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GIX-P1【グレムリン】、FH-26【グレムリン】

GIX-P1【グレムリン】、FH-26【グレムリン】


全長 10.39m


重量 18.4t


動力源 デュアルハイブリッドエンジン・ディアス


固定武装 ミル・シュルツェン製 MG-42 CIWS 4門


携帯武装 アルト・ファイヤー製 M9981 短機関銃

     ヴァルドメル製 GGH-11 115㎜滑腔砲

     高田重工業製 RT224 ダガーナイフ 二刀

     

日本の高田重工とアメリカ合衆国のメイティス・ライト社の共同開発によって生まれた次世代型AD。

その為、高田重工型番とメイティス・ライト社型番の両方が存在し、現在アメリカ陸空軍共に制式採用されている。


高田重工の最新鋭AD・GIX-024【クライシス】の開発後、日米による経済会議が行われた際に、日本の天野首相が不用意な発言をした事が災いし、共同開発が行われるようになるという不測の事態は発生したものの、開発自体は速やかに行われた。


特に開発会議におけるガントレット空軍中尉 (現在は大佐)の「AD兵器の整備不良原因から見る今後のカスタマイズ方法の有用性」という報告書が、今機体の開発コンセプトを決めたと言っても過言ではない。


ガントレットの提出した報告書には「個々の機体にカスタマイズを行うのではなく、各方面における特出した性能を切り替える形での新型ユニットの開発が好ましい」という文面が、当時防衛装備長の技術開発局局長を務めていた城坂修一の目に留まった。


結果、今機体の開発コンセプトは「機体そのものの汎用性を確保しつつ、局地戦対応可能な追加装備の開発」となった。


城坂修一は報告書を提出したガントレットと対談。そして「追加装備とシステムカスタマイズを行えるバックパックユニットの設計を行う事が好ましいのではないか」という結論に至り、プラスデータという新規格の開発に踏み込んだ。


機体フレームに新型フレーム【タイププラスフレーム】を採用し、陸戦装備用のT-01【高速戦パック】、B-01【高火力パック】、空戦装備用のE-01【高機動パック】を追加で開発し、素体の汎用性を確保し、追加バックパックによる局地戦対応が行われた。


Pフレームの劣化や消耗が激しく、現在も問題視されているが、現状ではアメリカ国内における大量生産ラインの確保によって問題を有耶無耶にしている現状がある。(簡単に言ってしまえば「壊れても新しいものがある」という考えである)



T-01【高速戦パック】

脚部に外付けする形で展開を行うキャタピラー走行が可能となる他、追加スラスターモジュールの装着によって、その名に恥じぬ高速機動を実現する。

また、外部バックパックにはジャミングを可能とするECMが搭載され、レーダーや通信によるロックオン・音声通信を阻害する事も可能。


E-01【高機動パック】

バックパックに追加ブースターと滑空用ウイングの搭載により、助走の上で滑空を行えるように設計が成されている他、トリプルD駆動の活用によって強引な浮遊も可能となる。


B-01【高火力パック】

各部に追加装甲を展開し防弾性を高めている他、115㎜滑腔砲の搭載による後方支援を目的として設計された。

発砲の際には相当の衝撃が機体全体を襲う為、固定の為に追加装甲より鉤爪の展開をし、横転・転倒などを防ぐ役割もある。


E-01X【ハイジェットパック】

既存のE-01【高機動パック】を改修する形で、追加ブースターの追加及び処理制御チップの増築によって既存のグレムリンを超える性能を引き出すために開発された。

追加ブースターの装着によって滑空距離の増加と強引な飛行を可能とする乱暴な出力は、現場でも重宝される事となるが、現状ではエースパイロット専用プラスデータとされている。

なお、このプラスデータが搭載されたグレムリンはFH-26X【グレムリン・セコンド】、通称【ポンプ付き】と呼ばれ、新型機扱いとなっている事も特徴である。

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