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ギルドを目指して

 私は今後どうするかをアンナと話していた。

「これからなんだけど、まずは寝床と仕事を探さないと。

 アンナ。近くにギルドと宿屋がある街ない?」

「そうですね。ここからだとアーリア王国の首都マリアってところが近かったと思います。

 宿屋もあったはずなので、そこが良いと思いますよ」

「分かった。明日マリアに向かう準備をしようか」

「はい。分かりました」

 アンナと一通り話しが終わるとクエスト完了の画面が表示された。

 アンナと話しを終えた私は眠りについた


 翌朝。私は起床後マリアに向かうための準備をしていた。アンナはまだ私の隣で寝ている。

 準備を始めて数分後、アンナはゆっくりと体を起こした。

「アンナおはよう。顔を洗ってきたら?」

「おはようございます、霧雨さん。そうします」

 寝ぼけ眼を擦りながら水辺に向かい、顔を洗っているアンナを横目に私はふと考えていた。

 食材は木の実やモンスターのドロップ品を使えば良いか。戦闘は自動だけど体力を使うから従魔契約して、体力は温存しておきたいな。空を飛ぶモンスターだと戦いづらいし。ただこの世界のことを考えるとそういうのはできなさそうだな。

 そうこうしているとアンナが話しかけてきた。


「霧雨さん、顔洗ってきました…どうかされました?」

 アンナから見たら考え込んでいるように見えたらしい。

「アンナ、何でもないよ。そういえば聞いてなかったけど、どれくらい歩けばマリアに着く?」

「昔に一回だけ行ったことがあるんですけど、その時は馬車で行ってたので徒歩だとどれくらいかかるか分からないです…」

「そう。数週間はかかると考えておいた方がよさそうだね。

 そうすると何日も歩くことになるだろうし、一回履き物と着る物を取りに戻らないといけないな。

 …アンナ。村まで案内してくれる?」

「はい、分かりました。こっちです」

 アンナが向かおうとした時、私はあることを思い出した。


「アンナ。裸足のままだと危ないからこれを履いて」

 取り出したのは準備しているときに加工した草履であった。

「ありがとうございます。大事に履きますね

 …霧雨さん。これ、どう履けば良いのでしょう?はじめてなので分からないです」

「あ、ごめん。これはここに親指と人差し指の間をかけるんだよ」

 私は草履を持って実際に履いてみせた。


「そうやって履くんですね。わかりました」

 アンナに草履を履かせて、私たちはアンナのいた村を目指して歩きはじめた。

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