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ユベリスendC 戦闘回避
―――決闘の日当日、フィルがやってきてしまった。
「マージルクスの恋には古くから生と死が強く関わるのよ。貴女はユベリスのために命をかけられるかしら?」
負けたら死あるのみらしいけれど、やはり命をかけてまで戦うなんてできない。
フィルの誤解をく。本当の気持ちを隠してでも戦いは回避した。
ユベリスは卒業したらフィルと結婚するらしい。当然だよね私はあのとき彼に好きだと言えなかったんだから。
―――去り際に彼がこちらを見ていた気がした。その顔をまともに見られなかった
後悔なんてしていない。言っていたとして、馬鹿を見るのは私だったんだ。
それにおかしいのは私じゃない。
愛なんかに命をかけるなんて―――――
【悲恋end・・我が身はかわいい】