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10、クリスマス

今日はクリスマスだと誰かが言った。


僕は一人でクリスマスを過ごすだろう。


何故かって?


僕には彼女がいないし友人もいない。


だからだよ。


寂しくないといえば嘘になるが。


でもまあ、仕方ないか。


僕はアパートの部屋のガラス窓から外の大きなクリスマスツリーを眺めた。


キラキラしていて綺麗だが。


感慨としてはそれだけだ。


父さんと母さんに久しぶりにスマホでメールでも送ってみようか。


あの二人は元気にしているかな。


ふとそんな事を思った。


スマホを手に取ってメールを書き始めたのだった。

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