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9/22 その3

 お昼。

 相変わらず、最高に頭が痛い。

 発狂しそうなほど。

 こんなにうつなのは、久しぶりだ。

 今年は初めてってぐらい。

 閉鎖病棟にぶちこまれてた時ほどだ。

 なにかに逃げ出したいぐらい頭が重たく痛くてガンガンいってる。

 静けさが苛立ちを加速させて、更にどんどん深く深く落ちて沈んで、永遠に脱け出せないような感覚を覚える。

 吐きそう。


 この嵐が早く止むことだけを願う。

 昔、こんな時とんぷくとか、強い注射を望んだし、打たれたけど、あれも一時的なものであって、数時間後には、反動がきて、更にきつく感じる。

 延々ループ。


 ここから逃げたいと思う。


 時に人は「それは逃げだ」とか「甘え」とか、言う人もいるだろう。

 ならば、その人々は強い人だ。誇って良いだろう。

 しかし、痛みとは千差万別であって、それを他人に押しつけるのは違うと僕は思う。

 同じ病でも、痛みや苦しみに違いはある。

 それを嘲笑ったり、逃げだとバカにする人は、それを体験したことがない。ある意味、幸福な人間だと思う。


 甘えても、逃げても、生きてればそれでいいじゃないか。

 大事な人がいなくなる方がよっぽど辛いだろう。


 僕はそう思う。

 勝ちとか負けとか、戦うとか逃げとか、そんなことより、生きることが一番だろう。


 死んだら、その選択すらできないのだから。

 人間は生まれてきて、本来の喜びてものを忘れてる気がする。


 頭が痛い。


 ではまた!

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