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Wrong Gears  作者: 無駄に哀愁のある背中
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第七章:二回目は不本意な交差

人によって、恋愛感は違いますね。顔的にかっこいい、かわいいから。スタイル的に背が高い、胸がふくよかだから。性格的に頼れる、優しいから。雰囲気的に逞しい、ミステリアスだから。いいですねー! この中の主人公二人は何を考えているのでしょうか? 第八話目、非常に短いです。しかし、意外と重要です。

     〇

 二学期が始まり、必要な道具が増えてついに足りなくなり、不本意ながら楠雄のお古を貰うことになった。もらいに楠雄の家に行くことになったのだ。玄関に着くなり、チャイムを押そうとしたが、なんか怖くなり何度かためらったが、押した。中がバタバタしていたのがわかった。ドアを開けて出てきたのは楠雄だった。

「お、来たね。用意してあるよ」

 玄関の足元には教科書や参考書が紙袋に入っていた。しかし、よく玄関を見ていれば女性ものの靴もあった。

「あ、ありがと。誰か来てるの?」

「え?」

「ほら、女性用の靴……」

「ん? 実はさ……春花、ちょっと来て」

 奥の方から声が聞こえた。

「え、なーに? ちょっと待って」

 奥からとても可愛い女の子が出てきた。少し見とれてしまった。

「えっと、加賀見春花さん。俺の一応、彼女かな。で、こちらは俺の幼馴染の金子椋乃。会ったことないよね?」

「うん、楠雄さんからお話聞いてます! 初めまして、椋乃さん!」

 言葉は好意的だったが、目はすごく攻撃的だった。私はとりあえず、社交辞令で対応するとその子は楠雄とあからさまにラブラブしだした。私はイラつき、参考書を貰い次第すぐに楠雄の家を後にした。

 まったく私の家で何を……あ、もう私の家じゃないか……。というか、私の楠雄に……私のじゃないか……というか、私のものだったときはないけど。もういいや、家帰ったら、私はあいつら十倍くらいに洋とラブラブしよ! あいつらはまだしてないだろうけど、私たちはね、もうしたんだからね。フン!


     〇

「どうでしたか?」

 刑事さんがいつものカフェのいつもの席に着くなり、俺は質問した。

「うん、住所はわかったわ。これで等々力勝の家に行けるわ。当日の監視カメラの映像にも背丈と体型が似た男も映ってたし、ビンゴだわ」

「でも、その映像って橋の映像ではないんですよね」

「まあ、ほぼビンゴだから気にしないわ。真実がどうあれ行けばわかるものだしね」

 刑事さんは自信がとてもあるようでニコニコしながら言った。

「そうですね」

「で、椋乃ちゃんには言ってあるの?」

「言ってあるって、調べてることですよね? 実は言ってないんです」

「え、なんでよ!? 言っておかないとまずいんじゃない」

「フラッシュバックするのが怖くて言えなくて。それに言うタイミングなくしちゃって、彼女が家を出て行って、さらにこの前その……」

 この前の春花との鉢合わせついて話すと、刑事さんは苦い顔をした。いくつか考えがあったようだが、悩みながら口を開いた。

「とりあえず、今度の日曜日、十月の二週目日曜日、等々力の家に行きましょう! で、もしもいい事情聴取が取れたら、椋乃さんにも報告しましょう! でも、アレだったら言わなくてもいいわ。これならきまずくないでしょ?」

「でも、刑事さん……」

「大丈夫、もしも嫌だったら、私の方から彼女に話してもいいし、やっぱり真実は出来るだけ隠さない方がいいわ!」

「は、はい……」

 刑事さんに励まされ、俺は椋乃に隠したまま最大の容疑者に会うことになったのだ。俺は申し訳なさでいっぱいだったが、それ以上に事実を知りたかった。そして、これによって、自分は椋乃を完全に捨て去り、春花に心を向けられると考えたからでもある……。


     〇

 洋とのラブラブ生活もついに7ヶ月目、三月の中旬から十月の今まで長いようで短い。とても楽しい毎日はより増していった。そして、今日素晴らしくいい転機がやってきたのだ。

「ねぇ、椋乃」

「なーに、洋」

「もう、付き合って七ヶ月。知り合ってからを考えれば五歳からだから十七年だよね」

「うん、あなたと知り合えて、あなたと付き合えてホント、幸せよ」

「俺もーだよ、椋乃」

「ムフフ」

 傍から見たら、キモイカップルの会話かも知れないけどこれが私たちのいつもだった。それにほかのカップルなんてどうでもよかった。私には洋がいるからね。

「なあ、椋乃? 真面目な話をしてもいい?」

「うん」

「なあ、俺はもう就職活動に入るわけなんだけど、将来を展望するようになったわけ、そこで気が早いかもしれないけど……」

「うーん?」

「俺と……古川洋と……結婚しない?」

 なんと嬉しい瞬間だっただろうか? 私はすぐに了承したかったけどあえて溜めた。洋のドキマギした感じが心地よかったからね。

「うん、ぜひ! 私でよければね」

「やったーーーーーー!!!!!」

 洋は子供のように喜んでいた。私が断るわけがないのに……。私の結婚、みんな喜んでくれるんだろうなー、母さんも父さんも先生もみんな……もちろん、楠雄もかな? ちょっと喜んで欲しくないけど……。

いかがでしたか? 私はこの部分が大嫌いです。ここで終わったままにするのは嫌なので、すぐに投稿しますね。嫌いな理由は……次の章でわかります。そして、次の章こそ私が書きたかったところです。

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