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19、友情

 私には友達がかつてはいた。


 けど、何年かする内にそのトモダチは離れていった。


 最初は仕方ないと諦めていたけど。


 何度も繰り返す内に哀しさとちょっぴり残念だという気持ちが募っていく。


 そして今になって諦めの気持ちが揺らぎそうになっている。


 私がなにかした?


 私はあなたにとってどういう存在だったの?


 彼らに訊きたくはある。


 わかってはいた。


 距離を取って曖昧な態度をしていたのは私だ。


 それでも訊きたくはなる。


 ねえ。


 あなたは私をどう思っているの?


 私は煩わしい存在なの。


 それとも違うの。


 声を大にしてそう叫びたくなる。


 押し殺して心の奥深くにしまい込んだ。


 今日も私は顔に笑みを貼り付ける。


 本音を隠してお面を被って。


 私はどうしたいのだろう。


 虚無が私を満たした。

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