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第十ニ話 ~職人の町グルムント~

前回までの簡単なあらすじ(時間が空いた為)


積荷を護送する依頼を受けてグルムントという村に向かう。


その途中でオーガとゴブリンの襲撃を受けるがそれを退け、更にオーガの背中に刺さっていた黒い石を手に入れる。


そして見えなくなった馬車とマリアに追いついたところからです。

 一向は何とか馬車に追いついた。半べそを掻きながら必死にしがみ付いていたマリアをなだめ、目的地であるグルムントを目指す。

 海道を進むとやがて岩肌剥き出しの山へ突き当たった。左はオーレン国首都、右へ折れればグルムントのようだ。そう指し示す木製の標識が立ててある。

 

「ああ、思い出したぜ。オーレンっていやぁかなり前、オーガの襲撃を受けた国だったな」


 オーレンといえば石喰らいについてポトスが説明した時に出た国の名前だ。

 筆記試験ですばらしく悪い成績を残したヒゴでさえその国を知っているのだ。その事件はとても有名なのだろう。


「あ、それ私も知ってる。今から十二年前だったよね。だからオーガが出たのかな?」


 積荷の上で暇そうに座っていたマリアもヒゴの話に食いつき、更にポトスへ話を振っていく。


「ん~どうだろうな。襲撃直後にノルウェン国がこの付近に調査隊を派遣したらしいがオーガの姿は観測されなかったらしい。それ以降姿を目撃したという話もあまり聞かない。そのオーガが今この付近に現れたって事は……」


 そこでポトスが言葉を切るとマリアが「事は?」と首を傾げて可愛らしく聞き返してくる。それにポトスはおどけたように笑い「何かが起きているとしか」とだけ。

 

「何かって何?」

「そんなの、俺が知るわけ無いだろ。それに俺達が行くところはグルムントだ。右へ行くぞ」

「おうよ」


 ポトスはノルウェン国の南東に位置する大きな国、ランディバルド出身だ。石喰らいやオーガについての知識は本で読んで知っていたとしてもこの辺の地域についてさほど詳しく知っているわけではないようだ。

 右へ折れる際、マリアがグルムントについてポトスへ聞いてきた。ポトスに話を振るくらいだ。余程暇なのだろう。

 護送は障害がなければ歩くだけ。やる事もない。


「グルムントは、鉱石を加工する職人が多く集まっていたところだ」

「いた?」

「昔はオーレン国に属していた村だ。オーレン国から掘り出された鉱石が全てグルムントへ運ばれて、職人達によって加工されていたからな。オーガの襲撃で国がつぶれて鉱石が不足。後は分かるだろ」


 加工する資源がなければ職人達もただの人だ。仕事の出来ない場所に留まる者などいない。


「そう……なんだか寂しいね」


 眉を八の字に作り変えて悲しそうにマリアはそんな言葉が口をついて出てしまう。多くの者が死に、それによってまた多くのものが不幸になる負の連鎖。

 争いの無い聖教都市では考えられない悲劇だ。聖女たるマリアにはとても心が痛む事象なのだろう。マリアの表情が曇ってしまう。

 聖女であるマリアの表情が曇らせてしまった自責の念に駆られたからか、ポトスは笑って言葉を続けた。


「ああ、でもグルムントの村人達は自ら鉱石を掘りにでたらしい。近くにはさっきの石喰らいもいる。それを目印に採掘場を見つけて何とか復興を果たそうとがんばっているそうだ」

「そうなんだ。逞しい人達なんだね」


 ポトスの言葉でマリアの眉もすぐに楽しそうなそれに変わった。自分が褒められたわけではないポトスも何故か嬉しそうに笑い、頷いて更に言葉を続ける。


「それで、職人達も徐々に戻ってきてるらしい。職人達が作る装飾品や加工品につられて観光客も増えていっていると聞く。後は村を流れる川の水がとても綺麗だと言うことくらいか」


 鉱石を加工するには綺麗な水が必要だ。その条件があるからこそグルムントは鉱石を加工するのにうってつけの場所だったのだ。


「おお! ねぇねぇ! 村についたら――」

「ん?」


 と、マリアはここで言葉を切る。何事かと、ポトスが見上げてるとマリアの目が泳いでいる。

 マリアはノルウェン国の街を見たいとわがままを言ってポトスに捕まっていた。恐らくは村に着いたら観光して周ろうとするはずだ。もちろんポトスの許可が下りる可能性は低い。だから釘を刺される前に自らその提案を取り下げたらしい。取り下げた、と言うよりも心の内に隠した、という表現が正しいが。きっと村に着いたら観光でもするつもりだろう。

 おどおどしながらマリアは応える。


「別に、何でもな――」

「言っておくが俺達は観光に来たわけじゃないからな」


 だが隠し事や嘘をつく事を良しとしない聖女の心中はガラス張りだった。ポトスはガラス張りの心を綺麗に割って釘を刺す。


「えー! いいじゃん! けち! エロ! 馬鹿!」

「ふふっ、なんとでも言うがいい。俺がリーダーである限り、お前に自由は無いのだからなっ」

「わかった」


 よっぽど暇なのか悪乗りして高笑いするポトスにマリアも便乗する。表情を消してすっくと立ち上がり、先程ゴブリンを消し飛ばした魔法を打ち込もうとしたのだ。


「聖なる力よ! 緊縛を強制する、性欲に満ちた悪の権化を滅ぼしたまへ!」


 マリアは先程と同じように手を天に掲げている。大気が震え、魔力が集まっていく感じがポトスにも読み取れた。

 マリアは聖女。聖女に悪乗りは通用せず、ただの悪となってしまっているようだ。

 

「え? おい! ちょ、ちょっと待て!」


 それを考慮すれば先程のポトスの言い回しは自分を下劣な悪党へ貶める言葉に他ならない。当然それを聖女が許すはずも無い。

 後は手を振り下ろし、光る地面にポトスの焦げ跡を残すだけ。

 だがここでヒゴが止めに入った。


「まあまあ、いいじゃねぇか。行ってすぐ戻るなんざつまらねぇだろ?」


 思わぬ伏兵だった。

 まさかヒゴまでそんな事を言い出すのか、とポトスはひょいっと馬車で隠れているヒゴの表情を伺い、心中を探る。


「なんだヒゴ、おまえも見て周りたいのか?」

「もっと余裕をもてってことさ」


 ヒゴの表情は朗らかに笑っていた。

 ポトスはヒゴにため口をきいてはいるが歳はヒゴのほうが二つほど上だ。ポトスがリーダーということでヒゴはあまり気にしてはいない様子。そのヒゴの言葉にポトスは少し唸って考えてみる。

 たった一日で完遂した芋ほり、ゴブリンの横をわざわざ通り過ぎる、時間を優先した強行突破。指示を出しているポトスは感じなかったのだろうが傍から見たら急いているように見えなくも無い。


「余裕……ねぇ。余裕なら持ってるつもりなんだが」

「気にするな、若い奴らにありがちだからよ」

「お前も若いだろっ」


 自分ではその自覚が無いのか、ポトスは不満そうに頬をカリカリと掻く。余裕の無い者が起こす行動ほど精彩を欠くものは無い。

 一人残してきたイヨナには帰りが明日になるかもしれないとは言っておいた。少しの時間ならあるだろう。とポトスの中で結論が出たようだ。


「なら少しだけだぞ」

「やたー!」

「あと、さっきのは冗談だからな? 本気にするなよ」

「そんなの知ってるよ」

「は? だってお前今魔力集めてただろ! マジだっただろ!」

「ううん。リーダーを驚かそうと思って。それに聖女たる私が罪の無い人に向かって魔法を打つ分けないじゃない」


 ふふふ、と不適にあざ笑うマリア。完全にポトスの敗北だ。

 ポトスの口からはもはや舌打ちしか出てこない。


「やったよヒゴ! リーダーを手玉に取れた!」

「おう、やったな」


 暇人で聖女のマリアは子供のようにはしゃいでいる。更にポトスを手玉に取れた嬉しさのあまりヒゴにハイタッチを要求したのでヒゴはそれに答えて片手を出してやっていた。

 音を鳴らして成されたハイタッチ。その反動でマリアが留めていた魔法が発動し、地面は光り、大地が揺れ辺りは光に包まれた。

 後に残ったのは地面に黒く刻まれた、ヒゴの焦げ跡だけだった。

 

「はっ、しまった!」

「おい……」




 標識から約一時間ほどでグルムントへ到着した。

 職人達が多く集まっているのか、トントンカンカンと金属音を叩く音で溢れかえっている。

 グルムントへの入り口は石造りの簡素な壁が設置されていてその端も肉眼で確認できるほど短い。お飾りのような門だがその門に張られている金属のプレートに描かれた鳥の絵はかなり細かく掘られている。

 村への象徴ともいえる門なので立派だといえば立派なのだが、その美麗さに立ち止まって通行の妨げになってしまわないか心配だ。 一行もそのプレートは目に入ったものの馬車を引いているのは馬で人間のような美の価値観など持ち合わせていない。焦げから戻された馬を先導するヒゴも一瞬目を奪われただけですぐ向き直る。ポトスは目で追っただけ、マリアだけがじーっと見つめたまま、通り過ぎ、コテンと倒れてしまうまで凝視していた。


「はぁ~ついたね」


 門を通り過ぎると仰向けになったままのマリアがぼそりと呟いた。

 ゴブリンとオーガの襲撃、更にかなりの距離を歩いた為、ポトスもお疲れ気味だ。さすがのヒゴもため息が喉を突いて出てしまう。

 それに対し、マリアは楽しそうに荷物の上から飛び降りはしゃいでいる。それもそのはずで、ただ荷物の上で座って見張りをしていただけなのだ。しかも標識から折れて少し経った後、夢の中まで見張りに行っていた。その夢の途中で奈落の底に落ちた夢を見たとほざいて飛び起きたのだが、その時はポトスの腕の中だった。

 それはポトスがセクハラまがいのことをしようとしたわけではなく、単純に馬車が揺れ、体制を崩したマリアが真っ逆さまに落ちてきたところをポトスが上手くキャッチしたのだ。

 事なきを得たがそれで眠気も吹き飛んだのだろう。一人眠気も疲れも無いマリアだけが元気にはしゃいでいる。


「ねーねー! あれ見て! 何か光ってる!」


 村に入ってまず目についたものはあちらこちらでトンカチを振り下ろしている職人達だ。しかしそれを尻目にマリアは空を指さして目を輝かせている。

 もちろん空に職人がいるわけではなく、あるのは多くのシャボン玉だ。しかもそのシャボン玉は黄色だったり赤、緑、青と様々な色が存在し、空でひしめき合っている。


「ああ、あれは染色玉だ」

「染色玉?」


 この村の特産品は近辺で掘り出される金属を加工したり染色したりして作られる装飾品。とれた鉱石から金属を取り出す煉金術士、その金属を練って加工、変形、装飾する練金術士が多く集まる。

 染色玉とは錬金術士が金属の染色時にでるものだ。


「金属を染める時に使う術だそうだ。あれはその残りだな」

「へ~、初めて見た」


 空に浮かんでいる染色玉に金属をうずめて染め上げる。染め終わるとその染色玉は必要ないので破棄され宙に浮かぶのだ。光に晒されれば混ざり合って消えるのでああやって空中に放流される。

 様々な色の染色玉があちらこちらに漂っていて、ちょっとした眺めとなっている。それはこの村に多くの職人がいることに他ならない。ポトスの言った通りこの村は復興に向かっているようだ。

 ポトス達は更に村の奥へ入っていくと人の行き来が次第に多くなる。

 手に何やら抱えて走っていたり、荷馬車をなんかも少なくはない。大事そうに紙に包んで運んでいるのは出来上がったばかりの彫刻か何かだろう。ポトス達とは別の、大きな道から来る馬車が運んでいるのは掘り出されたばかりの鉱石のようだ。重さに耐えれるよう、木でできた車輪がいくつもはめ込まれていて強化されている。

 ポトス達は村の正門から入ってきた。正門から来る者などほとんどいない為、ポトス達の姿は当初、村人からの奇異の視線を注がれたのだが、今となってはすっかり馴染んだようでほとんど視線は感じられない。


「はぁ~、こんな綺麗な場所もあるんだね」

「マリアが住んでるところにはいなかったのか? 町に一人くらいいるだろ?」

「いないよ。装飾品はみんな出来上がった物ばっかりだし」


 徐々に染色玉の数が減ってきた。更に叩く音に混じって鉱石を削る音が加わって更に騒がしくなってくる。


「へぇー、聖教都市は行ったことないが綺麗な街だと聞いた」

「装飾とかは綺麗だけど、シーンってなっててこんなに騒がしくなかったかな」

「これが騒がしいねぇ」


 ポトスはその言葉にピンとこない様子。

 何かを叩いたり削ったりする音は大きいがそれよりもポトス達がいた中央都市の方が騒がしい。人通りの激しい場所だとこの金属音すらかき消されるような場所だったからだ。この金属音を騒がしいと表現してしまう聖教都市はかなり静かなのだろう。そのマリアが中央都市を訪れたらどんな反応をするか、少し面白そうだ。


「あ、でもお昼に鳴る鐘の音はここよりうるさいかな」

「でかい時計台があるんだろ?」

「そう! その中はカチカチゴトゴトかなりうるさいんだよ。そこで昼の鐘が鳴ると鼓膜が破れそうだったなぁ」


 聖教都市中に響き渡る時計台の鐘を近くならまだしも、直に中で聞けばそりゃあそうなるだろうと、ポトスは笑って流しておいた。

 

  目的地は鉱山からとれた鉱石の降し場となっている。

 ポトス達が来たところとはまた違う入り口から次々と鉱石の詰まった荷馬車が運び込まれていく。そのせいで土煙が舞い、少々ホコリっぽい。それは目の前の景色が全てかすんで見えるほど。

 そんななか布で口を覆った作業者達が声を張り上げて馬車を誘導している。

 かなりの重量を運んでいる為ぶつかれば一大事だ。だからそれらを先導する者は皆声を張り上げ傍から見ると怒鳴りあいでもしているように見える。更にかなりの重量を運び入れる為か、作業をしている者たちのほとんどは鎧のような筋肉をまとっている。

 そのうちの一人がポトス達に気づき、話しかけてきた。


「おお、もしかしてあんたらがノルウェン国から荷物を運んできてくれたポトスさんかい!?」


 タンクトップを砂や埃で汚した男がうるさいくらい元気な声で対応してくれる。


「そうだ」


 ノルウェン国で依頼が通れば依頼主へ連絡がいく。それは共鳴石というもので行われる。

 一つの共鳴石をいくつかに割り、片割れに振動を加えるともう片方も全く同じ振動が生じる。それはどんなに距離が離れていようとだ。その性質を利用し、音を遠く離れた場所へ届け連絡を取り合っているのだった。


「徘徊してるゴブリン共が最近この辺りに陣取ってるって話だったが大丈夫だったか?」

「何匹かあった」

「おお! やっぱイクスは違うなぁ! 余裕じゃないか!」


 さらりと言って流すポトスに男は大袈裟な程に驚いて目を丸くする。そしてポトスの背中を豪快に叩き、その音すらも大きく響き、荷下ろし場の注目を浴びたのだった。


「いたいいたい……それにゴブリンなんて大したことないだろうに……」


 男のガタイの良さはヒゴなみだ。その筋肉が戦闘用に作られてはいないとしてもこの男ならば簡単に追い払えそうなものだ。


「まあな。でもあいつら集団で来るだろ? 子供の頃追い掛け回されてさぁ、軽くトラウマだ」

「はは……それは災難だったな」

「あの恐ろしさは洒落にならねぇ」

「だな……じゃあここに受け取りのサインを頼む」

「おお、余計な話をしたな」

「ああ……いや」


 余計な話と自虐の意味で言った言葉をそのまま返された男は済まなそうに頭をぼりぼりとかく。

 ポトスも取り繕うがもう遅いだろう。と、思われたがポトスはいい取り繕い方を知っていたようだ。


「俺も経験あるしな」


 それは自分も経験したことがあるという共通の辛さを共有することだ。


「おお、そうか! ありゃ怖いよなっ」

「ああ……。夢に何度出てきたかわからない」

「わかるっ、わかるぜ! ってまた脱線しちまったな。ええと」


 ポトスは受取書を苦笑いの笑みを持って差し出した。


「これだ」

「あいよ」


 受領書にサインをもらう間、ポトスは後ろから視線を感じた。振り返ってみるとヒゴが少し意地悪な笑みを浮かべてポトスを見下ろしている。


「確かに余裕が無かったかもしれないな」

「だろ?」


 他者との関わりも大事だ。それをおろそかにするあたり、余裕の無さが如実に現れたといっていい。

 だからポトスも認め、そんな素直なポトスにヒゴも楽しそうに笑っていた。

 そこへマリアがヒゴとは性質の違う意地悪な表情でポトスをいじりにきた。


「リーダーもゴブリンに追われてたんだ」

「ん? ゴブリンじゃないが……まあ似たようなもんだ」

「ぷぷっ、何か悪さしたんでしょ」


 悪さをするとゴブリンに食われるぞ、と子供たちをしつけるために親が使う文句だ。だから逆にゴブリンにあったと言えば何か悪さしたんだろとという流れが一般的だ。マリアはポトスを手玉に取れた感覚が癖になったらしく、またからかおうとしているのだ。


「ははっまさか。罪もない人間に向かって魔法をぶっ放す聖女が悪くないのなら――」

「あーあーそうだー、村を見て周ろうかなーっと」


 まさかのカウンターにマリアは回れ右して逃げた。逃げれば負けは無いのだ。

 そこへしわがれた声がポトスの名を呼んだ。


「ポトス様! ポトス・アイゼンバーグ様!」



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