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~白兵衛(しろべえ)の生憶(きおく)~(『夢時代』より)

作者: 天川裕司

初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪




白兵衛しろべえ生憶きおく

 …湯玉ゆだまへ乗り手が奇怪を連れ添い、引く手数多の暗黙やみ許容うちから構成ばかりを受け付け続けて、日々の離散にくもれる両眼まなこは滑稽ばかりをそのいた…。一人ひと化色けしきに猫が寄り添い、漆黒くろ流行ながれる景色の裾には黙して便たよれる離散が跳び交い、日々の目下ふもとで起死を幻見ゆめみ緑日りょくびの欠伸を久しくった…。自体おのれの過去から燦々輝く無為の陽玉ひだまは腰を落ち着け、未知に育む未来さき独理ドグマを脚色して生く傀儡を得た…。ゆめ小界かぎり未来さき八性おろちは、無根の日々から栄華を観て居る…。

      *

 …白兵衛が出て来た。相変らず、丸い頬っぺたと体をして居り、首輪をされながら、「首輪の範囲で運動するのは、猫にとって良い事やねんで」と俺の母に言われながら、白兵衛は、自分に与えられた餌を一生懸命に目を瞑りながら食べて居た。

      *

 夢想の個録ころくに陰りが導き、小宙そら目下ふもとに体が嬉しく、人間ひと空間すきま不本ふほんを焦がせる旧い初夏への希望がった…。白亜しろく寄り付く不彩ふさいいろには架空の様子が不悶ふもんを彩り、人間ひとの高さに寄り付く姿勢すがたは意気地を堕とせる不利口ふりこうへも跳び、幻想ゆめ神秘ふしぎ大海うみに辿るは無想の揺蕩ゆらぎは…、人間ひと余命いのち乱心こころむずかる螺旋の流行ながれを空虚にえた…。白亜しろく成り立つ不彩ふさい体裁かたちらくを透せる神秘ふしぎを貶め、未信みしんに授ける無機の柔裸やわら男女ひとを齧れる孤踏ことうを折った…。小口くちに活きる旧い幻想ゆめには漆黒くろく成り立つ架去かこを傾げる夢想に見立てて、一人ひとに勧めるあかい日々には、孤踏ことう輪舞曲ロンドを個々に届ける小宙そらの〝お唄〟と滑稽にも成る…。日々に活き着く過去むかしの日々には旧い孤独とあでなど色付き、一幻ゆめと活路の不装ふそうの透りは無知に片付く白亜しろった…。一人ひとに息衝く文言ことばはしから不毛に落ち着く孤独を立たせて、小宙そらを待たせる固陋の行方は厳思亜シビアを気取れるむごさを語れる…。不毛のみやこに過去が轟く幻覚ゆめ神秘ふしぎ逆行もどりと同じく、一体からだに踏ませる螺旋の逆行もどりは不通に彩る生気を飼った…。一人ひとと無口の色香いろかの途切れは過去の無知へと孤動こどうけ出し、漆黒くろく流れた一人ひと幻覚ゆめには女性おんなの脆さを透かして行った…。非道に弾ける懊悩なやみ道標しるべは軌道に乗り出す乱心こころを焚き付け、無類の吐息と声命いのち安転ころがす神秘と不思議に躰をった…。無垢に成り立つ不機ふき色香いろかは無知に拡がる孤労ころうを象り、不知ふちの行方に彩り始める不幸と未完みじゅくの喝采など観た。白亜しろく成り立つ不毛の小敗地アジト日鉢ひばち許容なかには、旧く始まる孤独と脚色いろとが不俱に始める形象かたちを馴らせた…。無心に色付く不幸と脚色いろとは日々に堕とせる乱心こころに落ち着き、転々(ころころ)按転ころがる過去の若輩やからは日々の流行ながれを優れてった…。一人ひと明朗あかりに〝行方〟が木霊し、愚弄に活き着く夢想のかどには自己おのれの気付きに躰をり出し、白亜しろたせた労苦の翌朝あさにはかどを尖らす夢想と成った…。

      *

 …俺と、俺の母と、俺の父と、白兵衛と、日溜りのきつい女性と、未知先生の残像と、栄子の写真と、E教会で見知った嫌な男の子の写真とが、主に出て来たのを記憶する。あと、俺の父方の田舎の何人かの気配が在った。そして、母方の実家の従兄弟(従姉妹)達の気配も在り、母の母、詰り俺の婆ちゃんと、やっちゃん等が出て来て居た。やっちゃんは気配だけで、顔や体は出て来なかった。

      *

 過去の幻想ゆめからこごりが沸き立ちふるびた過憶かおくは毅然と在れども、安い愚痴から延命いのちを吐くのは優れた夜明けのきらいに在った…。無益の小口くちから意味を忘れて憤慨するほど乱心こころは成り立ち、ゆめの霞が未完みかんが期すのは〝しどろもどろの悶様もんよう〟だけにて、富める過去むかし懊悩なやみおおきく夜半よわの中身は毅然に培い、昼の最中さなかへ投身して生く不甲斐の人形かたちは脆さを割った…。自己おのれ過去かこから人形かたち見究みきわめ、ふるびた背中は懐疑レトロを崇めて、器用に意味する乱心こころ安転まろびは機運のしるべ夜波よわたりと鳴き、明日あすの高嶺に身悶えして生く不装ふそう化色けしき花燭かしょくともし、一幻ゆめを追うまま未活みかつに飼うのは寡暮らしの一男おとこであった…。一人ひと両腕かいなに物怖じして往く精神こころ日蓋ひぶた一進月歩いっしんげっぽで、一人ひとの当てから四季きせつを忌むのは佳日にうもれた季節であった…。一人ひと温味ぬくみ故縁えにしに見定め、未来さきを詠むのは未完みかん至月しづきで「…核をたぬは男性おとこの恥…」等、ちゅうを彷徨い虚空を打った…。過去の肢体からだを浮き彫りにして、実しやかの巧みに退いては、幻想ゆめ自己おのれこくに対せる夜半よわの悩みを可能にする儘、漆黒くろ流行ながれた旧い佳日は流儀の内へと流れてった…。ゆめ生憶きおくに流れた井戸には岡目おかめ気性きしょう故縁えにしを見忘れ、ひとの悪事を嘆き羨む不遜の道標しるべこごりをいた…。変身して往く文言ことばの陰には未一みいつひかれる白衣ころもが浮き立ち、一人ひとの孤独を個録ころくえ往く旧い具像かたち千夜とばりを忘れて、人間ひと翌朝あさから素顔を消し去る強い身重は愉快に廻り…、一人ひとに培う孤独の居間では生絆きずなを添え得る仮病を弔う…。自己おのれの傘下に〝微妙…〟が活きち、幻覚ゆめ混沌カオスが微妙を切る頃、一人ひと自体おのれ具像ぐぞうふさには暗黙やみを奏でる音叉が鳴った…。奇妙に贖う化色けしきかなめは、自体おのれの未知へとその芽を抜き取り、自由の理郷くにから寂れたくにまで、俚諺を吐き往く無知を齧った…。一人ひとの誉れに悪態吐き生く〝苦労と邪気…〟との音叉のかぎりは、人間ひと小界かぎり未解みかいを見出す不解ばかりの小界かぎりを脱ぎ捨て、一幻ゆめに啄む未信の進歩を鷲掴みにする退歩たいほった…。自由に損なう自主あるじそねみは、離姦りかんに伴うすべらずに、悪しき罠より悪巧みに言う乱心こころ総理すべてを躱し続けた…。不安と現行いまとが弔い始める未屈の演戯は灯篭あかりともり、夢中に兆せる夜半よわの迷いは熟女おんな照輝てかりをさかりにった…。嗣業に遺棄する無情の総ては肌理を忘れて未来さきへ羽ばたき、白亜しろく限れる小心こころ総理すべて人密みつに咎める卑しさから成る…。

      *

 …俺と父は、曇り空の下、何か、D大学Kキャンパスが在る、あの山手線の坂の様な場所に居り、俺と父の他に、俺の知り合いが居たような気がする。その中で、和気わけの婆ちゃんがアルツハイマー病で呆けて来て居るからと、婆ちゃんが婆ちゃんの自宅にきちんとかえれるように、二人して付き添おうと試みて居た。父の車が二台、坂道に在り、一台は前に買った(もう廃棄されて今は無い筈の)クラウン、もう一台は今乗って居る新しいクラウンである。新しいクラウンは夢の中で映らなかったが、古いクラウンは、もう金が無くてけいしか持てない俺の物に成るかも知れない、等と言う期待を俺に与える形で、俺の目前に在った。もしかしたら、貰えるかも知れない、と俺は父の承認を期待して居た。

      *

 人間ひと明朗あかりが過去を打ち消し、人物ものの見事に遠さを問うのは、不毛に活き生く精神こころの積もりと魅惑を賭けた女性おんな千夜とばりで、奇妙に咲けない尖りの快無オルガを無知にえ生く景色をった…。非道に活き抜く孤独の自主あるじ情事ことに手向ける翌朝あさの寝言は、身欲よく寝床ねどこきつく固まる不安だらけの暴力ちからさそい、暗黙やみの淵へと静かに落ち着く固陋と義務とのあかりった。女性おんなに息衝く男性おとこの揺らぎは未知を訪れ呼吸を惑わし、女性おんな化色けしきを過去に溶け込む幻覚ゆめなみから感覚いしきを買った…。未知に傅く魅力の総ては自体おのれのからだ未来さきを捕えて、やみ逆巻さかまく孤独の住処へ奇怪を齎す運河をる迄、一人ひとに落ち着く波動のやみとは感覚いしきに伴う輪舞曲ロンドを観て居る…。一人ひと寝室ねむろ人徳とくに見定め、世迷よまい総理すべて乱心こころに問うのは、過去に落ち着く無心の共鳴さけび人物ものの見事の空虚に落ち着き、不和に囁く日々の揺蕩ゆらぎは理知に飛び込む脆弱差よわさった…。翌朝あさぎ込む幻覚ゆめならびに〝自己おのれそら〟など自由を取り巻き、幻覚ゆめ肢体からだに既存が棲み込む人間ひと八性おろちは遠さを打ち出て、自己おのれ暗黙やみからまことを取り置く非道の感覚いしきそらを観るのは、自由を愛して乱心こころを装う不安と八性おろちの神話と成った…。分厚あつい景色に感覚いしきが成り立ち、一人ひと乱心こころの魅惑の様子に未来さきを知れない千夜とばりが生くのは、旧来挿話むかしばなしに追い着く間際の人間ひと化色けしき有頂うちょう精華はなにて、安く成り立つ神秘ふしぎと気色は表情かおたない曲輪きょくりんを観る。ように培う小敗地アジト化色けしきゆめの魅力を一女おんなに訴え、不法に伴う愚かな気色に過去を追い駆け自由を奪い、一人ひとの途切れに未信を想わす鳥のつばさと歴史を買う内、一人ひとの背中へ素成すんなり跳べない自由の刃取はどりを大海うみへと投げた…。一人ひと生録きろくを未知に積むうち精神こころ揺蕩ゆらぎは〝自由〟を看破みやぶり、過去の活き血を乱心こころに詠むのは幻覚ゆめ快無オルガ気性きしょうを同じく、一人ひとの行方に逆行もどりらない他己たこ四季きせつ仄香ほのかを愛して、幻覚ゆめの装備に未完みじゅくを想わす無知の繁みにその身をいた…。呼吸を発狂くるわす乱心こころの繁りは未知を培う野望と同じく、女性おんないまとの吐息の空間あいだそらやすめる個録ころくと訴え、一人ひとの間近に美声こえたわめる安い目下ふもとの落ち葉と日々には、個々の目下ふもとに可笑しく並べる奇憶きおくの吐息をこごらせ始めた…。一人ひと生憶きおく未解みかいが佇む既知のふちには青空そらが落ち果て、白亜しろく爛れる孤独の人壁かべから可笑しく突き出る見様みようの岐路には、過去の透りが災い成る哉、旧来むかしたもてる無彩むさいの景色の中身に寄る内、一人ひといまとが故郷をてない〝返り咲きする傀儡どうぐ…〟をった。一人ひと自己おのれの興味のみやこ独理ドグマを忘れて木霊を消し去り、幻覚ゆめの震えに理解を手向ける見様みようの気色を邪気に詠み捨て、浅い佳日と自己おのれの無機から乱心こころを仕向ける傀儡どうぐを飼った…。無心に傅く乱心こころやみから人間ひとの魅力は木霊を蹴散らせ、仮想おもいの総てをその絵に定める理知の遊戯は無力を訴え、漆黒くろく静まる火急の経過ながれ奇憶きおくの様子と利算りさんを試み、理知に仕留める無様むよう自然あるじこごりを脱ぎ捨て独理ドグマいた…。無知に息衝く木霊の吐息は青空そら欠片かけらを自由に集めて、未知の吐息へ自在を操る不毛の小敗地アジトの行方をった…。老いを気にした精神こころ理性はどめは理解と空虚の絵日記など観て、「自由」を振舞う個々の揺蕩ゆらぎ奇憶きおくを見付ける両刃やいばを着飾り、旧い歴史物ものへと呑まれ始める人間ひと個録ころくと杜撰を観て居た…。自由を踏まえて快無オルガにする利算りさん揺蕩ゆらぎ奇憶きおく許容うちには、白亜しろ四季きせつに素通りして生く「未来さきを見送る手先」と同じで、翌朝あさに景色を見守り続ける無様むようの長寿を絵にしていた…。幻想ゆめ小界かぎり身憶みおくが伴う陰府よみさかなは自由を平らげ、旧い住処の自在と故縁えにしは呼吸に逆らう活命いのちを観た儘、漆黒くろく途切れる個々の自然あるじ身憶みおくに捧げて自由を切った…。女性おんなの過去から愚行おろかが集まり、自由を夜半よわとの契りは、旧く見積もる古都の生憶きおくと身重に消される自覚かくごと同じく、白亜しろく観られる人形かたちいまとの翌朝あさ揺蕩ゆらぎに満ち溢れて居た…。

      *

 …何か固い、投げる物にしたら大きな物体を、父は俺に向かってか知らないが、空高く放り投げ、案の定、その物体は、古いクラウンのボンネットの上に落ち、そのボンネットに深い割れた傷が出来てしまった。「ほら、そんなんしたらこう成るに決まってるやん。割れるに決まってるやん」と俺は父に言い、他に居た俺の知り合いのようなもう一人の男も、同様に父を責めた。父は、跋が悪いよう表情かおをしながらも、やはり、やや頑なに自分の体裁を繕って居た。

      *

 ゆめこごりにその芽を引き寄せ不悶ふもん自然あるじ美声こえに呼ぶのは、過去を忘れた生憶きおくそばにて〝行方知れずの愚像ぐぞう〟を追い駆け、秘蔵の目下ふもと感覚いしきかくせる無意識から成る女宴うたげであった…。既往きおう人陰かげから無信を絵にした一人ひとの陰りは未婚を助けて、過去の故縁えにしが空虚を装う非道の自主あるじ心身からだを問うのは、白亜しろ四季きせつに活き活きして往く不在の八性おろちと小鳥を愛して、夜半よわ目下ふもとに道を切り裂く脆弱よわい進歩をそのに拡げた…。不等ふとう感覚いしき自己おのれに問うまま過去の懐疑レトロ両腕うでき込み、一人ひと自主あるじを孤独に配するやみ感覚いしきは鼓膜をちつつ、低い小界かぎり文言ことばを問うまま非道をおしえた安堵を脱ぎ捨て、暗黙やみ両眼まなこそらが追うのはあお感覚いしきの木霊と成った…。一幻ゆめの木霊を悪夢に取り添え、意味を忘れた孤独の大手は、低いそらからかぎりを象る陰府よみの木霊と用意をした儘、小宙そらを育てる虚空の叫びは共鳴おとを馴らして木霊に返れる…。欲をたせた人頭どくろの大器は低い白雲くもから故縁えにしを呼び捨て、人間ひとの孤独を女性おんなに沸かせる不毛の温度をそのひろげて、幻覚ゆめ人形かたち快無オルガかえせる不能の落ち度は目間狂めまぐるしく成り、表情かおたない孤独の色素は有名無実に遁々(とんとん)散った…。一男おとこ女性おんなの孤独の自然あるじは滑稽から観た無用が成り立ち、漆黒くろ吟味あじわうむごさに寄り付く不意の集成シグマを過去へとあいし、白亜しろく尖れる紙の薄味うすみ脆弱よわく漂う滑稽差こっけいさを観て…、きつ女性おんな千夜とばり許容なかから故縁えにしを忘れて長者と成った…。端正きれいに焦がれる肉のぼうには私宝たから柔味やわみが気楼を追い駆け、日々のさかな明日あす逆行もどせる不能の賛美と合流しながら、過去のおおさを精神こころに迷わす不意の感覚いしきゆめとを愛し、一人ひとの孤独が枯渇に這い出る理知の生憶きおくを可笑しく問うた…。暗黙やみを奏でる人頭どくろの気色が小声こえを挙げつつ雄々しく飛んで、小宙そらの渡りが烈しく成るのを木霊の生気は見事にあらわせ、一人ひと自主あるじ個録ころくぼうには脆弱よわ生憶きおく文言ことばに追い駆け…、一人ひと理性はどめに理知を飼うのはむかしに飛び立つ滑稽だった…。一女おんな小界かぎりに御殿が表れ、未完みじゅくに逆らう故縁えにし生跡あとには、旧来独語むかしがたり純心こころを費やす不能計ふのうばかりの女性おんなった…。

      *

 …俺と父が和気わけの婆ちゃんの介抱に向かったのはそれからである。婆ちゃんは初め、一人で行ける、と俺と父とに納得されて、何処どこかで俺達と別れ、帰路に就いて居た。

      *

 …過去むかしたわめた後光の加減は〝選り取り見取りの呼吸〟を準え、自体おのれの未知から純心こころを紐解く脆弱よわい舵から女性おんなが現れ、人間ひとの哀れを気候に捉える人密みつ上辺うわべ独創こごと許容なかでは、奇妙に培う殺意のおおさがやみを照らして黙認して居る…。旧い人扉とびら不憶ふおくに懐ける無機の小言こごとちゅうを養い、一女おんな寝室ねむろに過去を忘れた暗黙やみ自主あるじを寡黙に観ながら、人間ひと生憶きおくに故郷を冠した実力ちからの息吹は孤独を飼いつつ、不当に活き純心こころ生憶きおくを過去の小敗地アジトへ潜伏させ得た…。過去の魅力と小宙そら目下ふもと純心こころを拝して不覚をやすめて、低い小宙そらへの自然あるじ千夜とばりは未然に焼き付く無純むじゅんと同じで、白亜しろ翌朝あさから器用に導く枯渇の遊戯と脱線して生く…。人間ひと柔身やわみ古郷こきょうの身元が白亜しろ一夜とばりに堅く成り立ち、自由に飛び立つ不義の相場は自由を象る愛露エロス両掌りょうてに置いて、暇を余せる未活みかつ進度しんどは過去を閉ざして愚問を買った…。自己おのれ自然あるじを遣る頃、旧い人形かたちくもりに放り、事前に途切れる未知へのぬくみは幾様きように導く白亜はくあを感じ、幻覚ゆめの身元に活路を懐ける呼吸と現行いまとの身欲みよくを訴え、理知に遠退く快無オルガの気色は未来さきに跳び快活かいかつさを観た…。自己おのれ目先さきから純心こころが飛び交い、無知に息衝く純心こころあそび、幻覚ゆめ許容うちへと嗣業を懐ける不満と現行いまとの「明日あす」をかせて、理味りみを活かせる純心こころ一女おんなを象り感覚いしきった…。幻想ゆめ一夜とばり身塵みくずを零れて、過去と現行いまとを無屈むくつかえせる陽光ひかり小窓こまどに見付けて落胆し続け、暗黙やみ許容うちより精神こころを問うのは白紙の陰りの宇宙と成った…。あかるい景色が非常に群がり、生憶きおく許容うちより純心こころぶのは過去の活路と疑問の成果はてにて、やみに息衝く生憶きおくうろには女性おんなの気色が渦を創った…。創ったばかりの人工物からやみを信じる個録ころくが陥り、不毛の人頭どくろ安転ころがす悪魔は無純の四季きせつは非道の論理を研ぎ澄ませて往く…。白亜しろく尖れる不毛の「明日あす」には自己おのれ生憶きおくが訪れ始め、未知と現行いまとの個録ころく暗黙やみとが生憶きおくを眺めて予知夢を仕切り、人間ひとを限れる無垢の小躍おどりは無心に傅く孤独をった…。白亜しろく澄ませる無心の共鳴なげきは所構わず人山やまを遠ざけ屈辱だけり、過去かこ小敗地アジトが遠退く未知への切れ目に現行いまを透せる矛盾を切った…。精神こころに黙らす自己おのれ生準きじゅんは〝都会の常緑みどり〟を配達して生く…。過去に息衝く安心こころ暗黙やみには遠くの視界かぎり未解みかいが訪れ、無知が片付く孤高の暗黙やみには白亜しろ肢体からだぬくもりを観た…。分厚あつ四季きせつの無機を信じて男性おとこの途切りは過録かろくを篭らす使途しとを操り、日々のゆめから生録きろくどもらす矛盾の温母保サイコを見落として生く…。

      *

 …しかし、俺が「婆ちゃん、多分、家まで辿り着けんだろう。そう言えば婆ちゃん、アルツハイマー病だった…」と思い返して、婆ちゃんの元へ行こうと決めた時、俺の父も同様に思って居たらしい。俺から婆ちゃんの元に行こう」と決心し、婆ちゃんの元へ体を向かわそうとした時、ほぼ同時に、同様に父の体も俺に付き添うように動いて居た。父は、そんな俺を褒めて居た様に思えて、俺は内心嬉しかった。婆ちゃんの元へ向かう途中に、俺と父は、D大学(Kキャンパス)の内に入り、婆ちゃんを探して居り、その時に、空に、やっちゃんの気配が浮かび、誠実な体裁を以て「有難う」と俺達に言った様だった。俺は、やっちゃんが出て来たので、やや嬉しくなり、又、父と共に、婆ちゃんの姿を探す事に尽力した。婆ちゃんは疎らに居たような、大学関係者の内に居たようだったが、結局、俺と父は、婆ちゃんの元へは辿り着けなかった。

      *

 …未完みじゅく自活かてから記憶を覚まして、未婚のあぶく純心こころに遣る時、素通りして生くやみ目下ふもとは微かな自由にそのを養い、白亜しろ思乱あらしに活路を拡げる旧来独語むかしがたり思中しちゅうった…。非常にむずかる利口の八性おろちは雲隠れに見る輪舞曲ロンドを操り、一人ひとの過保護と孤独を空転ころがす無機の遠さに演繹して生く…。低い小宙そらから身重が流行ながれる苦労話に孤独が絡まり、安い寝床に悪しきを幻見ゆめみる奴隷の人道みちから文言ことばち出せ、一人ひとの寝屋から過去を幻見ゆめみ輪舞曲ロンド人群むれには木霊がかえり、無心に導く木霊の人群むれには未解みかいの空虚がどんどん仕上がる…。一人ひとの気配に一女おんなが出るのは無暗むやみいまとの人形かたちでもあり、旧来独語むかしがたりに不和を問わせる浮浪の最期を気憶きおくった…。白亜しろ四季きせつ夜波よわたりが在り、問いの総てに境を付け往く不和と一幻ゆめとの浮浪が飛び交い、やみの安堵に律儀を忘れた仔犬の拍子に表情かおが映った…。男女ひと文言ことば未活みかつそなわり、白亜しろ感覚いしきやみが這う時、ゆめ乱心こころ白衣ころも具形かたちは無駄を競える病を発して、一人ひとに懐ける滑稽おかしな吐息は恋慕に好く似た温味ぬくみと成った。男女ひと現行いまから乱心こころ生育そだてる不能のあいからじょうが絆され、鷲掴みにした心の在り処は快無オルガを見忘れ呼吸を乞う儘、小宙そらの行方を諸星ほしに気遣う槍の手順に準え始める…。人間ひとの矛盾に純心こころり立ち、不意に纏める連呼の果てには、後戻りの無い滑稽おかし人形かたちに理屈を付け出し自由をもとめて、縄目をかない人間ひとの哀れは〝可能〟を意図して呼吸を調え、幻想ゆめ自然あるじに理解を損ねる呼吸と小躍おどりに雀躍して居た…。有名無実の恋慕の生果さきには一人ひと未屈みくつ側女そばめを携え、人物ものの恋慕に乱心こころを迷わす白紙の心理にその芽を剥いた…。所構わず感覚いしきを取りつ〝送り火…〟さえ無い小宙そらへの問いには、幻覚ゆめ成果さきから乱心こころ遊泳およがすうろの辺りの幻見ゆめみが溜まり、一人ひとに始めて一人ひとおわらす旧来挿話むかしばなしが孤独を打った…。漆黒くろく途切れた宇宙のきからこどもばかりの思中しちゅうは巣立ち、併せ鏡の魔性ましょうを交わせる不甲斐の自主あるじが通せんぼをした…。自由といまとが未解みかいに活き得る幻想ゆめの途切れをそら発狂くるわせ、自体おのれの無機から孤独を失くせる旧い小界かぎりは独自を打った…。

      *

 …俺はそのボランティアから生れた様なミッションを終え、俺の近くにいつも見える、ベランダが庭で餌を食べる白兵衛を、白兵衛の可愛らしさへの感情と命への愛おしさから来る愛情を以て見ながら、何時いつしか、E教会に居た。礼拝が既に始まって居り、俺は何時いつもの様に遅れて礼拝堂へ入った様子で、要る聖書を用意しようと辺りを見回して居た。人が礼拝堂に満員程に居り、栄子と嫌な男の子の写真、又、未知先生の残像を空想に見たのはその時である。俺の母が俺の左隣の席に座って居り、俺の父は、俺から一つ前の席(母から一つ右前の席)に座って居り、背中を俺と母に見せて居た。

      *

 自活かての実りを吐息に表し、暗黙やみに導く正義はいまでも、低い夜宙よぞらに寡黙を謳わす無録むろくの意地など呼吸と見て取り、男性おとこ女性おんな生義せいぎ吟味あじには過度の生跡きせき夜路よみちを遠ざけ、日々の重さをあかるく見守る浮遊の稼ぎに明け暮れて居る…。幻想ゆめを見積もる男性おとこの正気はむごい勝手の進度しんどに基づき、ゆめの脆さに悪態吐き往く寝室ねむろの利益を世界に賭した…。確実成る哉、不倖を導く独創こごとの大器は一人ひとの活路を鵜呑みにした儘、広いそらから生憶きおくが透れる夜半よわ静味しずみ未完みじゅく幻見ゆめみて、既憶きおくに正しい孤独の雲母は自己おのれ肢体からだを久しくった…。過去の人形かたちに未知を延ばせる浮浪と欲との素顔に早まり、陰府よみ四季きせつは〝行方知れず…〟の木霊の如きを意味深とも見て、よわ人形かたち感覚いしきを隠せる不安と自主あるじの交差を観た儘、過去の生録きろく新進しんしんして生く浮浪と朝日の欲芽を売った…。吟味あじらない孤独の栄華はそらに昇れる人形かたちを見送り、男性おとこ一女おんな生憶きおく空間あいだ夢限むげんに辿れる個録ころくと成った…。あおい景色と偽りから観て、並び損ねた生憶きおくの在り処は、一人ひとゆめとが尖りを忘れた遠いみやこ小宙そらへと投げ掛け、意味を失くした精神こころならび生途きとく様子と成った…。無心の王座と痕跡あと生憶きおく自体おのれの価値から夢遊を見忘れ、一人ひとの奈落に微妙を欲しがる孤高の純路じゅんろをそのまま見て取り、人間ひと生憶きおくに戻る無音おとには、降下を気取れる寄り添いなど観た…。一頻りに煩悩なやみ神秘ふしぎは過去を忘れて軒端を愛し、人間ひと純人ひととの純心こころの倣いを無垢に消し去り無憶むおくに見て取り、明日あすの日々から温味ぬくみを消し往く大宙そらの行方を遠ざけても居た…。幻覚ゆめの巧みに未来さきを重んじ、継続して往く純心こころの哀れは、自己おのれ人形かたち未来さきを渡らす幻覚ゆめの大器と見劣りだけり、人の世に観る愚かの構図を陰府よみくだらせ真っ赤に燃えた。白亜しろく築ける純心こころの在り処は未来さきの欲から成らずを澄ませて、一人ひとと電子の綱渡りに知る夢遊の名家めいかをその身に具わせ、奇遇に懐ける純心こころ集成シグマ感覚いしきく観て、孤独を培い幻覚ゆめ自己おのれの呼吸の日々から〝通り縋りの受難…〟をった…。

      *

 …礼拝堂の説教壇に立つ一癖二癖ある恩人の姿は、何故か俺・父・母から見て前方ではなく右方向に在った。自分用の聖書を用意しようと、人の多さから来る人の目を気にした焦りを少々感じながら、自分の辺りを探して居た俺に、礼拝が始まる前の前奏が既に鳴って居ると言うのに、一癖二癖ある恩人は俺に向かい、

「裕司君!朝御飯はもう食べて来た!?(違う内容を俺に問うたかも知れない)」

と前奏を押し退け、礼拝堂の隅々にまで通るような声を以て問うて来た。俺は「こんな時に、こんなシチュエーションで、んな事訊くかよ…」とか思いながら、

「あ…はい…」

と、ごく不愛想気味に、恩人に応えた。

      *

 架空の人道みちから小宙そらが現れ、未知の人体からだを相撲にあずけた孤独の凌駕に解体する内、白亜しろく並べる独理ドグマ無形かたちは無為に按じる独創こごとを置き去り、暗黙やみ許容なかへと自由をもとめる過去の恨みが相乗そうじょうされた…。幻覚ゆめ現行いまとの虚空のならびは〝人の無実〟を無言に象り、無彩むさい彩色いろとの個録ころくの行方は未知に息衝く運命ともる…。白亜しろく成り立つ無根の塞ぎは堂々巡りの不悶ふもんに基づき、無垢に色付く孤独の謳歌を未来さきに片付く初歩いろはに添え得る…。一人ひとの活気を精神こころに堕とし、一人ひと活力ちから個録ころくの行方は過去むかしに色付く無彩むさい空転ころがり、過去かこいまとのそらの行方は個々の初歩いろはを独断して生く…。白亜しろく成り立つ不倖の具体からだ大宙そらに彩る男女ひとを想わせ、一人ひとに色付く孤独の純度は未知といまとの連流ながれとどまり、過去に基づく個録ころく現行いまでは「行方知れずの活命いのち」をった…。温味ぬくみに求める女性おんな初歩いろはそら人間ひととの活力ちからを織り成し、現行いまに落ち着く人間力ちから空転まろみは不安と人形かたちを創造して活き、男性おとこ女性おんなの「行方知れず」は不装ふそう自主あるじ孤録ころくった…。過去むかし歯車くるまを人の身に置き、白亜しろく始まる無空むくう虚飾かざり一人ひとの栄華は飛び乗り始めた…。自己おのれ無心こころに過去が成り立つ「不倖と現行いまとの奈落…」に落ち着き、孤独を着かせる不悶ふもんの吐息は理不尽成る哉、…ゆめに活き偶像かたちと成った…。表情かおそむける奈落の縁者えんじゃは〝同志〟を募って人道みちあずかり、過去と自体おのれの呼吸を問わずの暗黙やみの浮遊にそのを置きつつ、不明に吟味あじわう感覚いしきの横には未知に囁く愚問が成り立ち、幻覚ゆめ感覚いしきと意識の連流ながれ過去かこ産物ものへとその身をえた…。一人ひと活力ちからに近付く目下ふもとは過労を嫌がり寝室ねむろに駆け出し、空調ばかりにそのを咎める未来さきの謳歌を伽藍に飾り、人間ひとに基づく個録ころく暗黙やみには感覚いしきを買えない思想をった…。一人ひと自体おのれの呼吸のすべから悪態吐き生く伽藍の総理すべては、未順みじゅんに落ち込む自主あるじにして、人間ひと過録かろく感覚いしきの狭間で未知を彩る数奇を欲した…。

      *

 …恩人は何処どこか人を刺すような目をして居り(内に秘めた微笑を湛えて居たが)、俺は目覚めてから、眼鏡を外して、俺ももっと人を刺すような目を以て恩人を睨んで遣れば良かった、等と少し後悔して居た。そして、母が何時いつも日常に於いて「E教会はなんか違う(悪い意味で)。あそこへはもう行きたくない」等と、E教会の、E教会に集う人達の愚痴を言って居た事を俺は思い出し、「ああ、これやな…」と恩人を見ながら、理由は良く解らなかったが、納得して居た。

      *

 むかしならべた孤独の目下もとから不彩ふさいに色付く孤独が高まり、やみに縮まり過去の個録ころくは模倣に静まる宿に等しく、漆黒くろく成り立つ神秘ふしぎ羽根はねには暗い千夜とばりが貪欲とも成る…。端正きれいやすまる無価値の生憶きおくは旧い典型かたちと堂々安まり、幻想ゆめ体形かたちならべる人間ひとには不幸と暗黙やみとが喝采して居た…。暗くどもれる無知の静味しずみやみに生かした物憂さなどり、明日あす今日きょうとの個録ころくの行方は表面おもてだけ観て価値を逃がした…。過去に見付ける人間ひと自主あるじは無彩に幻見ゆめみ乱心こころと同じく、明日あすに求める不彩の初歩いろはは過去に基づくゆめから成った…。身軽かるく纏まる奇妙の栄華は人密みつに絡まる不遇と同じく、不遇の朝陽に未知がり着く冷たい空転まろみに古く募った…。水が溢れる独創こごと演助えんじょは古い体形かたちに往来だけ採り、未彩みさいに基づく無垢の体形かたちに魅惑をこごめる初歩いろはった…。白亜しろ幻覚ゆめから不遇が降り立ち、翌朝あさに片付く向日の身欲よくには一人ひと体形かたちの怒りに苛め、自己おのれの無垢から乱心こころが成り立ち、翌夜よるに近付く不通の通利とおりは不幸と罪との派生を折った…。無秩序から成る自体おのれやみには〝生きる小声こごえ〟を身欲よくに見出し、一人ひと現行いまとの足元から観た過去の幻覚ゆめへの勢いなど観た…。低い朝陽に抑揚だけ問う未知といまとの人見ひとみを愛し、過去に息衝く不悶ふもん自主あるじ身許もとを正せぬ未来さきを信じて、人間ひとに渡れぬ孤独の栄華は無垢を愛せる不能をった…。白亜しろく成り立つ不在のなりにはやみに飛び込む男・だんじょを説き伏せ、身欲よくこごめる白亜しろ人形かたち人間ひとの惨さを象り出した…。孤高の暗黙やみから生憶きおくが読み取る不幸の哀れは美彩びさいに基づき、昼と夜との逆転だけ買うあお感覚いしきあかさをった…。人間ひとかたち具像ぐぞうに追い駆け、暗黙やみに基づく独創こごとに訴え、低い小声こえから美辞を幻見ゆめみ旧来独語むかしがたりの怖さに震え、一人ひとの未知から器用が織り成す不装ふそう故縁えにしとどまり出せた…。未信に色付く不遇の狂気は無垢の千夜とばり彩色いろなど操り、分厚あつい景色の持論は現行いまでも身欲よくに成り立つ不幸と換われる…。未知に息衝く孤独のやみから生気に彩る不敗にり立ち、如何どうでも果楽からくに息衝き始める未憶みおく自活かてには無様むようと過去との実際が在る…。白亜しろく成り立つ不彩の折りには小宙そらに基づく乱心こころと同じで、器用に愛せる無垢の精神こころ旧来むかしから得たぬくもりだけ観て、白亜しろ空転ころがる不敗と現行いまとの無心に成り立つ気色と成った…。白亜しろく蔓延る人間ひとの栄華は神秘ふしぎこごりが恐ろしくも成り、分厚あつ人壁かべから活命いのちが透れるやみしるべは素通りして生く…。自己おのれの行方は暗黙やみ安転ころがり、未知に基づく乱心こころと同じく、過去むかしに色付くふるびた案山子に身欲よく初歩いろはの道化をった…。

      *

 …人のプライベートを、礼拝の内容に土足で上がって激しく突っ込み、礼拝の内容を人間の物にする彼等の内実が在る、と俺は思って居た。目覚めたあとに、餌を懸命に食べて居た白兵衛を、俺は愛おしく思って居た。

      *

 …幻想ゆめの孤独に未覚みかくが具わり、情事こと生憶きおくに無難が咲くのは、暗黙やみ形象かたちが悪夢になぞらむかしの木霊ときく異なり、人間ひとの生気に身悶えして生く寝室ねむろ自主あるじは過去を跳び出た…。明日あすに見込む気持ちの揺らぎは未信の魔の手に陰府よみを裏切り、虚空の一人ひとから逆行もどりが気に成り、白亜しろく辿れる無心の柔身やわみは広く流行ながれる過去を置き去り、信じる人形かたち精神こころの向きには広くひろがる暗黙やみを握った…。脚色いろを積み込む無心の一人ひとりは不解に基づく小敗地アジトを齧り、低い感覚いしき乱心こころの広さは旧い体形かたち明日あす退しりぞけ、一人ひとかたちを無心にやわめる魅力のおおさをぎ込み始めた…。非道ひど感覚いしき世毎よごといまとは「明日あす人形かたち」をく噛み締め、一人ひと感覚いしき未完みじゅくが象る暗黙やみの土からかえってった…。明日あすに息衝く独創こごと柔裸やわら過去むかし人間ひとへの葦美あしびを迷わせ、一人ひとを迷わす小言の演戯は規矩の内実なかみを混迷させた…。生憶きおくに基づく乱心こころ旧巣ふるす一人ひと形象かたちと時間を催し、くろい経過は両親おやを訪ねる不穏と現行いまとの生準きじゅんを戻した…。陰夜よるの不敵に白亜しろ流行ながれる夢想ゆめ初歩いろはと孤独は焼噛やっかみ、未知に基づく精神こころ何処どこかで未来さきに転じる淡さを彩り、やみ現行いまとの無機の孤独に不敗が準ずる人形かたちと成った…。無機に彩る不幸の退屈ひまには過去に息衝く孤独が悩み、脚色いろに悩める不本ふほんの価値には向日と逆行もどりが輝き始めた…。無垢に片付く不安は不幸と明日あすとの形象かたちを想わせ、低い位置での脆さにるのは「不安に疾走はしれぬ独我どくが」を愛した…。精神こころを彩る不幸の相図あいず一人ひとの体躯と明日あすに羽ばたき、無心に片付く純心こころを置き去り、不当の自主あるじ寝室ねむろに隠せる旧い生跡あとへの無想と成った…。無垢の一形かたちに不毛が息衝く孤録ころくいまとのやみあずかり、無知に拡がる孤独の内身なかみは不穏と羽ばたく仮想をった…。不安に傾く不解とこうとはゆめ安積あづみに無駄を追い駆け、非道ひどい過去から未解をやすめる惨い人形かたち感覚いしきに遣った…。一人ひとの淡さを無知にたせて不都合から成るやみ現行いまとは、翌朝あさ流行ながせる過去の欲には現行いまみとめる孤独と合せ、不安に基づく一人ひとやみには欲に奏でる未来さきを齧った…。精神こころに基づく不遇の暗黙やみ生義せいぎは不安とならべる惨さを感じ、一人ひとに頼れる不敗の自然あるじは無知に固める不審にどもり、白亜しろく悩める不幸と合図は思芯ししんを肥やせる愚昧を飼った…。

      *

 …不安…不安…、不能…、不能…不能…、未知に息衝く人像かたち内実なかみは不幸を軟める個録ころくった…。

      *

 小宙そらに架かれる独理ドグマの蜃気は、無知にならべる呼吸と同じく、人間ひとの文殊と古豪の理郷さとへと無難を報され縁者を採った…。身欲よく流行ながれを無心に報され、一人ひとの右翼と呼吸をにして、過保護に懐ける自由の会には身欲よくを高める神秘ふしぎいた…。人間ひとに落ち込む過去の生義せいぎ自主あるじを通して寝付きを信じ、ゆめひみつを無為に懐ける小言と自主あるじの吐息を詠む内、神秘ふしぎ初歩いろはは無垢を先取る長寿の躰を宜しく射った…。自体おのれの無垢から醍醐味だけ観て、幻覚ゆめやしろにその身を賭す頃、一人ひとに懐けるむかしの哀れは広い空間すきまにそのんを逆行もどらせ、不安と現行いまとが破格を失う陰府よみ生義せいぎに隔離をった…。過去の繁みを凍えた美体からだ不装ふそうに色付く波紋と観た時、深い気色に身悶えして生く虚空の憂慮と神々しい儘、塞いだ心は未来さきを阿る無機の心理と相乗され得た…。過去の吐息と無鈍むどんの気色は徘徊して生く走馬そうまを得ながら、醜い明日あすから活気を削ぎ生く深い未完みじゅくをそのに飼った…。不当の感覚いしきを小声の幻夢ゆめには朝の吐息が小宙そらを仰いで、暗黙やみに活き得る〝人間ひととの繁味しげみ〟に過去を観たまま素通りして生く…。人間ひと体裁かたち常識かたちに準え、うん総理すべて文言ことばつ内、孤独の限度とこごりの総理すべて身欲よく許容うちから独理ドグマった…。自己おのれ翌朝あさから未覚みかくを呼ぶのは、一人ひと感覚いしきに通底して活き、旧い独創こごと夜半よわの人から隔離に憶えた木霊を愛し、人間ひとの生気と目下ふもと幻覚ゆめには未知に名付ける脆味よわみった…。幻覚ゆめの佳日に身悶えするうち気楼と長者の不満は現行いまでも、一人ひと小敗地アジト運好うんよく眺める未解みかいの景色と同情しながら、語り手さえ無い不和の活命いのちを夜毎に倣える交流ながれった…。幻覚ゆめ体裁かたちに身重をる内「不憫を象る無意識」だけ観て、明日あす目下ふもと感覚いしきに倣える無言の佳日と美識びしきを詠み取り、不遇の生気を未解へ閉ざせる故意と恋慕の相乗を観た…。幻想ゆめの佳日を目下もとに観て居る不明に導く人形かたちいまでも、安いさかりに身悶えして生く人物もの動物ものとの効果を見守り明日あす温味ぬくみに活発だけ飼う身欲よく信義しんぎを不毛に置いた…。白亜しろく哀しむ愛犬いぬへの生果は、意味を着飾り惨さを仕留める無痛の賛美にそのを宿し、舵を操る不本の活き血を夜宙そらに根絶やし過去を苛み、あかるい香女かじょから無心を見守る不幸の空間すきまは改竄され得た…。明日あすに蔓延る柔身やわみうねりは、幻覚ゆめの雫にあせを忍ばせ、旧い人壁かべから小声を費やす自己おのれ未完みじゅくに敏感だった…。かおに忍ばす不等の自主あるじ一声こえに懐かす不穏を置き去り、明日あす文言ことば未完みじゅく流行ながせる不安と現行いまとが美声こえを揃えて、常緑みどり豊かな小宙そら目下したでは初夏なつの日照りがmonkを打った…。幻想ゆめの無実に自己おのれが羽ばたき、無垢と歌謡の独理ドグマたばねて、一人ひとやみから八性おろちを手招く未想みそう信途しんとは裏切りだけち、小声で遊女を幻覚ゆめさそえる無想の律儀を飾って在った…。自体おのれ感覚いしきを過去と現行いまとに軟くたせて無常をらされ、人間ひとの善さから惨さを合せる気楼と暗黙やみとの枕を揺らして、愛犬あいぼうだけ観る恵みと活命いのち陰府よみ神秘ふしぎを囲って在った…。無意識から成る人間ひと内輪うちわ暗黙やみ静味しずみ現行いまとが織り成せ、あかるい明日あすから個録ころくを殺める夢想と進理しんりの具合を買った…。自己おのれ生絆きずな八性おろちに数える未来さき夜半よわには残骸むくろが先立ち、低い小宙そらから故縁えにしが飾れる雪の弾みに人形かたちが織り成せ、一人ひとの無垢から行李が成り立つ浅い人形かたち快無オルガと成った…。一人ひとこどもは佳日を馴らせるゆめの淡みと小声を着せ替え、愛する事への素直を欲しがる自活かてと素顔を充分感じ、意味を寄せない小宙そら両眼まなこは無重を懐かす独気オーラった…。不変の自然あるじと呼吸の無垢には活命いのちが宿れる絶対がち、過去に懐いた無刻むこく空間あいだは哀しむ間も無く栄者えいじゃたっとび、安い旧巣ふるす生憶きおくとどめる大宙そらの身元へ巣立って行った…。自己おのれの無知と今日きょうの行方は、身悶えするうち透って往った…。



初めまして、天川裕司です。

ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。

また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。

どうぞよろしくお願い致します。

少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬


【アメーバブログ】

https://blog.ameba.jp/ucs/top.do


【男山教会ホームページ】

https://otokoyamakyoukai.jimdofree.com/


【YouTube】(不思議のパルプンテ)

https://www.youtube.com/@user-vh3fk4nl7i/videos


【ノート】

https://note.com/unique_panda3782


【カクヨム】

https://kakuyomu.jp/my/works


【YouTubeドラマにつきまして】

無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、

お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。

基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。

創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪

出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬

でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、

どうぞよろしくお願いします(^^♪


少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。

サクッと読める幻想小説です(^^♪

お暇な時にでもぜひどうぞ♬



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