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帝都:帝都観光でした!

やっとこさ観光です!


次話投稿は一週間以内です。

 今までこの異世界を少し旅して、綺麗なものはかなり見てきたつもりだ。星空は前世では拝めないであろう程に美しい。自分が生まれた?森では幻想的なまでに木々が生い茂り、木々の緑をステージにエルフが楽器を奏で、精霊達が舞い踊る様は絶景と言ってもいいだろう。


 しかし、今目の前を彩るのは、そう言った自然の美しさではなく人に作り出された美である。

 少量の光を受けてキラキラと光を反射させるそれは、色とりどりの宝石の数々だ。


 前世の様に綺麗ではなく、くすんでいて光の反射を活かせるブリリアントカットとはいかないが、その宝石の数々は明らかに前世のそれとは大きく異なっていて、前世にはない美しさがある。

 宝石の中を光が渦巻き、その光は宝石によって千差万別でどれを取っても同じものは一つとして無い。


 中には二つの色付いている宝石もあり、色が変化していく宝石もある。

 リングにも繊細な装飾が施され、緻密な模様が刻まれている物などがある。

 ・・・無論、どれも手が出ない程に高級品である。


「ここが帝都では一番有名な宝石店だね。貴族御用達で少し値が張るけれど、宝石の質や装飾は帝都でも一級品なんだ」

「ほー。どれも物凄く綺麗だなぁ」


 店頭に飾られた宝石に釘付けになっていると、横に立っていたアドルフから声がかけられる。

 どうやら、ここは帝都でも有名な宝石店らしく、石の種類や質は一級品なのだそうだ。加工やリング等は、専門の職人に頼んでいるらしい。


「この宝石はいったいどうやって加工してるんだろう?」

「石を削るのは付与魔法で強化された器具で、中の魔力線は『魔工』だね」


 どうやらこの不思議な宝石は、特殊な技術が使われているらしい。


 通常の宝石では、カットは魔力によって強化された刃物を使って行われ、研磨などは専用のヤスリの様なもので磨いて仕上げるそうだ。

 しかし、カットに使われる刃物はどうしても魔力を安定させることが難しく、宝石をカットする際に魔力のブレによって粗や傷がついてしまうらしい。

 これは前世とあまり変わらないが、これに魔力を流しながら加工する『魔工』と呼ばれる物がある。


 魔工を施される宝石は、原石の状態によって魔工を施すか否かが左右される。

 原石となる際に、そこが魔力が豊富な場所であったなら、原石に多くの魔力が内蔵される事があるらしい。


 それを加工する際に、外から多くの魔力を衝突させると、衝突させた魔力が少し宝石の中に注がれる。

 すると、中の魔力と共鳴・反発し様々な様相を見せる宝石が出来上がるそうだ。

 つまり、魔工は魔法使いの助力も必要ということだ。


 魔工によって作られた宝石は、魔力が渦巻く様が写し出されたり、様々な色に変わったり、色がより鮮やかになったりと、普通の宝石とは違ったものができるのだ

 まぁ、その分普通の宝石の数十倍の値段な訳だけど。


 ・・・さて、俺がどうして宝石店なんかに来ているのか。

 それは


「次は、『会ワル女神像』に行こうと思うけどどうかな?」

「あわる? 何それ?」

「あぁ、会ワル女神像っていうのは・・・」


 そう・・・遂に観光しているのだ!!


 と言うのも、ついちょっと前のことだ・・・。

 ダミーボア討伐のクエストを終え一日経ち、ギルドに事の経緯を伝え、マーダーボアの討伐にダミーボアの巣の駆除をした事を報告。


 ダミーボア、マーダーボアの討伐数を報告したところ、かなり大騒ぎになってしまった。

 初めに受付の人に報告した時には疑わし気に此方を見ていたが、マーダーボアの耳と報告書を見せ、自分達がAランク冒険者だと告げると、大慌てで奥に駆け込んでいった。


 そこからは細かな事情聴取と、色々と手続きを行って終わった。後は最終確認の為、現地に職員が急いで向かっているらしい。その間、他のクエストを受けるの一時やめて、休憩期間としたわけだ。


 ヴァンクさんも、何やら用事ができたらしく少しの間パーティを離れるそうで、残ったのは俺とアドルフ、シロタエ、コトヒラ、ハンゾーである。


「あぁ、二人で帝都観光にでも行かないかな?」


 すると、アドルフに観光に誘われたのだ。無論是非もない!!

 しかし、何故二人なのかと聞いてみたけど、どうも俺に何か話したい事があるそうで、シロタエとコトヒラ、ハンゾーには待ってて欲しいそうだ。

 ってなわけで、現在アドルフに連れられて観光しているわけだ。まぁ、観光というよりもツアーになりつつあるのだけど。


 アドルフは帝都をかなり知っているらしく、知識なんかもかなり豊富だ・・・まさか、歴史や伝統等を教えて貰えるとは思わなかったよ。

 やっぱり、兵士になるってことは学もいるんだろうか?


 いつもならその辺をぶらぶらして、目に付いたものを流し見したり、片っ端から食べていったりしていたのだけれど、アドルフが的確に帝都の名物やら特産品を教えてくれるお陰でかなり堪能できている。


 やはり鉄等の加工で賑わっている帝都ではその特質上、鉱石や加工技術と言った点で絞りながら観光するのがいいらしい。


 食にも他の国と比べてかなり違いがあるらしく、なんでも加工している最中でも手軽に食べられる料理・・・ファストフード?の様な物が多いそうだ。昔は加工技術もあまり発展しておらず、一つの加工で三日三晩掛かるのが普通であったらしい。鉄の加工なんかになると、その間火は付いたままで打ちっぱなしになり、まともな食事を取っている暇がななくなるのだ。そうなると手頃で、尚且つ腹が満たされる料理が必要になってくるというわけだ。

 そこから派生した食品が、露店では多く伺える。クレープ生地の様な物にこれでもかと肉を詰め込んだ料理、ソーセージの様な物の中に肉ではなく魚介類が多く入っている料理・・・等々かなりの種類がある。


 そして、無論観光スポットなるものも存在しているわけだ。


「ここが『会ワル女神像』だね」

「ほぉ・・・」


 そこは人々が集まる大きな広場・・・子供が駆け、カップルが広場の端にしつらえられた椅子に腰掛け、広場を走る小さな小川な非常に澄んでいて綺麗だ。


『あら、意外ね。魔法で綺麗にしてるみたいだけど、元々もそう汚れていないのね』

「そうなの?」


 鉄の加工が盛んで戦争している国・・・そう聞けば、かなり荒んでいて景色もあまり綺麗でないイメージであったが、水は澄んでいるし、今気づいたが空気も綺麗なのだ。

 その際たる証拠がディーレだろう。精霊の最上位に位置するディーレがあまり不快さを感じていないのだ。


「どうかした?」

「あ、いや、水がきれいだなぁって?」

「良い所に気付いたね! 帝都ではそういう所にかなり気遣っていてね、鉄の加工に使う火を付ける為の木材は近くの森で取れる特殊な物で、空気があまり汚れない物なんだ。加えてこの水は山から流れ出ているのを引いて、魔具でより綺麗にしてるんだよ」


 ほぅ・・・かなり環境に気を付けているようだ。

 もう少し深く聞いてみると、昔はそうでなかったらしい。鉄の加工最優先で燃えやすい木材、出た廃材なども適当に山に廃棄していたそうだ。


「当時の王の息女が精霊と契約してからかな? 精霊がひどく帝都を嫌がってね。そこから王が規制をかけたんだよ」

「へぇ・・・」


 帝都の王様の娘が隣国に出かけた道中、森の中を馬車で通っていると精霊に話し掛けられたそうだ。つまり、娘さんは精霊と交信できるスキルを持っていたんだろう。

 精霊が喋りかけたことに気づいて、一緒にお喋りしていたらしい・・・すると、精霊に気に入られて契約を交わしたそうだ。

 そして、隣国で用事を済ませて帝都に戻ったわけだが・・・精霊が帝都は汚いって怒り出したそうだ。


 当時の『精霊』は恵みの象徴であったらしく、精霊の怒りを無碍むげにできず、王様が対策を講じたそうだ。

 精霊は恵みを齎す。それはあながち間違いではなく、当時の王は賢王として名が馳せ、国も豊かになったとか・・・。


『多分その精霊は上位精霊じゃないかしらね? それで、その女の子に誓約したんじゃないかしら?』

「ん? どうしてわかるの?」

『精霊には寿命なんて存在しない。消滅するとすれば、そこに自然の恵みがないか・・・それか誓約者と一緒に命を共にするかの二つよ。でね、上位精霊となれば消滅した後も残滓・・・『祝福』が残るわ。その残滓は自然を助長させるのよ。それが今でも帝都にあるのが私には分かるわ・・・ふふ、その精霊は、王様?の娘さんに命を捧げてもいいって思えるくらいに惚れ込んだんでしょうね』


 ディーレはそれもまた精霊の気紛れね。と呟いてクスクスと笑った。

 精霊は死なない。だけど、もし何らかの理由で精霊が消滅すれば、そこは精霊の祝福によって包まれる。それが妖精であったならば巨大な木が一本、低位の精霊ならば巨大な木々が、中位であれば小さな森が、上位であれば巨大な森が出来上がる。

 ・・・因みに中位精霊が消滅してできる小さな森っていうのは、俺が生まれたあの森よりも大きいらしい。つまり上位となると・・・考えたくもない。


 しかし、環境そのものに全てを捧げ、『祝福』を残したそうだ。娘と契約を交わした精霊は帝都の汚染を回復する『祝福』を置いていったそうだ。

 ・・・せ、精霊でも人に惚れるのかぁ。ふーん・・・。


『でも、それだけじゃないと思うわよ。かなり厄介な物も残して行ったんじゃないかしら? 聞いてみればいいんじゃないかしら』


 ディーレさんが愉快そうにクスクスと笑う。何かそれ以外にもあるらしいが・・・アドルフに聞いてみようか。


「えっと・・・それ以外に何かあったりしてない?」

「よく知ってるね? 聖女の奇跡って呼ばれていて、城と城下町が巨大な木々で覆われたそうだよ。娘さんの柩が納められていた部屋には、見た事もない植物が生えていてそれが今、『エリクサー』って呼ばれる国宝級の回復薬になっているよ」


 帝都一体を森林地帯にして、娘さんの遺体が収められていた柩の周りにエリクサーの材料があったと・・・まぁ、確かに帝都を森にしたのは迷惑だけど、娘さんを弔おうって伝説の植物を残して行くのは良い事なんじゃないのか?

 なのにディーレはなんで笑っているんだろう?


『本当に娘さんのためであれば、その部屋いっぱいに・・・いえ、城中にその植物を映えさせることもできたと思うわ・・・クスクス。で、でも、それをしなくて、関係ないとこにまで木々を生やすっていうことは・・・クスクス。間違いなく悪戯ね。良い悪戯を思いつく精霊もいるものね』


 ・・・いい話だと思ったのに台無しだよ。

 その帝都に生えた木々によって出来た炎は、全ての鉄を玉鋼の様に鍛え上げる最高の炎だと数々の名工の間で賑わったらしい。

 まぁ、関係ない人達は家や道やらから生えた木を切り倒すのに何十年もかかったのだとか。


 結果的にその間は資源も豊富で戦争もなく『恵みを齎した』のだろう。しかし、実際は『悪戯を齎そうとした』・・・ってわけだ。

 良い話が一転して、最後まで悪戯を残していった精霊になっちゃったよ・・・。


「そこから、帝都は発展して・・・どうかしたの? なんだか顔色が悪いけど」

「あ、いや、その・・・何でもないです」


 正直に、「あ、それは単なる精霊の悪戯ですね!!」なんて言えるわけもない。

 アドルフは活き活きとして精霊の素晴らしさを語るが、俺には精霊を讃えるアドルフの言葉がグサリグサリと心に突き刺さっている。


 その度にディーレが笑いを堪えていたが、とうとう限界を迎えて笑い始めてしまった。


『あはは・・・あぁ、面白かった』

「笑い事じゃないよ・・・心が締め付けられてるよ」


 ディーレがごめんねと呟き・・・


『私も消滅したら、悪戯するからn』

「絶対に消滅なんかさせない」

『え?』


 ディーレが苦笑交じりで『私も消滅したら』と口にした瞬間、咄嗟に俺の口から言葉が出た。自分でも『言った』という実感がなかったけど、言葉に出てしまったのだ。


『あ・・・う・・・えぇ、あ、ありがとう』

「あ、えっと、うん。絶対に守るから」


 ディーレさんは言葉に詰まりながら、お礼?を述べるとその後は黙ってしまう。

 でも・・・具現化していないから確かなことはわからないけれど、何か恥ずかしがっている様な嬉しい様な感覚が伝わって来る。

 勿論、俺の顔も真っ赤だ。


 その後もアドルフに連れられて、帝都を回っていく。

 ディーレとちょっぴり気まずくなってはいるが、そこは長い事一緒に居ただけ合って今はなんとか普通に話せている・・・心の中では緊張しているけれど。


「さてと、もう結構回ったし続きは明日にしようか?」


 アドルフはそう告げて振り返る・・・あれ?俺と何か話したい事があるって言ってたんだけど、唯帝都を観光しただけになってるぞ?


「えっと、俺となにか話したいことがあったんじゃないの?」

「・・・あぁ、そういえばそうだったね・・・ここじゃなんだから、場所を移動しようか」


 そう言われて、アドルフに連れられるまま近くの酒場へと移動する。その酒場の中は冒険者達で溢れ返り、その日の戦果や武勇伝を自慢しあう場所となっている・・・酒や食べ物の匂いが充満し、独特の店の匂いが鼻を掠める。


 そんな酒場の端に移動し、アドルフが店員に酒と食べ物を頼むとフゥと息を吐き困った顔で此方を見ている。


「今日は一緒に歩いてくれてありがとう。本当に楽しかったよ」

「こっちこそ、アドルフのお陰で十分堪能できたよ・・・で、話っていうのはなに?」


 店の人が酒と食事を持ってきて俺達の前に並べる。すると、アドルフは酒を手に取り、くいっと一口酒を飲む。


「・・・君はこの帝都をどう思う?」

「どうとは?」

「僕はこの通り兵士になろうとしているのだけど・・・いざ、目の前になると立ち止まっちゃってね。何の為に戦うのか、この帝都を守れるだけの力があるのか・・・。それが不安になってしまってね」


 アドルフが告げたのは不安だ。

 あのクエストの一件で、間違いなくアドルフとヴァンクさんは兵士になれるだろう。しかし、いざそれを前にして、恐らく迷いが生まれてしまったんだろう。


 ・・・でも、こんな時に効果的な言葉を俺は持ち合わせていない。

 軽い相談程度であれば答えることもできるだろうけど、俺自身そんな覚悟をしたことはない。


 不安は幾つもあったけど、それに囚われて動けなくなるなんて事はなかった。

 どれだけ不安でも直ぐ傍には仲間がいたし、それを守るのに必死だった。この世界で生きていこうとして、何度も死にかけた事もあったけど、その度に走り抜ける様にして此処まで辿り着いたからだ。


「僕もね・・・最初は悩んで立ち止まった事はなかったんだ。けど、最近になって不安が一気に押し寄せて来る事が多くなったんだ。本当にこれでいいのか、本当にこれで正解なのかってね。それで最近、フラフラとしている内にユガにあったんだ」


 アドルフは苦笑して、一気に酒を煽る。


「アハハ・・・会ったばかりの君になんでこんな事を聞いているんだろうって思うんだけど、何となく君なら正解に導いてくれるんじゃないかって思っちゃってさ」


 ・・・そんな事出来るわけがない。何度も言わせて頂くが前世は唯の大学生であって、そんな悩みなんて持ったこともないし、こっちに来てから悩んだことなんて一切ない・・・と思う。


 そもそも悩みに正解を導き出すのは非常に難しい。

 正解はないこともあるし、あることもある・・・唯、一度躓つまずいてしまえば、ズルズルと引き摺ってしまう。不正解の道を知らず知らずの内に歩んでいけば、行き着く先はいい加減な未来か、破滅の未来か

 の二つに一つだ。


 それを、俺が正解だなんて口にすることは責任をすべて負う事になり得る。


 正解なんて、俺の口から選び出すことができるわけがない。唯・・・それの後押しなら、少しだけできるかもしれない。


「うーん、俺の口から正解なんて出ないと思う。唯・・・その悩みに対して何かアドバイスならできるかもしれない」


 そう告げると、二杯目の酒に手を伸ばしていたアドルフの手がピタッと止まる。

 今まで自分が経験してきた事なんてちゃちな物だし、兵士を必死に目指してきたアドルフには軽く聞こえるかもしれない・・・けど


「悩まないなんてできないと思うんだ。人って悩んで悩んで悩み抜いた先に答えを見つけるからね。正解はその時次第だし、今出せるものじゃない」

「・・・そっか」

「でも、俺の仲間・・・うーん、友達にそんな子が居たんだよ。自分の信じる道が違ってて、それでも信じた道を突き進みたくて、間違っている道を突き進んでいるんだと思いながらもそれでも自分を信じた人がいるんだ」


 ・・・赤髪の騎士を思い出す。

 信じた騎士道と全く違い、それでも信じた騎士道を諦めきれず、悩んで悩んで飛び出したあの騎士の姿を。


「友人は今でもまだ悩んでいる・・・けど、悩んで動かないでいる時よりは、晴れやかな顔をしてるよ」

「・・・」

「信じた道を己の経験から判断して行け・・・ってのも仲間の受け売りなんだけどね。それともう一つ」


 そして、もう一つ・・・これが一番大事なのだ。

 悩んだ時や立ち止まった時に、これがなければきっと前に踏み出せず腐ってしまう・・・自分もそうであっただろう。

 それがなければ立ち止まっていた。それがなければ折れていた。それがなければ死んでいた。


「信頼できる仲間かな?」

「仲間・・・」

「友達でもいいから、一緒に楽しく話せる友人を見つけることが一番だよ。騒がしいくらいがちょうどいい、喧嘩するくらいがちょうどいい、バカ出来るくらいの仲間を見つけることがいい。それに自分も救われてきたから」

「・・・そうか。それが一番なのか。我は・・・」


 最後にアドルフが何かを呟いたが、声は小さく聞き取れなかった。しかし、一瞬暗く沈んだアドルフの顔だけは伺いとることができた。


「フフフ、僕と君のような友人ってことかな?」

「まぁ、そうじゃないか?」


 俺とアドルフの小さな笑い声が、酒場の喧騒に紛れて散っていった。

ハーピー観察日記

1:キク様が料理失敗、被害者の数5名

2:ルリ様にハーピーとエルフの子供が告白。失敗。

3:南部侵入における魔物の撃退に成功。功労者『忍蜘蛛、フゲン』




宜しければ、本文下にある評価の方是非ともお願い致します!

遠慮なくこの物語を評価して下さい!!


何か変なところ、見にくい、誤字だ!などがあればどしどし教えて頂けると嬉しいです。

(言い換えでこういうのがありますよなどが合ったら教えてください。例:取得→習得、思いやる→慮る、聞こえる→耳に届くなど)


感想や活動報告の方にコメント頂けると私の気力になりますので気軽にどうぞ!!

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