人物紹介
1話~9話までの登場人物です。
※1~9話のネタバレを含みます。
※一部、要らん情報を含みます。
※名前がついていても、本文でその名前を呼ばれる機会がない人物もいます(パン屋の娘とかビェルカ長官の名前とか)。
■ 老婆
主人公。この世界での記憶がなく、日本の記憶がぼんやりある。認知症なのか、異世界転移なのか、本気で悩み中。
老婆の外見は九十歳代。
中身は多分アラサー。
外身、中身ともに名前は不明。
変身魔法が使える。
(外見)赤毛、巻き毛。瞳は緑。黒ローブ着用。
〈街の人たち〉
■ パン屋の主人 ベン
知る人ぞ知る王都一美味しいパンの職人。パンだけでなく、シチューも旨い。
良い男だが商売の読みは甘い。無口。
■ パン屋の女将
ベンの妻で、名前はダナ。
心が広い、肝っ玉女将。
■ パン屋の娘
嫁に行ったが近所なので、実家を手伝いに来ることもある。母親そっくり。
長女はオルガ、次女はノエラ。
■ ルル
少年の服を着て、大きめのキャスケット帽をかぶっている、美少女。
長い髪と、妖精のような尖った耳を帽子に隠している。装備品は細身の剣。
治癒魔法が使える。
言葉は何故か片言。
■ 床屋の店主 クリス
店舗はパン屋の隣。
散髪スキルがあり、国の免状持ち。
意外と情に脆い。
家賃詐欺の被害にあう。
女性のような口調だが、男性。
■ ジュース屋 ジム
店舗は床屋の向かい。
家賃詐欺の被害者。
氷魔法が使える。
マリナの夫。
■ ジュース屋 マリナ
ジムの妻。現在妊娠中。
(外見)髪は胡桃色、瞳は茶色。愛嬌のある垂れ目。胸は大きめ。
〈騎士団〉
■ 腹ペコ騎士団
第五騎士団の団員たちに、老婆がつけた不名誉な呼び名。
〝闇青〟と呼ばれる、黒に近い紺色の団服を着ている。
見回り中の買い食いは、街の人との触れ合いだからオッケーだと思っている節がある。永遠の育ち盛り。
■ ギディオン・オルコック
第五騎士団 団長。
親切な人。有言実行。胸板は低反発。
(外見)大柄。闇青の団服。
■ サティアス・ギレット
第五騎士団 副団長。
変身魔法はクソ魔法だと思っている。
ロバと狼達に振り回され気味。
(外見)眼鏡。闇青の団服。
■ 近衛騎士
白い団服を着ている。
王太子付きの護衛は、美味しいものは主君と分かち合いたい派。
第二王子付きの護衛は、最近イライラしている。
〈魔法省〉
■ アルトゥル・ビェルカ
魔法省 長官。
梟のようにホホッと笑う。魔導士。
天鵞絨の黒ローブ(銀糸の刺繍入り)を纏っている。
(外見)白髪に白髭。小柄な老人。
■ 魔術士団
戦う魔法使い集団。
魔法攻撃が得意だが、剣や体術も一応できる。
(主義)変身魔法はクソ面倒なので使わない。
■ 魔導士団
魔法使いの技術職。
魔導図の記述や、魔導具の開発から作成などを主に担当。捜索や解析なども行う。
非戦闘員なので、現場に連れ出す時は護衛が必要。
団服は、緑色のローブ。
(特長)とても、よわい。
■ 研究室
……謎の部署。
せつめいは、なかった!
〈森の動物たち〉
■ ロバ
老婆の世話を焼く、過保護なロバ。
鳴き声がけたたましい。
老婆には「隊長」と呼ばれているが、サティアスには何故か「団長」と呼ばれている。
魔法が使えて、怒ると怖い。
(外見)皮毛は灰色。
■ 狼(狼隊)
ロバの前では整列して点呼を行う。
老婆の見張り役。
女性に撫でられるのが好き。
〈王族〉
■ レアンドル殿下
王太子。第一王子。母親は王妃。
ざっくばらんな性格。
市井の暮らしや食べ物が気になる。
(外見)金髪、紫瞳。やや筋肉質。
■ ジュリアン殿下
第二王子。婚約者はエルミラ嬢。
母親は側室。
母親が病弱で可哀想と甘やかされて育ち、夢見がちな性格。ちなみに本人は至って健康。
モーリスの潜伏先にて、マリナ似の女性達に不埒な行為をしていた。
(外見)金髪、青瞳。ヒョr……細身。
■ 第三王子殿下
騎士団所属。兄王子達には似ていないが、父王に激似らしい。
(外見)金髪、焦げ茶色の瞳。ゴリマッチョ。
〈その他〉
■ モーリス・フレミー
フレミー子爵家の次男。
実家より絶縁状が提出されていて、平民になるのも時間の問題。
ジュース屋の妻マリナに横恋慕している。
詐欺師が持っていた手紙の持ち主か?
■ エルミラ・ガバニージェス
ガバニージェス公爵家のご令嬢。
第二王子の婚約者。
行方不明で捜索願いが出ている。
詐欺師の持ってきた手紙に入っていた毛髪の持ち主。手紙の内容から既に死亡していると推測される。
(外見)銀髪。
■ ガバニージェス公爵
エルミラの父。財務大臣。
■ 辺境伯
ガバニージェス公爵の実弟で、エルミラ嬢の叔父。かつて『闇青の魔王』と呼ばれていたらしい。
現在、王都に向かって爆走中。
〈渡り人〉
異世界から降ってくる人間隕石的な存在。
泥は魔素満点で、魂は暮らす土地に加護をもたらす。
割りと頻繁に色んな国に落下しているが、予測や捕獲は難しい。
他国に落ちた渡り人を奪おうとする過激強奪主義の国もあれば、落ちたまま放っておく自然還元主義の国もある。
アーデンマムデル王国は保護飼育主義。
■ 百年前の渡り人
アーデンマムデル王国に落下した渡り人で、初の『生き人形』の成功例。
保護されてから二十二年間、壊れずに喋り続けたらしい。記録には『話した』という意味の記述しかないので、動けなかった可能性も?
神殿に住んでいた。
■ 五十年前の渡り人
アーデンマムデル王国に落下したが、隣国の斥候とすったもんだの末、人形が破損し魂が逃げた。
泥のみ回収し研究室で保管している。
魂の転生先は特定出来ていない。
当時、破損した〝人形〟をその後どう処理したのか、記録に記述はない。
■ 当年の渡り人
アーデンマムデル王国の、東の森に落下。
回収作業中に、謎の黒髪の女に襲われ、渡り人の保護に失敗。
泥は魔法省に持ち帰られた。
〈おまけ〉
■ 熊
ロバに倒された。
皮毛は、フカフカのヌクヌク。
現在は寝台の敷物になっている。
※お肉は、スタッフが美味しく頂きました。
■ 大家の愛娘(急病)
クリスを始めとする詐欺被害者たちに、とても心配されていた、実在しない娘。
大家に娘は存在しない。
主要人物……特に騎士団長の外見が、本文中で全然説明されてなくて、書いてる本人――私自身が今、非常にびっくりしています。あわわ。何で書いてないんだ!(自問自答)
次話から、老婆のほのぼの異世界ライフに戻ります。
来週更新する予定です。
またお読み頂けたら嬉しいです。