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第十九話 ~作戦と決着~

「アイツはガードだ」


 ヒゴが最前線に立って相手の出鼻を挫く特攻を得意とするならガードはその勢いを真っ向から受け止め、相手の勢いを殺す事を得意とする。

 戦争で最前線を任されたり、未開の地での先行を任される職だ。ガードは仲間の安全を第一に行動しなければならない。敵を倒すことよりも攻撃を防ぎ、注意を引きつけることが優先される。樹海の進撃ではとても重宝された職業の一つだ。


「しかも奴はかなり腕が立つ。お前の一撃を難なく止めたり、そこから反撃へ移る身のこなし、加えて相手の心理をついた挑発。どれも一級品だ」


 敵の意識が仲間に行かないよう、挑発しその攻撃を受けて回避して、強力なヒゴの一撃も受け止める。

 かなり有能なガードと言えるだろう。


「ガードはお前とは相性が悪い。だからあんまり気にするな」


 ヒゴも相手が盾を構えた時点でガードだということはすぐに分かったはずだ。いつもならその盾ごと叩き潰していたに違いない。

 その証拠にヒゴの表情が険しくなる。


「っていっても無理だって顔してるな、それは」

「ん? ああ、気にするな。それよりお前が考えた作戦は?」


 心配されるのが嫌なのか、さっさと言えよと目で促してくる。


「相手は一人だ。複数で攻める」

「何!?」


 相手の力が強く一人で敵わないなら複数で攻めるのは常識。

 しかしヒゴにはそれが納得出来ないらしい。一度手合わせした相手に負けたからといって今度は複数で攻めるなど、一人を寄ってたかっていじめる弱者となんらかわりがない。


「アイツは並のガードじゃない」

「んなこたぁわかってる!」


 身を乗り出して抗議するヒゴを手で制して言う。


「言っておくが俺達は誇り高き騎士じゃないし、アイツに対一の力で勝ることが目的じゃない。黒騎士を退け、重力石を手に入れることが目的だ」


 ポトスに取って戦いの勝ちは結果であり過程ではない。しかしヒゴにとってはその逆なのだろう。


「そもそも、こうなった原因はお前の敗退だ」

「い、いやぁ、それを言われると申し訳ない気持ちでいっぱいなんだがな……でもよ」

「奴はお前よりも強い」

「うっ……」

「相性も悪い。それを根性でどうにか出来るほどお前は強くない。そんなお前を何の考えもなしに黒騎士と手合わせてやるほど俺は非情じゃないつもりだ」

「……」

「だが俺はお前の力を過小評価してるわけじゃないし、実力は認めている。今はお前の力が必要だ。だから冷静になれ」


 一時の感情で精彩を欠いては事を仕損じる。

 飴と鞭、更に協力を請うポトスの言い回しにヒゴは諦めたように頷いた。


「幸い相手は一人。こっちは二人」

「三人だよ!」

「お、早かったな」


 手当をすましたであろうマリアが駆け足に近づいて作戦会議に加わった。

 闇の権化である黒騎士に対し、聖の要素を持つマリアがいればこれ以上ないくらいに心強い。


「マリアも入れて三人だ。皆で攻めるぞ。耳をかせ」


 黒騎士に聞こえぬようヒソヒソと三人による即席の作戦会議はすぐに終わった。

 するとポトスとヒゴ、そしてマリアを加えて黒騎士に挑む。


「んじゃ手はず通りに」

「おう」

「わかった!」


 先程と同じく、ヒゴが先行し走りだす。

 そのすぐ後に続いてポトスが剣を手に続く。

 当然黒騎士もまた構え直し、打ち込んで来いとばかりに盾を突き出してくる。

 先程よりもより早く、先程よりもより高く飛び上がったヒゴ。風の悲鳴を響かせながら、しなる槍を豪快に振り下ろす。

 空気を震わせる振動と衝撃音はさっきと全く変わらない。恐らく黒騎士が衝撃時に盾を引き、威力を殺しているのだろう。結果は言わずもがな、ヒゴの進撃は完全に止まった。

 このままではまた同じ鉄を踏むだけだ。


「よし! ナイスだヒゴ!」

 

 盾を持った黒騎士の右手にポトスが潜り込んでいた。




作戦1


「まず奇襲をかける。さっきと同じように盾でガードさせろ。そっちに俺が回り込んで一撃与える。成功しても失敗しても俺達は一旦離れる。その隙をついてマリアの聖魔法をぶっ放せ」

「あいよ」

「分かった! 隙をつくんだね!」




 ポトスの作戦通り、黒騎士の脇へ潜り込んだポトスはポトスは風を纏わせた剣を振りかぶった。黒騎士のヘルムから漏れる光を注視して。

 だがポトスの視線は黒騎士のヘルムから漏れる光とぶつかった。黒騎士はポトスの姿を捉えていたのだ。

 しかし気づいたところでもう遅い。盾はヒゴを防ぐために使われている。もう片方の手に握られた剣ではポトスの斬撃は防ぎようがない。

 二対一、数の優位はポトス達にある。

 それでも、その優位を手にしても、ポトスは剣を止めざるを得なかった。それは目の前に大きな何かが立ちふさがったからだ。


「げっ」

「ヒゴ!」


 黒騎士はポトスの姿をとらえた瞬間、ヒゴの一撃をポトスがいる側に逸らしたのだ。

 さすがにヒゴごと斬るわけにもいかないしヒゴの槍の思い一撃を避けなければいけない。


「わりぃ」


 ポトスは一歩退きヒゴの一撃を避ける。

 更に悪いことにこの状況、ポトス達と黒騎士の距離があまりにも近すぎる。このままではマリアの魔法に皆巻き込まれてしまう。そのためマリアは聖魔法が打とうにも打てな――

 

「今だ!(謎)」


 マリアの掛け声で三人の足元が強烈な光を発する。


「ちょっ」

「おまっ」


 二人は急いでその場から離脱するがもう遅い。マリアの魔法の発動はとても早く強力だ。

 黒騎士に至っては二人の後を追うこともなくただその光る地面の中心地点に留まっている。

 諦めたのかと、ポトスも去り際に黒騎士の姿を目に入れる。すると黒騎士は片足を振り上げた。そして次の瞬間、黒騎士は大地を割るが如く思いっきり地面を踏み抜いた。

 地面を揺らした黒騎士のストンプにより光り輝いていた地面は光を失った。


「あれ、不発?」


 魔法を放ったマリアは首を傾げて困惑気味だ。


「あれは還元魔法っ!?」

「なんだそりゃ」


 ポトスの言葉にヒゴが食いついた。


「魔術師は普通術式にしたがって魔方陣を構成する。そして漂う魔力を様々な要素で染めて魔法を行使する。還元魔法はその逆だ。要素を失った魔力では魔法は使えない」

「へぇ、それをアイツはあの踏みつけでやったのか」

「並みの魔術師じゃ出来ない芸当らしいがな。全く……何者なんだ、アイツは」


 高いガードの技術に加え魔法も扱える。しかも還元魔法という高等技術。オーガ側が送り込んだ刺客はとんでもない化物だった。


「それより何より、俺達を救ってくれたことに感謝する。ありがとう、黒騎士!」

「おう、そうだな。助かったぜ黒騎士!」


 二人がそう叫ぶと黒騎士は剣をしまい、礼には及ばないと手を振ってやや照れていた。話は通じているようだ。


「ちょっと二人共! 何で敵にお礼言ってるの!?」

「お前、後で覚えてろよ?」

「え? ああ、不発のこと?」

「いやちが――」

「なら大丈夫だよ。次はちゃんと当てるから!」

「そうじゃない。お前は誰に向けて魔法打ってるんだ!」

「え、黒騎士でしょ? 何言ってるの?」

「お前が何言ってるの!?」

「もうっ、私はリーダーが何で怒ってるのかわかんないっ」

「こいつっ……」




作戦2

「マリアの魔法でも倒せない場合だが」

「失礼なっ、私が――」

「聞け。多少なりとも隙は出来るだろうから俺とヒゴが黒騎士を挟むように陣取る」


 多対一の場合、挟み込むような位置取りは常套手段だ。マリアの魔法で出来た隙に黒騎士を挟み込む。


「その不利な状況で黒騎士が取る行動は基本的に籠城か片方を即無力化することだ。籠城は無理だから後者だろう」


 後者の場合、弱い方を突いてくることは間違いない。無力化し、片側を安全地帯とすることが基本となる。この場合ヒゴかポトス、どちらかに黒騎士が向かって行くことになる。


「そうなればまずヒゴを狙ってくるだろう」


 そしてこの言葉。

 先程からヒゴはポトスに頼りにならない存在だと見られているようだ。このことでヒゴはいい顔をしないだろう。実際何も言い返しはしないが表情にその不満が出てしまっている。


「ああ、勘違いするな。力量が不明の俺を片付けるより、一度やりあって力量のしれているヒゴへ向かうだろうって意味だ」

「あ、ああ、成程。そういう考え方も出来るのか」

「ものは言いようだろ?」

「ははっ、俺はいいように操られてるってわけだな」


 納得させるためにあえてそんな言い回しをする、という体裁をヒゴへ伝えるポトス。

 気を使っているようで使っていない言い回し。ただ単に言い訳がましく説明するよりもヒゴにはよほど効果があっただろう。

 本当にそう思っているかどうかは定かではなないが、それを聞いてポトスはふふっと意地悪く笑い、ヒゴは参ったとばかりにため息をつくばかりだ。

 戦の定石を知らないマリアには難しいようでただ首をかしげるだけ。だがそんなマリアを尻目にポトスの言葉は続く。


「恐らく奴は不利な状況を打開しようとヒゴの槍の間合いに潜り込こんでくる。そこでお前は槍を捨て、黒騎士を羽交い締めにしろ。多少肉を切らせても構わん」

「肉を切らせるっておまえが言うセリフじゃねぇだろ」


 自分の体ならいざしらず、他人の体を犠牲にしろとはたいしたギルドのマスターである。


「ふんっ、まあやれるだけやるさ」

「肉って何? ヒゴの昼ごはん?」

「そして俺が後ろからバッサリ斬る」

「肉を? ヒゴの?」

「分かった」

「期待してる」

「え、えと……」(ちょっとした疎外感……)





 ヒゴとポトスはマリアの魔法範囲から離脱する際、互いに逆方向へ走っていた。現在二人の陣取りは黒騎士を挟むような位置どりで作戦通りだ。

 二人が再び剣と槍を構えたことで黒騎士もまた剣を抜き、構える。

 体を半身にして。ヒゴとポトス二人の位置が見えるようにして。ヒゴには盾をポトスには剣を向けた。

 この睨み合いの最中、やはり先に動いたのは特攻隊長のヒゴだ。黒騎士を牽制するように槍で何度も突きながら前進する。黒騎士の裏に槍が通ってポトスに当たらないよう、ある程度の距離をとりながら。

 ポトスはポトスで黒騎士の一挙手一投足を見逃さず、隙を見つけては斬りこむがやはりそう簡単にはいかない。ポトスの剣を弾きながらヒゴの突きは盾で逸らす。

 両サイドからの猛攻を捌く黒騎士の技術はすばらしく、周囲の観光客も感嘆のため息を吐き出している。トメトにとってはこれ以上ない集客イベントになるだろう。

 しかしトメトにとってオーレンの王子であるポトスが危険に身を投じている為気が気ではないようだ。額に脂汗をかきながら手を胸の前で組んでポトスの無事を神に祈っている。


 ポトスの作戦では黒騎士がしびれを切らし、ヒゴを襲う時を待つのみ。しかしそこはやはりガード。焦ることもしびれを切らすこともなく、ただただ二人の攻撃をものの見事に捌いている。周囲の観光客も息を飲む壮絶な攻防が続いた。

 このままずっと平行線をたどるかと思われた戦局だったが、それは不意に起こった。

 丁度ポトス、ヒゴの息が上がってきた頃、黒騎士が動いた。

 ポトスが少し長く距離をとって息を整えた小さな隙を見逃さず、ヒゴの突きと同時に長い槍の間合い内に侵入したのだ。


(来やがった!)


 槍は盾で逸らされてその中腹あたりに黒騎士がいる。

 先程と違い、槍は盾で押さえつけられたまま。それを伝うように盾を滑らせて進撃してくる。今回は槍を振り回して追い払うことが出来ない。

 無防備のヒゴへ剣先が向けられる。黒騎士の剣先はもう留まること知らず、一気にヒゴの体を貫こうとする。

 だがそこでヒゴは槍を手放した。

 ヒゴの両手は空になる。更にヒゴも前進し突きのタイミングをずらして逸らす。

 身軽になったヒゴの体を黒騎士の剣先が滑るようにすり抜けた。ヒゴがそれを脇で挟み込み脇に挟んで黒騎士の体を羽交い締めにした。


「今だポトス!」


 と言い終わるか否かの間際、一息ついていたポトスはもう黒騎士を背後から斬りつけていた。

 黒騎士の進撃を確認した直後、風を利用し、初動なしの急発進で一気に距離を詰めたのだ。

 黒騎士にはそれは完全に予想外だった。ヒゴを払いのけようとした盾を振り上げたままガクリと膝をついた。

 ポトスが一歩でも遅ければヒゴはやられていたかもしれない。ヒゴの一撃を簡単に受け止める豪腕が誇る盾によって。

 戦意を消失した黒騎士。膝をついてうなだれてもう動かない。

 それを確認したヒゴは黒騎士の腕を放してやっていた。罰が悪そうに眉をしかめながら。

 きっと複数で一人を攻めてしまったことへの自責の念に駆られているのだろう。そのヒゴの気持ちとは裏腹に、周囲の観光客の歓声がどっと湧き上がった。

 どちらが勝つかわからない真剣勝負に観光客はハラハラしていたに違いない。もしかしたら死人が出るかも知れなかった真剣勝負。その勝負にポトス達は勝利した。周りからの盛大な拍手はうるさいくらいに鳴り続く。


 その拍手が壮絶な戦いに幕を降ろした事を示唆していた。それだけにヒゴやポトスも油断してしまっていた。黒騎士の剣も盾もまだ握られたままだったのだ。

 剣を持つ手に握力が戻る。


「ヒゴ!」


 それに気づいたポトスの一声。ヒゴが顔を上げる。

 周囲の拍手をカモフラージュに黒騎士が反撃の狼煙を上げる。

 見れば膝をついた黒騎士の剣がヒゴへ向かっていた。黒騎士の最後の悪あがきだ。


「やべっ」


 今ヒゴは構えていない。

 槍も持っていない。

 黒騎士の横薙ぎの剣にヒゴの初動は完全に遅れてしまっていた。

 しかしヒゴの体を捉えたと思われた剣は金属音を立てて止まった。ヒゴと黒騎士の間にポトスが即座に詰めて剣で止めたのだ。

 だが、まだ黒騎士の悪あがきは終わらない。逆の腕、振りかざした盾がうねりを上げてポトスを襲う。ポトスは必死に剣で防ごうとするが遅れ、ふっとばされてしまった。


「ポトス!」

「ポトス様!」


 ゴロゴロと転がっていくポトスは観光客の群れに突っ込んだ。トメトは顔面蒼白で群衆に突っ込んだポトスを追う。

 ポトスを心配するヒゴだがヒゴ自身の危険もまだ変わってはいない。

 黒騎士の第二手がヒゴを襲うが身を転がしてかわしてかわす。


「マリア! 今だ!」


 その時、観光客の群れの中からポトスの叫びにも似た声が。



作戦3


「念には念を入れてマリア、お前聖域ってあっただろ」

「うん」


 聖域とは聖系魔法の一つで周囲の要素無しの魔力を広範囲にわたり、聖の要素へ一時的に変える魔法だ。


「黒騎士は聖魔法に弱い。だからマリア、お前の聖魔法の聖域をつかう」

「あー、うん、いいけど……」

「いいけど? 何だ」

「ちょっと時間がかかるよ?」


 魔方陣の構成には魔法の種類によって難度がある。高度な魔法や高威力になればなるほど魔方陣構成に時間がかかる。


「俺達が時間を稼ぐ。その間に構成出来るだろ」






 マリアの聖域が発動する。

 地面が光のじゅうたんに覆われる。それはマリアを中心とした周囲約二十メートル全てを覆う程の広範囲。

 ポトスの一撃を浴びた黒騎士にはこれ以上ないくらいに効果があったようだ。突如として黒騎士は苦しみ始め、膝に続いて手を地面に突いて悶だした。

 これほど効果があるのなら最初からやれば良かったのだが、ポトスはある事を危惧していた。


「え?」


 マリアが漏らしたその一言。

 それは悶えていた黒騎士がその苦痛に耐えて立ち上がり、マリアに向かって急襲してきたのだ。

 地面を踏み鳴らす還元魔法では届かない様子。だから地面を踏み鳴らし、マリアに向かって猛進してきたのだ。自分に不利な聖魔法を使う術者であるマリアを狙うのは当然といえた。


「ちょっと!」


 やられる、と目を瞼で覆おうとした瞬間、マリアの目に映ったのは剣を振りかぶる黒騎士の姿。

 覚悟を決めて目を瞑ったマリアに聞こえてきたのは金属と金属が激しく撃ちあう衝撃音だった。

 次にマリアが目を開けた時、映しだされた光景はポトスが風の纏った剣で黒騎士の剣を上から叩き落とした場面。それに連動するようにポトスの打ち付けた剣が弾かれるように舞い上がり、黒騎士のヘルムを斬り刻む。

 ポトスの得意とする要素は風。その動きはまさに疾風の如く黒騎士を襲う。

 ポトスの斬撃によってよろけた黒騎士。足で踏ん張り、なんとか体勢を整えようとした直後、その胸の鎧からヒゴの槍が突き破って姿を現した。


「すまねぇな」


 剣を回避した直後、ヒゴも槍をすぐさま拾い上げ、黒騎士の跡を追っていたのだ。

 ヒゴは一言いい残し、黒騎士の胴体から槍を引き抜いた。

 もう盾も剣も握ることができず、地に落ちる。地面にガシャリと鎧を打ち付け、うつ伏せに倒れこんだ。黒騎士が苦手とするマリアの聖域の中で。

 黒騎士の闇に満ちたオーラは浄化され天に消えていった。

 不思議なことに通常、その死体が残り墓を作るところだが実態はなかった。その姿もまた消えたのだ。


「はぁ~……びっくりした~」


 聖域を解き、へたり込みながらマリアは手を胸の前で組んで黒騎士に祈ったのだった。

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