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 お昼前。

 泌尿器科に来て、退屈だし。

 待ってる間、なにか書きたくてうずうずして書いてる。


 メンタルはちょっとイライラ。

 なぜかっていうと。

 きっと過去のブログを移行作業してる際に、フラッシュバックまで行かないけど、きっと思い出してるから。


 フラッシュバックって、他のみなさんはどんな風に起きてるか、僕にはわからないけど。


 一瞬でその時の気持ち、痛み、匂い、映像、出来事がババっと頭の中を回って。そこから中々抜け出せないイメージ。

 頭の中が、なんていうか凄まじい映像を駆け巡る。


 それもあってか、イライラしてる時もある。

 でも、同時に。

「あ、この時はこんな風に思ってたんだ」

 今はそんなに辛くないなって、自身の名誉が回復したことも感じられる。


 日記を書くってのは、良いことだと思う。

 まあ、それを公開するのはちょっとリスクあると思うけど。

 僕はもう40のおっさんだから、あんまりそういう恥みたいなのがないから。


 話は変わるけど。

 昨日、兄貴と揉めたのが漫才みたいって話のころ。

 ちょっと後ぐらいかな。

 僕は作業所から受け入れ拒否食らって、まあ落ち込んだけど。

 前を向こうとして、専門学校を探した。


 純粋に学び直したいし、あと、作業所で習いたかった技術を教えてもらいたくて。

 吸収できなくてもいいから、ただ学びたい。


 そんな気持ちでいっぱいだった。

 ある時、ネットで検索していたのかな。

 非課税世帯は、大学や専門学校が二年前ぐらいから、無料になるという記事を見つけた。


 んで、僕はオタク系の専門学校を探して、小説とライトノベルのコースがある所を発見。

 オープンキャンパスをやると見かけたので、電話した。


 最初は感じの良いお姉さんが応対してくれたけど。

「非課税世帯で、世帯主の精神障害を抱えてる無職のおっさんが、免除対象になるのか?」

 と、聞いたら。

「事務所の偉いさんじゃないとわからない」

 と困惑された。


 だから、代わってもらったら、まあ上から目線のツンツン女性で。

 お局様って感じ。


 僕が自分の状況を説明し、再度質問をすると。

 鼻で笑い、威圧的な態度で喋り出す。

「あのですね。うちの学校は本気で就職を目指した若い子たちが入学するんです!」

 なんか、すごく怒ってるので、僕は若干引いてしまった。

「味噌村さんみたいな39歳のおじさんが学校に来たら、正直浮くと思いますよ!」

 僕は平然と答えた。

「構いませんよ」

 それを聞いた事務長は再度キレてしまう。

「うちはプロを目指して本気で通う学校です! 味噌村さんみたいな無職のおっさんが通う所じゃないです!」

 みたいな感じで、延々と説教を食らう始末。


 別に悪意はないんだけどなって、僕も食い下がらない。


「あの、ところで免除はされるんですか?」

 すると、舌打ちしながら、しばらく待てと言われた。

 調べ終わったあと、こう告げられる。

「高校を卒業して、二年以内じゃないと免除されません。味噌村さんは何十年も前でしょ?」

「はい」

「だから無理です!」

 そこから延々と説教される中、僕は思った。


 じゃあ、もう一回高校に入るか。

 それなら、専門学校にも無料で通えるぞと。


 そんなことを考えていたら、事務長がヒートアップする。


「味噌村さんみたいな無職の障害者が年間200万とか払えないでしょ!?」

「あ、無理ですね……」

「うちは就職率100%が売りなんで、そんな気持ちなら、やめた方がいいんじゃないですか!」


 だが、ここで疑問が生まれた。

 この人が言う通り、就職率100%だとして。

 学校の各コースは、いわゆるオタク系だ。

 声優とか、アニメ、ゲーム。

 一般的な就職先としては、レベルが高く感じた。


 だから、最後に僕はその疑問をぶつけてみた。


「あの……僕、ラノベコースを専攻したいと思ってたんすでけど」

「はい、それがなんですか!?」

「それを専攻してる学生さん達って、どこに就職するんですか?」

 すると事務長は、急に歯切れが悪くなって。


「ら、ラノベコースなら、シナリオライターとか……」


 僕は思わず吹き出してしまった。

 別にシナリオライターを生業としてる方々を差別してるわけではないですが。


 ホームページの宣伝文句に。

「キミもプロ作家になろう」

 みたいなことが書いてあったので。


「そこはプロ作家じゃないのか……せめて卒業生に一人ぐらいプロ作家さんがいてほしかったな」

 と思った。


 電話を切る際に。

「どうしますか!? オープンキャンパス来ますか!?」

 とキレられたので。

 僕はヘラヘラ笑いながら。

「えっと、しばらく考えたいです……」

 と言って電話を切った。


 未だにどこか、学べる所を探しています。


 ではまた!

 体重、81,7キロ。

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