表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/30

15、雨

 ポツポツと雨が降り出してきた。


 私は傘もささずに歩いていた。


 皆、急いで雨宿りをできる場所を探したり傘をさしたりとせわしない。


 私には関係ないとばかりに雨粒に打たれ続ける。


 ひんやり冷たい雨の雫は心地よい。


 だって私は水の精霊だから。


 人には見えないの。


 その代わり、自由に歩きながら楽しむ。


 クスクスと笑いながら一回ターンをする。


 建物の屋根などからピチャンと大きめの雫が落ちた。


 やっぱり楽しいわ。


 これから池に戻ろうか。


 再び歩き出す。


 靴は履いているけど。


 ハイヒールというものだ。


 人であれば、こけてしまうだろう。


 私は慣れているからこけない。


 さあ、戻ったら何をしようか。


 また笑いながら住処の池を目指して歩いたのだった。


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ