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妖霧の卵  作者: 最勝寺 蔵人
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登場人物・用語一覧

本編に登場する人物や、特別な用語を記しています。

登場頻度が低い人物や用語についても一部載せています。

<登場人物>

美濃部みのべ 義継よしつぐ

三徳高校特別介護科の一年生。フリーの妖魔退治師、通称フリーランスの両親を持つ。筋肉質な体つき。睨むと怖い顔になる。


傘波羅かさはら 彦星ひこぼし

三徳高校特別介護科の一年生。義継の同級生で隣の席。明るいムードメーカー。黙っていると真面目そうだが、話すと軽い。


末伴まつとも 洋佑ようすけ

三徳高校特別介護科の一年生。義継の同級生で前の席。丸眼鏡を掛けており、小顔で童顔。一見かわいらしいが、毒舌家。


桑実くわみ 圭三けいぞう

三徳高校特別介護科の教員で、AMSの実技を指導する。降魔軍出身で、指導方法も軍隊的。


金岡かなおか ただし

三徳高校の校長。

どことなくカバに似ている(義継談)


鷹森たかもり 航太郎こうたろう

三徳高校普通科の一年生。クラスでも目立つことのない平凡な存在だと自認しているが、同居人の若葉の為なら、行動力を発揮する。


領内りょうない 若葉わかば

三徳高校普通科の一年生。目が隠れるほどの長い前髪をしている。無口、無表情。とある事情から、鷹森家に居候させてもらっている。一番の理解者である航太郎にしても、若葉の行動は不可解。


天宮あまみや 音女おとめ

三徳高校普通科の二年生。はみ出し者グループのリーダー格。妖魔に憑依されて、暴れて以来、不登校気味。あだ名はメロディ。


たいら 紀美代きみよ

三徳高校普通科の二年生。メロディの同級生、同性なので仲が良い。おキミと呼ばれている。


山澤やまざわ 基樹もとき

三徳高校普通科の二年生。メロディの同級生。髪を赤く染めていて、生活指導の教員から目を付けられている。あだ名はヤマモト。市井や天原たちと、メロディを取り巻いている。面と向かって言われないが、裏では「三バカ」と呼ばれている。


市井いちい 隆生りゅうせい

三徳高校普通科の二年生。メロディの取り巻きである三バカの一人。長髪。リュウセイという名前から、流星を経て、ホシという呼び名がついた。


天原あまはら 五朗ごろう

三徳高校普通科の二年生。メロディの取り巻きである三バカの一人。短髪。ゴロウゴロウと呼ばれ、ゴロゴロを経て、カミナリという呼び名が付いた。


日下くさか 伊里枝いりえ

三徳高校の守護術師。若い美人だが、近寄りがたい雰囲気を放っている。白衣の袖に隠した木剣などを使い、除霊を行う。


・又田部 (またたべ)

三徳高校の教師。メロディたちの担任。裏では「マタタビ」と呼ばれている。


紫村しむら 蒼次郎そうじろう

義継の弟。小学五年生。兄に比べて勘が鋭い。


美濃部みのべ みどり

義継の母。術者で付呪を得意とする。


紫村しむら 義一郎ぎいちろう

義継の父。AMSをまとい退魔活動をするフリーランス。紅蓮の騎士として有名。ゾウリの七雄の一人。


鷹森たかもり 大輝だいき

航太郎の父親。研究職。


東台とうだい 無斎むさい

関東で活躍する剣豪。鬼斬りとして有名。かつては一刀斎と名乗っていたが、還暦を迎えてから「無斎」と称するようになった。ゾウリの七雄の一人。


桔梗ききょう

京都で活躍する、符術と薙刀を得意とする女性退魔士。ゾウリの七雄の一人。


<用語>

妖魔ようま

妖怪や魔物の類の総称。


妖霧ようむ

妖魔が出現する際に生じると言われる霧。あるいは、妖魔が出現したために発生している霧。どちらが先かは、はっきりしていない。


・妖魔戦争

第二次世界大戦中、日本国内で妖魔が大量に発生し、それに伴う混乱が「戦争」と呼称された。一部では、妖魔と砲火を交える戦闘が起きたが、被害の大半は混乱による治安崩壊。その被害をこうむりたくないため、他国からの侵略は受けなかったが、大規模な火災など国土はかなり消耗した。

原因については諸説あるが、軍部が暴走したせいだというのが主流。終結した理由は、よくわかっていない。


降魔軍ごうまぐん

妖魔戦争後に、再編された軍隊。通常の軍隊に比べて、国内の妖魔への対する警戒が強い。

妖魔戦争が軍部の暴走によって引き起こされたと言われているため、国民からの監視の目が厳しい。ゆえに、妖魔に対しては専守防衛が基本となっている。


・異界の門

妖魔の世界と通じているとされる地点。別名として、地獄門、奈落、穴など多くのバリエーションで呼ばれている。常に妖霧で覆われており、妖魔の出現率も極めて高い。

妖魔戦争のきっかけは、この異界の門の一つへ軍が侵攻した為だというのが有力な説。


煙流町けぶるちょう

妖魔戦争のきっかけと言われる、富士の樹海にあった異界の門から比較的近い場所にあった小さな町。

妖魔戦争終結時に、富士の樹海の異界の門は「閉じられた」と言われたが、代わりにこの小さな町に妖霧が張り付くようになった。中の様子は確かめられておらず、再度の妖魔戦争のきっかけにならないよう、敢えて調査はされていない、と言われている。

当時の住人を含めて、出てきた者はいないので、既にゴーストタウンと化している。


二十二町ふとふちょう

煙流町に隣接する町。妖霧は常時発生していないが、好んで住み続ける者は少なく、ほとんど人口は居ない。代わりに、降魔軍を初めてとする、政府関連施設ができた。


・AMS

Armored Muscle Suit、装甲化外部筋力装置、の略。

介護用として開発されたマッスルスーツに、妖魔対策用の装甲を付けた物が始まりとされている。まだ試作段階と言ってよいほどの新機軸の製品。

人工筋肉を用いた第一世代機と、そこから機械化と耐霊装備を施した第二世代機がある。設計思想と特性が異なる為、第一世代機が第二世代機に劣るものとは見なされていない。


・ゾウリ

AMSのメーカー。AMSという概念、製品を生み出した。

バイオテクノロジーに長けた医薬機器メーカーだったので、この第一世代と言われるAMSは半生体部品が多く使われている。

会社名およびロゴマークは、草履ぞうりからきていると思われがちだが、ゾウリムシが直接の由来。


・ゾウリの七雄

ゾウリの七本槍とも呼ばれる。ゾウリの提供する第一世代AMSを、モニターとして受領した七名の退魔士。


・矢車

世界的に有名な重工業会社であり、AMSのメーカー。第二世代機を開発している。

三徳高校の特別介護科に納入されたのは、この矢車製のAMS。


・TREE

主にスマホで利用されているコミュニケーションアプリ。木(または幹)、枝という主従構成でディレクトリ構造化できるのが特徴だが、一般には「活性化していない枝 (チャットルーム)は枯れる」という変化を持つことの方が意識されている。


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