表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
149/271

森人:森のエルフでした!

読者の皆様、明けましておめでとうございます。

頼りない作者ですが、今年も一年宜しくお願い致します!


たくさんのブックマーク・評価ありがとうございます。


新しいエルフさんです。


『誤字報告』という機能が追加されたようです。

感想に報告しないでも、その場で簡単にパパッと誤字を作者に報告できる機能が追加されたようです。

文章の一番下に『誤字報告』がございますので、是非お試しください!

 冴え渡る青い空、一面を覆いつくす緑は生命の息吹を感じることができ、地面に落ちた少しほの暗い影がいいアクセントとなってこれまた気分を和ませる。

 緑を吹き抜ける風は木々によって勢いを殺され、ちょうどいいあんばいで俺の体を撫でる。そして鼻腔を擽る木々や腐葉土の匂いは、田舎に帰ってきたんだなぁなどと錯覚してしまう。


 本当に良い環境だ。

 前世で都会にもまれ続けていた俺にとっては、本当にこの環境がいかに素晴らしいかを実感できるというものだ。


 ほら見てほしい。

 また森を吹き抜けていた風が俺の体を撫で、額に空いた穴っぽこからスースーと風が吹き抜ける様を。


 自分の額に短剣が深々と突き刺さっていたから勢いよく引き抜いたらこれだよ。額に空いた穴からは一時期ビュービューと粘液が噴出していたが、それも今は収まりただぽっかりと穴が空いているだけに留まる。

 そしてこれがまた・・・地味に痛い。


 精霊の練った魔力が付与された短剣が頭に刺さった瞬間に、じんわりとした痛みが広がってきて、その後にチクチクとした痛みが頭からずっとしていてほんっとーに地味に痛い。


「$&”&%・・・」

「#%!%$!!」


 そんな中、二人のエルフが俺の目前で話し合っている・・・というか説教だなこれは。

 良く見知ったエルフの娘は俺の額に掌を当てて回復精霊魔法を唱えながら、怒気を露わにしてもう一人のエルフっ娘を叱りつけている。くすんだ髪のエルフっ娘は怒られているからか涙ぐんで、小さくなってしまっている。


 その二人はよくわからない言語で話しているせいで何を話しているかはわからないが、まぁ俺の額に突き刺さっていた短剣の事に違いない。


 翻訳の魔法を唱えても、二人の話している言葉がわからないのだから、結構特殊な言葉なんだろう。


 ミリエラが唱えた精霊魔法のおかげでどんどん頭の痛みは引いていたけれど、ぱっくりと空いた穴はまだ元に戻らない。徐々に戻しつつはあるし、意識すれば一瞬で戻すこともできるんだけど・・・俺は戻さない。


 何故かってそんなの言わなくてもわかるだろう?

 ミリエラが俺の額に手をかざしているってことは必然的に、俺の眼前にミリエラの胸があるわけで、そこには男としては手放すことはできないであろう桃源郷が広がっているのにどうしてそのチャンスをみすみす逃すことができようか。


 これが本当の怪我の功名だなんてくだらないことを考えていると、ミリエラが手額に翳した掌はそのままに左にずれ、しょんぼりとしたエルフが俺の前に来る。


「$&%”・・・」


 相変わらず言葉はわからないけど、ぺこりと頭を下げられて恐らく謝っているんだろう事は伝わった。

 因みにサテラも二人が話している言葉は全く分からないらしく、俺だけ言葉がわからないってことはなかった。


 くすんだ金色の髪、紫色の瞳をした年端も行かなそうな小柄な女の子だ。

 恐らくは美少女で間違いないんだろうけど、ミリエラで目が肥えた俺にとっては普通の可愛い女の子にしか見えないな。


 ほっそりとした見た目ではあるが、弓を引き絞る力や短剣を振るう動作には躊躇いがなかった。しかし、精霊魔法の使い方はまだまだ甘い。

 ディーレの見立てでは精霊の力をまだ把握しかねている影響だという・・・確かに、俺も最初はディーレの力を抑制しきれずに何度もオーバーキルを繰り返していたな。


 ただ、戦い慣れているのは間違いない。

 弓に矢を何本もつがえて引き絞るなんて普通はできないし、短剣を振り切った軌道や生き物に刃物を突き立てる行動に迷いがなかったしな・・・結果、俺の額によりによって魔力が込められた短剣を投げつけられたけどな。


「えっとね。ごめんなさいって謝ってるから許してあげてほしいな」

「まぁ、ちょっと痛かったくらいだから大丈夫だけど、あれが普通の魔族や人間なら死んでたよ」

「#”&%$!%・・・$”%!&$%!$’(#&%!$」


 エルフ少女は何かを呟き、ミリエラはそれにうんうんとうなずく。


「フォレストシャークを一瞬で倒し尽くすから、それだけ強大な魔物だと思ったんだって」

「・・・ミリエラはそのエルフっ娘の言葉がわかるんだな。『翻訳』使ってもダメなんだけど、なんでだ?」

「・・・えっと、『森霊語』だからだと思う」


『森霊語』、簡単に言えばエルフにしか翻訳することのできない言葉・・・というか特定の『周波数』の様なものを認識できる者にしか聞こえないって事だ。

 つまり、普通は『エルフ』には固有の言語があるが、それを更に暗号化したものだと思えばいい。


 簡単に理屈を説明すれば、この森に漂う精霊の力を声に取り込んで発しているという事だ。精霊の力を認識していない者、その力の濃度を理解できるものにしかこのエルフっ娘の言っていることを理解することができないそうだ。

 里に住んでいるエルフ達も使えるそうだが、自分達以外の者に会う事も無いだろうという理由で使っていなかったらしく、今や俺の配下や人間が多く集まってきた里ではそれこそ必要なくなってしまった。


 で、森霊語は周波数を知らなければ他のエルフも普通であれば意味を理解することができない。

 だけど、そこはさすがミリエラだ・・・精霊と一緒にエルフっ娘の周波数を解読して、彼女と意思疎通を図ることに成功している。


 ・・・なら、その暗号を外して俺と話せばいいのにと思うが、どうやら相当に警戒されているようだ。


 精霊の周波数か。


「ディーレ」

『もうやってるわ』


 さすが、ディーレだ。

 既に周波数を掴んでいるらしく、俺の声に精霊の練った魔力の力を注ぎ、体に力を満たしていく。


「#&”%&って#”%$たんだもん」


 うーん、何だろうこの懐かしい感じわ。

 あぁ、そういえばミリエラとサテラに初めて会った時も全く言葉の意味がわからなくて、徐々に意味が分かるようになったんだっけ?


 懐かしいなぁ。


 などと感慨に耽っていると、ミリエラとエルフっ娘の言葉の意味が完全に把握できるようになった。


「ユガは許してくれるって」

「はい・・・ごめんなさい。でも、たくさんのフォレストシャークに追われて、それが一瞬でやられる程の魔物が現れたら、つい反射的にやっちゃうのも仕方ないと思うの」


 まぁ、そりゃごもっともだ。


 フォレストシャークを一瞬で蹴散らす化け物が出てくれば、咄嗟に反撃するか逃げ出すかのどちらかを取るだろう。

 しかも、俺は全力で逃げるフォレストシャークをいとも容易く触手で串刺しにした。つまり、フォレストシャークよりも遥かに素早いわけだ。

 そうなれば、自然と選択肢の一つである「逃げる」は消えて、戦うしかなくなるわけで、俺は完全に油断し切っている・・・なれば先制攻撃となってしまったわけだ。


 その時に、まだ人間の姿をしていたり、手だけが触手になっているならばまだ彼女も攻撃することを躊躇っただろうが・・・身体中から触手が伸びていて、触手を伸ばしすぎたからか、身体のいたる部分が溶け落ちている様な俺を見てしまえば、魔物と勘違いしてしまってもおかしくない。


「助けてくれてありがとう。魔族さんって伝えてくれる?」

「ん、あぁ、どういたしまして」

「えっ!?」


 エルフっ娘はまさか俺から返事が来るとは思っていなかったようで、ビックリした顔で俺に視線を向ける。

 それもそうだろう・・・普通、この言葉はエルフにしか理解できないはずなのだから。精霊と契約しているだけの人間や魔族では、言葉を話すどころか翻訳さえできない。余程研鑽を積み重ね、尚且つ中級以上の精霊でなければ解読もできない。


 そんな言葉を、エルフじゃない俺が一瞬の内に解読し、話し始めたらそりゃ驚くだろう。


「な、なんで?」

「あぁ、それは」

『私よ』


 フワリと俺の肩に腰を落ち着かせたディーレがジッとエルフを見つめる。

 エルフっ娘はキョトンとしながらディーレを見つめているが、やがてかなり高位の精霊だとわかったのか、何故だか顔を青くしている。


 そして、ディーレの広角が少しだけ上がる・・・あぁ、これは精霊の(悪戯)がでるな。


『貴方が私の契約者に手を出したのね』

「あ、あ、も、申し訳ございません」

『私の大事な契約者を傷物にされてしまったわ。エルフなら私の存在がどういうものかわかるわよね? そんな私が契約している人を攻撃した・・・どういうことかしら?』

「こ、高位精霊様が契約していらっしゃるとは存じませんでした。本当に申し訳のしようもございません」


 ディーレはわざとらしく俺の額を小さくて柔らかな手でそっと撫でて、『無駄』に神々しいオーラを身体から流しながら、ディーレの存在を知ってしまったエルフっ娘へと視線を送る。


 エルフっ娘の顔は青から真っ白へと変わり、ディーレを怒らせてしまった事を後悔している。

 他の精霊達はディーレの行為が悪戯だとわかっているからか、見守るにとどめているが、やられている本人からすれば『高位精霊に気圧されて精霊達はなにもできないでいる』と勘違いしてしまうだろう。


「ディーレ、そのくらいにしてあげなよ」

『ウフフ、ごめんなさいね』


 エルフっ娘はまたもキョトンとしたが、精霊特有の悪戯だと理解した瞬間に、へなへなと身体から力が抜けていった。

 高位の精霊から向けられる不快感は、とてつもない圧力に感じる筈だ。


 ディーレはいたずらしたお詫びにと、近くに落ちていた木の枝を拾う。

 さっき俺がフォレストシャークを倒した時に練って、余った魔力を木の枝に注いでいく。


 すると、木の枝がうねうねと蠢きだし、一つの弓へと変化していく。

 そして、風を掴むような仕草をした後に、指をクルクルと回すと弓の弦が現れて弓となった木の枝に備わっていく。


『これをあげるわ。さっきの魔物に噛まれても傷一つ付かない様にできてるわ。それに矢を放つと、魔力が乗って威力が増すわ』

「あ、ありがとうございます!!」


 ディーレからもらった弓を恐る恐る受けとると、弓に手を這わし、弓の弦を引っ張り、感触を確かめている。

 その様は里にいる狩りを主にするエルフの様に真剣だ・・・さっきまでディーレに気圧されていた姿はなりを潜め、一人の戦士としてのエルフが生まれた。


「えっと、取り敢えず名前を聞いていいかな? 俺はたぶん、ミリエラから聞いていると思うから知ってるだろうけど『ユガ』っていう」

「・・・リオエル」

「リオエル・・・んじゃ、リオエルがここにいるってことは、近くにエルフ達が住んでいる場所があるの?」

「・・・言えない」


 エルフっ娘のリオエルは俺の質問に顔を背け、口を固く結んでしまう。

 それにディーレがニコリと笑いかけ・・・うん、脅して話させようとするが、口を開けようとはしない。


 まぁ、基本エルフは表にでない・・・里にいるエルフは俺と配下に一度守ってからは、もう隠れることもしていない。

 一応結界は残しているが、結界の薄い場所から侵入すれば簡単にエルフ達に会えてしまう。

 んで、ウェルシュバイン家の馬車はその経路を知ってるから、俺や配下の名前を出せば森まで送ってくれる。


 エルフは俗世を嫌って周囲から隠れたんだっけかな?


 それなら、場所は話せないだろう。


「私にも話してくれなかったから、たぶん駄目だと思う」

「ミリエラにも?」

「・・・命を救ってくれた事は感謝します。でも、それは話せない」


 ミリエラがエルフだってことは話している筈だ・・・なのに話せないってことはどういうことだ?

 申し訳なさそうな顔を見るに、なにか事情があるだろう事はわかった。

 すると


「それじゃぁ、なぜフォレストシャークに追われていたの? フォレストシャークは確かに凶暴だけど、縄張りを犯さない限りは襲ってくることもない。森を住みかにしているエルフが、それを知らないとは思えないんだけれど」

「・・・」


 サテラが投げ掛けた疑問をミリエラが翻訳しリオエルに話しかける・・・だが、再びリオエルが黙り込んでしまう。


 フォレストシャークは蟻の様に巣穴を持ち、その中に数十匹単位で潜む魔物だ。

 一匹一匹のステータスは大したことはないが、群れてこられると集団戦法を駆使した狩りを行う。そして行動も早く、かなり厄介だ。

 因みに、蟻のようと言っても再現なく数が増えるということはなく、巣穴に数が増え過ぎると老いた者から共食いされてしまうらしく、そこまで増えないらしい。


 フォレストシャークは巣穴を守る為、そこまで活動範囲が広くない。万が一巣穴を攻撃された時に直ぐに駆けつけられる様にだという。

 そして、縄張りを犯したとしても・・・普通は巣穴を防衛するはずであり、大抵は5匹くらいに襲われる程度だ。


 5匹であればリオエルでも対処できただろう。


 しかし、彼女を襲っていたフォレストシャークはざっと50匹以上。

 普通ではない・・・。


「フォレストシャークの巣穴にある、『鱗玉』が欲しかったの」

「一人でなんて無茶よ!! フォレストシャークの鱗玉なんて、Aランク冒険者パーティーが5つ集まっても取れるかわからない代物よ!?」


 ミリエラから理由を来たサテラが、それに驚き声を荒げる。


 リオエルはフォレストシャークの巣穴にある『鱗玉』に用があるとのことだった。


『鱗玉』なんて聞いたことがなく、首を傾げているとサテラが教えてくれた。


 なんでも、長い間破壊されなかったフォレストシャークの巣穴には『鱗玉』という物があるらしい。

 多くのフォレストシャークの死骸から剥がれ落ちた鱗が、フォレストシャークが知らず知らず放っている魔力によって徐々に徐々に圧縮されてできるのだという。

『鱗玉』が完成するまではざっと10年掛かるらしく・・・その頃にはフォレストシャーク巣の規模はかなり大きなものになる。


 しかも、そんな規模の巣穴であれば間違いなくフォレストシャークの上位種が存在している筈だ。


 そんな魔物が群れでいる中、たった一人で巣穴から持ち帰ることなんて出きる筈がない。


「でも、どうしても必要なの」

「あなた一人じゃ不可能。確かに戦闘慣れはしているけれど、単身で乗り込むのは無謀よ」

「それでも・・・いかないとダメなの」

「それに『鱗玉』なんて何に使うの」

「・・・言えない」


 リオエルは頑なに引こうとしない。そして、どうしてそこまで『鱗玉』が欲しいのかをサテラが聞くが、やはり答えられないのだという。


 ・・・まぁ、それなら選択肢は二つだ。

 ここで、「好きにしたら良いよ」って別れるか・・・


「一緒に行こうか?」


 こう言うかだよね。まぁ、後者一択だな。

 ここで「そうですか、それじゃさようなら」なんて言えるはずもない。


 サテラもさすがに見過ごせないと思ったのか、俺に賛同している。

 リオエルは驚いて俺の顔をジッと見つめる。


「一人じゃ無理なら、俺が付いていけばいい」

「そ、それは」

「止めても無理して行くんだろ? 女の子一人でそんな所に行かせるのは危険すぎるし・・・一人じゃ駄目なら俺達も合わせて行けばいいんだ」


 リオエルはさすがにそこまでしてもらうわけにはいかないと口を開けるが、それを遮る様にミリエラが口を開く。


「私も協力する。同じエルフ同士、困っていることがあれば助け合わなきゃ!」


 サテラは俺達の会話はわからないはず・・・だけど、ジト目で俺を見ている事から、大方察しはついたんだろう。

 一応サテラに事情を話そうとすると


「えっと、」

「はあ・・・その子と一緒にフォレストシャークの巣に行って『鱗玉』を取りに行くんでしょ。本当ユガはお人好しなんだから」


 サテラは大きな溜め息を吐いて、俺を睨む。


「私も行くわよ。貴方だけじゃ、突貫して突き進みそうだもの。案内と対策は私に任せなさい」


 サテラも渋々了承してくれた。


「あ、ぃえ、でも」

『こういう子達なの。素直に聞き入れなさい』


 尚も俺達の同行を拒もうとしたリオエルは、ディーレからそう告げられる。

 ディーレの言う通りだな。


「わ、わかりました。一緒に行きましょう。」


 カーティア様の依頼を一時中断し、フォレストシャークの巣穴へと向かう事になった。

活動報告の方少々投稿遅れてしまいます。

ごめんなさい。準備でき次第新年の抱負・目標など、語っていきます!


ハーピーの観察日記

1:競馬の賞金により里の資金潤沢。

2:エルフ使節団、ユリィタ様判断により一時断念。

3:人間の街にてトラブル発生。


宜しければ、本文下にある評価の方是非ともお願い致します!

遠慮なくこの物語を評価して下さい!!


何か変なところ、見にくい、誤字だ!などがあればどしどし教えて頂けると嬉しいです。

(言い換えでこういうのがありますよなどが合ったら教えてください。例:取得→習得、思いやる→慮る、聞こえる→耳に届くなど)


感想や活動報告の方にコメント頂けると私の気力になりますので気軽にどうぞ!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ