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壱
あいつを見た時から
自分と真逆の色を持つ姿を見た時から
すでに囚われていたんだ・・・ーーーーーーー
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日々戦いの絶えない。
どこかで人と人が戦い、血が流れる世の中。
戦うのは名を欲する人々。
戦う力がない者は、庇護を求めて戦う人々の元に集う。
集えば集団となり、いつしか国となった。
いくつかの国が出来たが、戦いは続いていた。
終わらない戦い。しかしずっと続くわけではない。
そんな束の間の休戦期間。
その時期に起きた
１人の少女と少年の出会いと別れの話である。
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この国には比較的に妖怪が多いと言われている。
それがどういった理由か知らないが、商人が言うには多いらしい。
ゆえに妖怪専門に戦う人々が集まりやすい。
