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5/21 その4


 夕方というか、もう夜に近いか。

 過呼吸と胸の痛み、吐き気あり。


 アマゾンで北野武監督の「菊次郎の夏」を購入したのが届いて。

 寝ようか迷ったけど、久しぶりに観てみた。


 心が洗われるようだった。

 見ていて涙がこぼれそうになるときもあれば、勇気づけられる。

 これ、1999年ぐらいに公開だったと思う。


 すごく楽しみにして、10代の僕は、中洲にある映画館で見た。


 結構記憶飛んでいたから、あれきり見ていなかったのかもしれない。


 僕はシネコンてのが、あんまり好きじゃない。

 個人で経営している小さな映画館の方が、なんていうか、その経営者の癖とか好みとか、独特の空気感が好き。


 昔ながらの入れ替えなしの映画館が大好きだった。


 小さい頃、ドラえもんを見に行くけど、当時は席を取るシステムなんてないから、立ち見なんてのが普通で。

 よく狭い通路に腰をおろして、見づらいなか、大きなスクリーンを見上げていた。


 名古屋の今池だったか。

 そこに東映系の映画館があって、お袋が夕方になれば、子供の映画はがらがらだと知り、それから夕方に行くことにした。


 当時、1つか2つのスクリーンを使い回すから、子供用だけの映画だけじゃなく、一般の映画も上映していた。


 ポスターからして、官能的な映画とか貼られていて。

 それだけでも、ドキドキしていたけど、たまにドラえもん観にいったはずなのに、予告で思いきり濡れ場の映像が流れた時は、なんか恐怖さえ感じた。


 大人向けの映像てのが、子供の目には暴力的に感じた。

 ある種の芸術、濡れ場なんだろうけど、男の人が女の人をいじめているような錯覚を覚える。

 本当にカオスな時代だったと、急に思い出した。


 奥さんが帰ってくるまで、仮眠しようかな。


 ではまた!


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