表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/30

6、モノクロの世界

  私のいる世界はモノクロだ。


  あの人がいなくなってからそうなった。


  今、あの人はどうしているだろう。


  そればかりが気になる。


  私の世界は狭くて家族とあの人がいるだけで十分だった。


  「……--……」


  ふとあの人の名を呼んでみる。


  けど誰も答えてくれない。


  空気に溶けて消えてしまう。


  あの人は元気にしているだろうか?


  幸せにしているだろうか?


  手紙に書いて送ってみたいけど。


  会いにも行きたいけど。


  あの人は怒るだろうな。


「……あんた。何してんの。あたしを探す暇があったら仕事しなさい!」


  そう私に叱りつけるのだろう。


  ねえ、親愛なる友人よ。


  あなたは今も元気かな?

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ