おじさん武勇伝
おじさんはいつも座っていて、物静かで、物知りだった。
そのおじさんは静かながらに周りに慕われていて、愛されていた。
おじさんはその人々に様々な事を教え、皆それに感謝した。そのおじさんはかなりの思想家で、色々な事を考えてはまた考え……の繰り返しだった。
社会が不安定な中、そのおじさんは多様な経験をしており、豊富で、過酷な状況下においてもその知恵によって解決してきた。
おじさんには煩悩や、その他の欲が無く、本当に偉大な人間だった。正しく人格者と行っても過言ではないという。いや実際人格者であった。
そのおじさんは生まれてからすぐに言葉を発しており、その知能の高さも見受けられる。
修行なども経験しており、それもまた過酷なものだった。深くは語らないにしても、とても語り終われない程の事実があり、その一つ一つにとても意味があった。
おじさんはとても自由な者だった。そのおじさんの出身は日本ではなく外国で、しかし国を超えて有名だった。ただの有名人なんか目に止めないくらいの有名人で、それを知らない人はいないだろうという程に……。
そのおじさんはなんと十六歳で結婚していて、子供もいた。
しかし、おじさんはある日、激しい腹痛に見舞われる事になってしまった。原因は豚肉で、それを食べたおじさんは当たってしまったのだ。
その腹痛は止むことはなく、徐々に進行し、寿命もあってか、そのおじさんは死んでしまった。
しかしおじさん。そのおじさんは頬杖をついて横になって死んだのだ。
今で言う怠惰の象徴のような格好をして、死んだのだ。
そのおじさんは死んでからも有名で、その死体はとある部族によって火葬された。
とある宗教の話。
――を少しコミカルに書いてみました。所々、というか、僕はそんなに仏教には詳しくはないので、曖昧な表現や、思いっきり間違えた書き方をしているのかもしれませんが、どうかお許し下さい。
ちなみに、頭の納豆のようなボツボツは、一つ一つに知恵が入っているようです。
羨ましい。