幼等部職員室にて
「それで音頭、どんな風に氷菓先生を説得するんだ?」
「まずはストレートに頼んでみて、駄目だったら成り行きだね」
「きっとヒョーカティーチャーはカイチョーとイッショにハナシたいとオモイマース、だからきっとコモンやってくれマース」
「そこなんだよね、葵会長も素の葵会長で氷菓先生と話したいと思うから何とか顧問引き受けてもらいたいんだよね~、氷菓先生だって葵会長とたくさん話したいと思うし」
「まぁ氷菓先生だって自分の娘だからな、話したいとは思うけどそこは大人だから公私混同はしないんだろうな」
それぞれの思惑を口にしながら幼等部職員室に着いてしまった、
「音頭まずはノックだぞ」
「分かってるよやっちゃん、コンコンコンコン、こんにちはお邪魔しま~す」
「口で言うな、扉を叩け!」
口で言うだけで扉を叩かなかった音頭である、
「あら祭君、それに夜空君にノートンさんこんにちは」
笑顔で迎えてくれる氷菓先生と、
「屋台君にパルディアさんこんにちは、今日はどうしたの?」
何かの打ち合わせだろうか?、一緒に立花もいた、
「りっちゃん~、大好きなお兄ちゃんには挨拶はないのか~」
「ハイハイ、音兄ちゃんもこんにちは、それで3人ともどうしたの?」
「そう、何を隠そう氷菓先生に顧問をお願いしに来ました!」
「私に顧問ですか?」
「そうです!」
相変わらず手をとり零距離まで顔を近づける音頭である、