1ページ目「私が終電を逃してしまった話」前編
いつも通り終電で帰る予定だった私は会社に着く、憂鬱な気分なそんなところに課長の体調不良によって今日の仕事は増えるという悲鳴を上げそうなスケジュールになってしまった....
「さて皆さん質問です!現在の時刻は何時でしょう?。」
・・・。
「....0時です!。」
虚空の彼方にそう叫ぶ。
「終電を逃してしまった....」
今日も大量の仕事を終え、家へ向かう終電を目の前で逃してしまい虚無でいっぱいです....。
「癪....凄く凄く癪だけど!会社に戻るしか....嫌だぁ!!!」
お腹も減った....昼休憩15分のはずなのに体調を崩した課長の仕事をやっていたら無くなってしまった....。
「これが捨てられた犬猫の気分か....トホホ」
「というか!社員が一人休めば会社の昼休みが潰れるって言うのに課長の仕事だなんて無茶苦茶なのよ!!」
そう愚痴を呟きつつ街灯が照らしている道をゆっくりと歩いていく。
「まだ寒いわねぇ....最近は風もよく吹いていたし今日はまだマシなのかも....しれないわねー」
現実逃避の為にもこういう地味な事で頭を埋めたい。
「今日のご飯は....こんな日だし贅沢しちゃお♪」
正直終電を逃してしまったことがショック過ぎてこう言いつつも悲しんでいる自分がいる...。
「途中にファ〇マがあったからそこで買い物していこっと」
「会社に差し入れで貰った明太子があるから...やっぱり社内人気って大事よね!」
流石の私も3年ブラック企業に勤務していれば心も真っ黒になるわねぇ...笑えない冗談だわ。
「ならば!お弁当のマヨネーズは会社にあるし、冷凍ご飯と...冷凍ホッケを買っちゃうか!」
ホッケ...美味しいのよねぇ....涎が。
「さてさて走ってファ〇マに行くわよー」
脳内にあるホッケと明太子のご飯を想像すればする程....顔が残念なことに。
「はぁ....はぁ.......はぁ.....疲れたぁ....」
肩で息をしながらも頭の中は美味しいご飯で一杯なのである。
「お待ちかねのご飯を買うわよぉ!」
「さてさてまずは冷凍食品コーナー.....サラダチキン...美味しいわよねぇ..じゃなくてホッケよ!」
今の状態では他のものも買いかねない....否、「贅沢なのだから別に?」なんて言う所もあるが私がブラックな職場に勤めているという事実を忘れないでほしい、金が無い。
「無駄な出費は抑えないとね...あっ!ホッケだ!!」
お目当てのホッケをカゴの中に入れ、冷凍ご飯を探しに行く。
「コンビニで買い物ってさ、結構気が引けるのよね」
「スーパーで買った方が値段が安い、やっぱりコンビニの値段はちょっと....」って感じで買い物は煙草以外しないイメージなのである。
「ご飯もこれでおーけーっと」
誘惑に負けて背後にある缶ビールに手を伸ばしてしまいそうな私を押さえつけている間にさっさと会計へ向かう
店員「年齢確認をお願いします」
「・・・」
店員「税込み930円です」
「1000円で」
店員「ありがとうございましたー」
....結局酒も買ってしまった。
「明日...じゃなくて今日の仕事しっかりできるかな..」
しっかり後で課長に叱られます。(未来の私より)
「会社まで頑張らなきゃ」
会社まで大体4分。
「コンビニ暖かったなぁ....早く会社に着きたい」
生涯言うとは思わなかった「会社に行きたい」という発言してしまう程に寒気と空腹で一杯なのである
「寒い寒い!!お腹もすいたし....あのブラック会社許すまじ...マジデ」
そんなことを言いつつ駆け足で会社へ向かう。
「やっと...はぁはぁ.....着いた....はぁ.....」
やっと会社の入り口にやってきた。
「...まだ働いてる社員が数名いるのね...恐ろしい」
新人の皆さんは必死にパソコンとにらめっこしている中私は買ってきたご飯をレンジに運ぶ。
新人社員A「あの!」
「はぁい?」
新人社員A「何買ってきたんですか?」
「酒と飯」
新人社員A「お酒...大丈夫なんですか?」
「こんな環境でお酒を飲む飲まないなんて言われないでしょー(笑)」
新人社員B「絶対に怒られますよそれ....(ヒソヒソ)」
新人社員Aはこの後叱られた私を慰める結果になったのであった。(未来の私より)
話している間にレンジで温めていたご飯を取り出す。
社員A「いやぁ....美味しそうだねぇ」
「美味しいでしょうよそりゃぁ」
新人社員B「冷凍ご飯がこんなに魅力的に見れる世界に入ってしまったことが心底自分が不甲斐ないと思います....」
「そんなに自分を責め立てないの!この会社はブラックだけど、こうやって話せている時間も案外幸せって感じるのよね」
社員A「別に....グフォッ!」
「お静かに...ね?」
新人社員AB(えげつなぁ~...)
「さてさて...やっと完成した私の食事の陣!食べるぞー」
「いただきます!!!!」
次回へ続く....➡
後日、筋肉痛で悶えるのであります




