俺が学園で先生とイチャラブしたい
定期更新に行き詰まったら書きたくなる小説なんです←
夜の学校、及び学園には何か出そう…など、普通は思うのだが、この世界の怪談は何とも可愛らしい。
『10年前、この学園に忘れ物を取りに来た生徒が、教室に行こうと渡り廊下を歩いていたんだ。けど、いくら歩いても教室が見えてこない。怖くなったその生徒は段々早歩きになり、小走りになり、四つ足走りで走ったが……教室に、まだ着かない。生徒はとうとう疲れてしゃがみ込んでしまった。…その時……!!生徒は見てしまったんだ。小さな…足が見えない、白猫の姿を!!!』
何処が怖いと思う?
『俺が部活帰りの夜、近道である田んぼ道を歩いていたんだ。やっぱ田舎でしかも夜だから電灯も家の明かりも見えない。けれど、少し違和感を感じたんだ。まるで、何かが欠けている感じ……?その違和感は消えずに、むしろ…余計に増したね。それから歩きながら考えて考えて、ようやく気が付いた。…何も、聞こえないんだ。田舎は静かだ、なんてほざく奴らもいるが、田舎は野生の動物の鳴き声や虫の声がわんさか聞こえるもんなんだよ。けど、本当に何も……聞こえないんだ。俺が怖くなって走り出そうとしたら、急にカエルが一斉に大合唱したんだ。…それで俺、びっくりして何か踏んじまったんだ。…後は、分かるよな…?』
いや、分かんねぇよ。
とまあ、こんな風にこの世界は動物を少し神聖化している。前の世界で言えば獣人と動物は人間と猿みたいなものだと俺は思っていたのだが、残念ながらこの世界では獣人と動物は言わばほぼ《共食い》に等しい。けれど弱肉強食の世界でもあるので食う。…その代わりに都合良く神聖化する。だから獣人に身勝手に殺されたりしたら呪われると言われる。
けれど獣人の幽霊話は全然ない。…なんだこの世界。
…とまあ、こんな感じの怪談ばっかなので、俺は夜の学校に侵入しても全然怖くないと言う訳だ。
ーーーーーー
唐突だが、俺が夜の学校に侵入する理由は主に1つ、というより10割中10割決まっている。
…まあ、それはおいおい分かる事なので今は置いておく。
取り敢えず、俺は夜の学校なう☆と言う事だけ分かればそれで良いさ。
俺は学校に侵入し、学校を徘徊する。
職員室、家庭科室、理科室、音楽室、体育館…色々とまわって見たが、なかなかいない。おかしい、情報によれば彼奴は宿直だった筈…
早く会いたい。会いたい逢いたい合いたい遭いたい愛たい
少しずつ早足になる。何処にいるのだろう。もしかして見回りの時間じゃなかったのだろうか。いや、宿直室の前の立札には確かに《見回り中》と書かれてあった。
俺がそんな事を考えていたら、向こうの廊下から微かな明かりが見えた。俺はそれに歓喜する。
だが、彼奴かどうか分からない。もしかしたら夜の学校に侵入した悪餓鬼かもしれない。
俺は教室に入り、扉の横で息を潜め明かりが近付くのを待つ。もし、彼奴だったら…そう思ったら下腹部がキュンと悪い快感を覚える。
明かりが俺の横を通り過ぎる。その影で俺は彼奴だと確信する。…興奮し過ぎてつい、机を押してしまった。
「誰かいるのか!?」
彼奴の低く少し渇いている声が聞こえた。どうしよう、すごくゾクゾクしてきた。
俺の心境など知らずに彼奴は教室に入り、そして
俺の足に躓いた。
「うわっしょい!?」
そんな奇声を上げながら彼奴は俺の目の前に倒れて来た。それは紛れもなく、俺の支配欲−を擽ったスフィンクスだった。
「イッテテ……、だ、大丈夫か?」
一応学校に侵入した不審者とも言える俺を心配する彼奴はお人好しだなと思う。
「ん、大丈夫…」
俺がそう言うと、スフィンクスはホッとしたような顔をしたと思ったら、何かを思い出した様にハッとした顔をする。…忙しいな
「お、おおおおおおまおお………!!!」
「何だ…?」
嘴をパクパクしながら目をぐるぐるさせたスフィンクス
「な、なんで此処に!?」
「何って………返事を聞きに来た。」
そう言ったら、スフィンクスは訳が分からないといった顔をする。まあ、訳が分からないのも無理はないか。
〜回想〜
「…俺が欲しくないか……?」
「…………」
そう言った後、其奴は全然反応をしないので、少し心配になり顔を見た。
その顔はとても凛々しく、惚れ惚れするような代物だと俺は思った。
鼻血で顔面崩壊していなければ
〜回想終了〜
「と言う訳で、返事を聞きに来た。」
「………」
「返事を聞きに来た。」
「ま、待て待て待て待て。」
「待たない待てない止まらない。」
「お前そんなキャラか!?」
「残念ながらこんなキャラだ。」
「お、おおお俺は生徒に手を出さない!!」
「なら俺がこの学校を辞めれば手を出すか?」
「お、俺は未成年に手は出さない…!」
「つまり俺が成人すれば手を出せると」
俺がそれはもうポジティブに返事を返すと、スフィンクスは返す言葉が等々見つからなくなり、口を閉ざす。
「だ、大体、お前入学式とのキャラが全然違うじゃないか。」
「入学式の時、俺を見てたのか?」
「そりゃあ、あんなグラマーな生徒がいたら……て違う違うそうじゃなくてな…!!」
スフィンクスは自分で自分の首を絞める。俺は何だかむず痒いような、こそばゆいような、酷く心がソワソワする感覚に陥ってた。
「……別に、今すぐじゃなくてもいい。」
「え?」
「アンタが俺を欲しいと思うその日までーーーアンタの側にいる。」
「そ、そうか…!?て、それはやっぱり……、いや、待てよ?」
そう言った後、ブツブツ何かを言うスフィンクス、大方これで問題児が学校に登校するのでは!?なーんて事を考えているのだろう。顔でバレバレだ。
そんなの、この学校に夜中侵入する時点で無理な事くらい分かるだろう。
「よし、良いぞ!!俺の側に居てもいい!バッチグーだ!!」
「そうか……なら」
俺はその言葉を聞いた瞬間に、スフィンクスの手を思いっきりーーー俺の胸に押し当てる。
「フアァッ!???」
「…変な鳴き声」
「い、いや、いやいやいやいや、お前何考えて…!?」
「アンタが俺を欲しいと思う手っ取り早い方法を実行しようと思ってな。」
その言葉にスフィンクスは全てを察したのか、デカイ図体をバタつかせ俺を突っぱねようとする。が、可哀想なことに此奴は女に、いや生徒を怪我させたくないようで、中途半端な力しか出せれない。…本気になれば俺を吹き飛ばせるのに
そんな事をぼんやり考えながら、俺は己の胸をスフィンクスの手で上から揉む。
スフィンクスは等々硬直して大人しくなった。
俺はそれを良いことに胸を弄らせ、揉ませる。スフィンクスの鋭い爪が敏感なソレに擦り、俺は甘い声を出してしまう。
これじゃ自慰だと思ったが、それが返って俺を興奮させる。もし、この手が俺の大腿部から上へ上へとのぼって俺の敏感なソレを摘んだら、この逞しい腕が俺のナカにはいっていきたら…なんて変態思考が過る。
「なあ、…既成事実って、知ってるか?」
「……せんせー」
次回から通い妻の黑ちゃん‼︎
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