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7話



 海だ、蒼い海がどこまでも広がっている。


 そんな海の上で俺は小さな船の上で寝っころがって寝ながら。船のかけらを食べている。


 チョコレートで出来ている船のかけらはとても甘くて、美味しくてすごく至福だ。


(んー、?~・・? あれ、?)


 口の中にさっきまで食べていたチョコレートの感覚が無くなり、いきなり凄い眠気が襲ってくる。

 それと同時に布団の感覚がする。


(ああ、夢・・・か。)


 頭が冴えてくると同時に名残惜しさに大きく息を吸って、吐いて、うつむせになるように寝返る。


(はぁ・・美味しかったな。。。今日の夢は・・・え~と船チョコ食ってる前は船でその前はなんだっけな?あぁ、布団気持ちいいな。)


 頭をかきながらボーとしつつ考える


(そうか、アルバさんだ。師匠師匠。あ~、いい人だったなぁ・・・はぁ~)


 とても残念な気持ちになりながら、もう一度溜息をついた後に、左手で目を擦ってゆっくりと目を開けようとすると同時に違和感がして


(それにしても、妙にリアルな夢だったな~・・・・ ?・・・・ぇ?)


 目を開けると・・・そこには。


「ぐっど!も~にぃぃんグ!!えぶりばでぃ!? はじめましてかな?はじめましてだよね!!」


「・・・ぅ?」


 ちっこい青年が立って両手を高く上げていた。




「無礼者!貴様ぁ~!今、陛下の事をちっこいとか思っただろう!」


(えっ? えっ!?)


 まだ少し冴えてない頭で考える、起きて目を開けるとそこには見た事もない子供と、その周りにまるでおとぎ話の中で出てくる伝説の騎士の様な恰好をした兵士が数人立っている。



「陛下は、な!若干そこん所気にしていらっしゃるんだぞ!」


「そうだ!そうだ!たまにちょっとかっこいい事言う時よく見ると背伸びをしていらっしゃるぐらいは気にしてるんだ!」


 物凄い笑顔で嬉しそうに挨拶して来た子供の横で、兵士達が叫び散らして来る、 あっ なんか笑顔の・・陛下?がちょっと顔ひきつってきてる。。ヨ


「俺は陛下が食事の時何かと理由つけて、この料理には牛乳が合う牛乳を持て(キリッ)とか言うのが実は身長の為だと知っているんだぞ!」


「牛乳飲み過ぎて腹壊して正露丸とか隠れて飲んでる陛下の気持ちを考えろ!」


「そうだ!しかも若干低脂肪牛乳とか脂質カットして、この方が身長が伸びる(どや顔?) とか謎理論立ててがんばってるんだよ!」


 あっ。 陛下・・ 腕下がってきた、と言うかもうなんか膝付き始めた。


「もう最近だと食事の時何出されても牛乳が合うって言うからシェフも牛乳の海に肉泳がせたクリームシチューみたいな意味分からない料理を毎回用意してるんだぞ!」


「そのくっそ訳わからん料理を後々俺達が別席で食べる気持ちを!お前は・・!お前はぁぁぁぁ!!」


 あ~・・陛下もう完全に、これ orz ですわ、 うん。orz状態だ見事な具合にorzのポーズしてる。

 コレ、話しかけないといけない気がする・・な。


「えっと・・あの・・その・・すみません、へ・・陛下さん?」


「へ・・!?陛下ぁああ! 貴様ぁあああ!陛下に何をした!?」


「陛下!お気を確かに!」


 兵士達が陛下さんに気が付き慌てて駆け寄る様に話かけるが陛下さん?は既に完全に心が折れている様で反応が無い。 おい!一番後ろの兵士、何にやけて笑いこらえてんだ。口に手当てんな。


「くっ、!お前ら!あれやるぞ!」


「「「「おう!」」」」


 リーダーっぽい兵士が他の兵士に声をかける。


「陛下!ナンバーワン! 陛下!イケメン! 陛下!かっこいい! 陛下!最高! 陛下!優しい!」


「「「「「陛下!ナンバーワン! 陛下!イケメン! 陛下!かっこいい! 陛下!最高! 陛下!優しい!」」」」」


 なんだ・・これ?兵士達は一定のリズムで手を叩きながら陛下さんをほめ始めた、 おぃ、さっきにやけてた奴今どさくさまぎれてボソッとドちびとか言わなかったか?


「お・・ぉお・・お!ぉおおおおおおおおおおおおお!」


 あっ、陛下がなんか、叫び始めた。


「神は、我に加護をあたえたしぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃいいい!!!」


「「「「「陛下ぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」」」


 まるでお手本の様な拍手の中。陛下が立ち直った、そして俺に話しかけてくる。


「おほん、いやいや!ごめんね!ちょっと取り込んでしまってね?それで、なんだっけ?」


「・・・ 帰っていいですか?」


「え?」


 陛下は笑顔のまま首をかしげて固まった。

一件のお気に入り登録のおかげでやっと書けました、ありがとうございます。

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