生徒会室に来訪者
「ア、アンタ達~!」
「ふ、ふ~、ようやくその口調に戻ったね葵~」
「祭君が顧問を探してたのは知ってたからね、だったらここは氷菓先生でしょ」
2人とも物凄いドヤ顔である、
「葵会長、実際に使ったのは僕なので生徒会の2人は関係ないので」
「いいえ、関係なくありません、貴方達3人の責任ですよ」
キッパリと言う葵である、そう言い終わると[コンコンコン]と生徒会の扉を叩く音が、
「失礼しますよ」
そこには葵の母で幼等部学年主任の[氷菓 神楽]がいた、
「先程ぶりですね、祭君に夜空君、ノートンさん、そして生徒会の皆さんこんにちは」
さすがに教師だけあり丁寧な挨拶である、そしてその後ろには、
「皆さんこんにちは」
音頭の妹[祭 立花]もいた、
「氷菓先生、どうしたのですか?、高等部の生徒会室に来るなんて?」
ここは生徒会室である、葵も驚いている、各学部の教師達はそれぞれの職員室に行くことはあっても、中等部、高等部の生徒会室に行くことは少ない、
「約束してしまいましたからね、なので部活申請の手続きをしに来ましたよ」
部活申請は顧問のなる教師の直筆のサインが必要なのである、
「そうですか、ですがちょうどいいところに来てくれました、氷菓先生に聞きたいことがあったのです」
「聞きたいことですか、それはなんですか?、葵会長?」
「分かってて聞いてますよね氷菓先生、何故物に、いえ画像に釣られて顧問を引き受けたかと言うことですよ」
「ああ、その事ですか、ふふふ」
微笑みながら氷菓先生は答える、