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1話



(・・・は?)


 肌寒さを感じて体を起して周りを見ると、信じられない光景が広がっていた、前を見れば木後ろを見ても木横を見ても木もう一度前を見ても木


(森・・・?)


 一度止まった思考が動き出す、正直分けが分からない・・・どうしてこうなった?ここはどこだ?色々な考えが頭の中で暴れる、やがて思考が落ち着いてきて冷静になって来るが、不思議な事に昨日の事は思い出せるが、いつ寝たのかが思い出せない、


(Wtf? どういう事だ? 確か昨日は・・ん?)


 考えていると不思議な物を見つけた、今まで森は何度も見たことがあるがこの様な物は見た事が無い、ネットの世界でなら何度か似たような物は見た事があった、


(魔方陣か・・・?なんだこれ?)


 地面に書かれているそれは見た事も無い文字で少し触るとまるで溶けてしまったかの用に消える触った手を見ても何も無く、違和感が無い


(はぁ・・・なんだよこれ・・・)


 正直簡便してほしい・・・と言う気持ちばかりで、考えるが、落ち込んでいても仕方が無いと、とにかく何か出来る事をと思い、持ち物を全部出してみるが、使えそうな物は無い・・どころか持ち物と言える様な物が無い、ポケットを漁ってみると何故だか、分からないが覚えて無い丸まったレシートしかも洗濯済みで玉になっていやがる・・・後は。何も持ってなかった。


(なんて言うかこれ・・終了のお知らせじゃね・・・?)


 不思議な事に焦りは無く、とりあえず辺りを探索する事にしてみたが、少し歩いて分かった事は、まずここは絶対に俺の生まれた国では無いと言う事だ、何故なら見たことも無い草に見たことも無い生き物が、それどころか俺は空を見て夢かと思い自分自身を殴った、


「うそだろ・・これ・・・」


 なにせ空には・・・太陽が二つあるのだから。


「・・・・ハァ~・・・・」


 夢なら早めて欲しい、だがこんなにもはっきりと意識がある夢も想像が出来ない、浮遊感など何一つ無く自分が地面に立っている事が嫌と言うほど分かる、そう・・重力を感じる、思えば今まで夢の中で重力を感じた事は無かった、


(どうすっかな・・・)


 これからの事を考えながら歩いていると目の前に開けた場所が見えた、近ずく事に俺は早足になり、駆け足になり、最後には走ってその場所に行く、


「川だ・・・」


 大きな川では無い、深くもない、透明で2つある太陽の光を乱反射しながら流れる液体・・・水・・・直に手で救ってみるとそれは、今までの生活で何度も触ってきた水と変わりは無く、汚れも無い、とても綺麗な水である、少しにおいがあるが飲める気がする・・・


(さて・・どうするか・・・)


 透明な水は安心できる・・・とは限らない。少なくても自分自身自分は現代人でひ弱だと思っている、喉は渇いているが飲むほどでも無い・・・迷った末の結論は飲まない事にした、それから俺はその川を頼りに川下へ下っていく、森の中を何の頼りも無く歩くよりマシだと思ったからの行動だ、川沿いを歩いて行くと次第に変化に気がついてく、歩き辛い川沿いから歩きやすい川沿いになり、少しづつ川と木の距離が離れていき、次第にとても歩きやすくなった、


(綺麗なもんだな・・・)


 何故だろうか?少し気持ちに余裕が出来たからか、そのとてもすばらしい光景を見ながら歩いていくと、まるで普通に旅行に来ただけの様な気になってくる、そんな時に


(なんだありゃ?)


 拓けた川沿いの先を見ると、遠くに少し違和感のある物が見えてくる、今まで見えていた森に似合わず不自然なそれは、近ずくにつれて次第に理解出来る様になって行く、何かに蔓のような植物が撒きついていてその巻きついてる物が木製の建物・・・家だと気がつくと同時に、家の前に人が座ってこちらを見ている事に気がつく、


(おいおい・・ありゃどう見ても日本人じゃないな・・・)


 切り株の様な物にずっしりと座ってるその人は、遠くから見てもものすごい大男で、こちらに気がついており、近ずくにつれ、俺の目をずっと見て座っている事が分かる、外見はどう見ても日本人とは違い髪の色は白く、顔立ちは深い、体系はずっしりとしていていかにもだが、かなりの爺さんに見える言葉が通じるか分からないが話しかけるしか無い様だ・・・・


「止まれ!」


 20mぐらい離れた位置から男は声を張り上げた、と同時にそれが自分の理解出来る言葉だと言う事に安心感を得るが続く言葉に疑問が起きる、


「貴様!見たところ人族の様だが、どこから来た?まさか、トネールから歩いて来たとは言わぬだう?」


 聞いた事の無い単語に戸惑うが、歩いて来たと言う事は地名だろうが?そんな名前の町や村など身に覚えが無いが、この非常事態に助けてもらえるかもしれない状況・・・回答に困っていると男は続けて聞いてきた、


「答えろ!言葉が通じぬのか!?」


 老人に大きな声で話しかけられると昔老害に絡まれた記憶が甦り、かかわりたく無いと思ってしまうが、そうも言ってられない為俺はなんとか返事をしようとする、しかし、思うように言葉が出ない、


「えーと・・ですね・・」


「どうした!答えられぬのか!」


「いやーそういう訳では無いんですが・・・」


「ならばどういう訳なのだ!」


「そのー・・・」


 沈黙が訪れる、俺は迷い相手は返答を待っているが・・答えが出ない、長い沈黙のを破ったのは相手だった



「・・・お主・・・何か事情があるのか?」


「・・・はい・・・」


「で・・あろうの・・・うむ。」


「???」


 警戒していたのだろうか?こちらの意図を汲み取ろうとしているのか、爺さんは右手で下顎をさすりながら考え始めた、


「・・・もしやお主・・・迷子か?・・・」


「・・・です・・・・」


「うむ、・・・そうか・・・」


 なんともこの歳になって迷子とは情けない、爺さんは俺の状況を理解すると、先ほどとは違い、緊張感が取れた様に話かけて来た。


「して、お主はどうやってここにたどり着いたのだ?」


「それが・・・」


 それからと言うもの、約1時間ほどだろうか?俺は起きたら知らない森にいた事、魔方陣の様な物の上で寝ていた事そして探索し川を見つけて川沿いに歩いていたらたどり着いた事を話した、


「なのほどのう~・・大変だったのう、」


「なんとも、回答に困る思いでした・・・」


「わしの考えが正しければお主は・・・精霊に呼ばれたのじゃろうに・・・」


「せ・・せい・・霊・・・精霊!?ですか!?」


「!?なんじゃ!急に!!」


 マジメな顔をして老人はありえない推理をし始めた為、俺は老人に掴みかかってしまった、精霊・・・・このじじい・・ボケてやがるのか!? なんて思ってしまったほどだ、


「まてまてまてまて!お主、落ち着くのじゃ!」


「精霊って!あの精霊ですか!?本気ですか!?」


「まて・・・と言っておろうが!!」


「・・・ッ!」


 驚いた事に、60キロはある俺の体を爺さんは投げ飛ばして来た、柔道か?投げられた後も胸倉を掴まれたままの為俺は頭を打つことなく、爺さんを驚いた顔で見上げる・・・


「・・・まったく、お主ももう十分いい歳であろう?何をそう戸惑っておるのじゃ・・・」


 爺さんは衝撃が無くなった後胸倉を放し、俺はあまりにも非現実的かつ非科学的な回答をマジメな顔で言われ同様してしまった事を自覚し、落ち着いて立ち上がる、


「すみませんでした・・・あまりにも非科学的推理だったので・・驚いてしまって・・・」


「・・・科学・・・じゃと?」


「・・・はい??」


 何故だか爺さんは、科学と言う単語を聞き返しては、先ほどまでの不陰気は変わり、こちらを黙って睨んで来ている・・・恐ろしい目で・・・





今日はもう1話投稿予定です

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