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Blog.観察日記【20XX.03.10】


 何故かな、コメントに書かれた文章の意味が全くわからない。反応ありきで書いているわけじゃないけど、なんとなく嫌な気分になる。僕はメブと美しく共生している。血の繋がった肉親以上に、濃密な関係で結ばれている。それはこれまで書いてきたことからも明らかだし、第三者に侵されるものではない。絆はすでに相当なもの、そしてますます強まっていくだろう。僕は客観的な視点を持ち続けている。だから報告という形に纏め、こうして文章を起こせるわけだ。感情論に振り回されているのはどちらか、見つめ直してほしい。たしかに僕とメブは特殊な関係にあるから、理解し難いという気持ちはわかる。でも、自分が経験したことのない事柄に、もっとニュートラルに迫ってほしい。


 僕は客観的な視点を持ち続けている。特殊な関係であると自覚している。特殊な生活であると自覚している。特殊な生理現象、特殊な感情図、特殊な依存関係にあることを自覚している。特殊ではあるが、しかし異常ではないのだ。僕は繰り返し主張する。僕は客観的な視点を持ち続けている。斜に構えて否定する阿呆にそれが解らないだけだ。


 あるいは、好感度というものは共有した時間に比例して高まっていく。そう考えてみる。どんな夫婦でも四六時中同衾してはいまい。だから解り得ないのだとすれば、なるほど納得。ブログの文章を整頓して三人称に改めれば、おそらく何割かは僕の主張に頷いてくれるだろう。むろんそんなことをする時間はない。手間が惜しい。どこかの誰かより、いまここにいるメブのために時間を捧げたい。これは至極まっとうな気持ちだと思わないか。


 僕自身が納得していればいい。僕自身の問題なんだから。僕は客観的な視点を持ち続けている。この一点において僕は絶対の自信を持っている。


(閲覧 819 コメント 13 トラックバック 4)


▼20XX.03.10.23:51:40

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