう、しかしオドゥンさんはそういった情報に関する機微に関すればこの商会の誰よりも低いのだ。建築の商業は大体がもう既に販路を確立しており、敵という敵はほぼないのだ。だからこそ情報なんかもそこまで気にする必要がない・・・あったとして建築に関する材料等の情報網くらいだろう。
俺の刀がヌラリと引き抜かれたことを全員が悟った。
「そ、それが本当だという証拠が」
「ここで嘘を吐くメリットがありますか? それに私達の様な者が商人を相手に嘘を吐けるとは思わない。それに思い当たる節はあるのでしょう?」
「それ・・・は」
苦し紛れのオドゥンさんの発言に、シロタエはきっぱりと告げる。
シロタエはちらりと俺に視線を投げ掛け、微笑んであげると嬉しそうに口元を少し綻ばせる。
俺はオドゥンさんに向き直り告げた。
「情報源や対策等は・・・私達を商人ギルドに迎え入れるのならお教えしましょう」
その一言にオドゥンさんは何かを言い返そうと口を開くが、もう弓に番える矢はないのだろう。幾度か口を開こうとしたが、ガクッとうなだれて完全に落ちた。
さて・・・では、もう一人。
俺の目が太った商人・・・ユベルタスさんを捉えてその刃をギラリと光らせた。目が合った瞬間、小さく息をのんだユベルタスさんへと、言葉の刃を刻み込まんと口を開けた。
「ユベルタスさんは・・・何だったかなヨウキ?」
「承りました主君。ガンダス商会、オルク・ユベルタス様ですが、主に食や資源の売買を行っている様です。両親が商売によって一財を築き上げた富豪であり、その交遊力を活かして自身も商売を始めています。取り扱うモノは主に嗜好品、食べ物から衣服まで幅広く手掛けている様です。見て分かる通り、特に食への拘りが強く多くの食店舗を持っている様です。唯、物が物故に市場の拡大が難しく、昨今悩んでいるのは他都市に運ぶ途中に腐らせたり、状態が悪い物を輸入してしまっているせいでかなり逼迫しているのだとか。輸入した物の半数は廃棄する事となっている様です。そして、資源の方ですが、主に石材を扱っている様でオドゥン様と懇意にしてらっしゃるとか・・・しかし、所有している鉱山で鉱脈を掘り当てたはいい物のそこから魔物が出現、それの撃退に冒険者を雇うも状況は悪くなる一方・・・財政は赤字に傾きつつあると報告が上がっております」
真面目モードのヨウキは書類をぺらぺらと読み上げる。それに、ユベルタスさんはプヒーと鼻息を鳴らして椅子に体重を掛ける。
「そ、その通りだな。しかし、それをお前達がどうにかできるのとは別なんだn」
「言い忘れていたよ。俺達が提供できる物の中にはもう一つ・・・戦力がある。そこいらの冒険者なんて宛にならない程の力を持った魔族達が俺の配下にはいる。やろうと思えば、鉱山一つに巣食う魔物を根絶やしにすることだって可能だ。目の前で座っているシロタエとヨウキ、無論俺でも構わないよ」
「う・・・だ、だけどなんだな。お前達みたいな冒険者見たことないんだな! 確証のない事柄を引き合いに出すのは、やめt」
「俺達のパーティー名は『ユルバーレ』、配下達は『臨時パーティー:ユーレリア』を率いている。調べて貰えばそれが嘘かどうかがわかる筈だ・・・あぁ、ユルバーレと言って通じないなら、『金色』と名乗った方がいいかな?」
その言葉にユベルタスさんも言葉を失った。『臨時パーティー:ユーレリア』というのは、俺がハーフエルフの国に赴いていた時に、配下達によって結成された冒険者パーティーだ。冒険者という存在を知るため、はたまた資金稼ぎの為に組まれたらしい。
そのパーティーがダンジョンを邁進するその姿、一度潜ればダンジョンの深奥まで潜りつめるその力量は、今や冒険者の間では知らぬものはいない程に知れ渡っている。ことカナン周辺においては英雄扱いされるほどのパーティーだ。全員が人間の姿故に俺の配下だと気づかなかったのだろう。
そして、流石に『金色』と言えば、もうそれは確定的だ。冒険者の間では竜殺しだの、魔滅の英雄だの、戦姫だの様々な噂が飛び交い、魔法と剣を操る人間だとされている。
なまじ色んな国で暴れまわったからか、その知名度は凄まじい。吟遊詩人達が歌にして歌い歩く程度には有名になったせいで、ミリエラの心労が加速したのは言うまでもない。
ヨウキに目を向けると、ヨウキが続く言葉を告げる。
「食物等の保存、衣服の需要の底上げ、鉱山の魔物の殲滅・・・それらは私達を商人ギルドに迎え入れるのであればお教えしましょう」
「ブヒー・・・」
ユベルタスさんは言葉尽き、その場で首をガクンと折った。
さぁて・・・次はシュークエル様の番だ。
「次は私になるわけかな?」
「まぁ、そうなりますね」
俺とシュークエル様が面と向かい合う。
正直に言おう・・・シュークエル様にはやましいものは一つたりとてない。商売においては全て手中に納めており、雲行きが怪しくなれば自らが矢面に立って指揮棒を振るって基盤を整わせる。先の二人の様な弱点と呼べる隙はなく、そこに付け入れない。
つまりは俺とシュークエル様の一騎討ちだ。
失望の表情を讃えていたシュークエル様はもういない。俺という存在を一商人として見定める表情で、相対しているのだ、
「私には、何を聞かせてくれるんだい?」
「・・・・・・・・・シュークエル様には隙という隙は無かった。だからこそ、純粋な商談をさせて欲しい」
シュークエル様は、その糸目をうっすらと開けて俺の方を見る。
「俺が目指しているのは魔族と人との共存だ。だからこそ、魔族と人とで作り上げる商売をしたい」
俺は真っ直ぐにシュークエル様を見つめ返した。
ハーピーの観察日記
カナン上空より入電、敵に目立った動きなし。
王都上空より入電、バーダス・オドゥンの偵察を続行する。
王都領内より入電、オルク・ユベルタスを補足、これより報告書類を作成する。
※尚、リーダー、恋煩いにより病欠(笑)
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遠慮なくこの物語を評価して下さい!!
何か変なところ、見にくい、誤字だ!などがあればどしどし教えて頂けると嬉しいです。
(言い換えでこういうのがありますよなどが合ったら教えてください。例:取得→習得、思いやる→慮る、聞こえる→耳に届くなど)
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