プロローグ
はじめまして。東津と申します。
今回は初めて執筆した小説であるため拙い部分はあると思いますが、温かい目で読んで頂けるとありがたいです。
私情を挟んだ話になってしまいますが、私は今年受験を控えた身で、一般受験をして大学に進学するか、小説家を目指して専門学校を目指すか。この二択が迫られています。
私個人の意見としては専門学校に進みたいのですが、親が大学に行くことを望んでおり、自分でもどちらに進むか決めかねています。
なので以前から少しずつ書いていたこの作品をアップロードして、皆さんの評判次第で大学進学を目指すか専門学校に進学を目指すか決めたいと思っています。
もし気に入って頂けたらブックマークなどして頂けると嬉しいです。
プロローグ
「ハァ……ハァ……やばいマジで間に合わない!」
僕は島崎竜介。
去年の受験戦争を何とか乗り越え今日から福岡県立北見沢高校に入学する男子高校生だ。
いかにも今から人生の青春の頂点とも言える高校生活が始まり、新たな友人を作り始めそうな文面から始まっているが僕は今、その高校生活において最大の黒歴史になりかねない事態を起こそうとしている。
それは…《入学式への遅刻》だ。
なぜこのような事態になっているか先に説明しておこう……
「……ちゃん!お兄ちゃんおきて!」
鈴の音みたいに可憐な声とお腹にその声の主よって僕は目覚めた。
「んー、おはよ彩乃こんな朝からどうしたんだ?入学式は明日だろ?」
僕を起こしてくれた可憐な天使、じゃなくて僕のことを起こしてくれた彼女の名前は島崎彩乃。
僕の贔屓目なしに可愛い自慢の妹だ。
「どうしたでもないし明日でもないよ!今日が入学式なの!遅刻しちゃうよ!?」
「なっ……!」
そんな素っ頓狂な声をあげながら、スマートフォンの日付を確認してみると確かに4月8日入学式当日だ。
しかし問題はそこではなく…
「って8時25分!?入学式の入場完了時間まであと30分しかないじゃないか!」
「だから今の今まで起こしてたの!早く着替えて行かないと!」
彩乃がじたばたして焦っている。かわいい。
「そ、そうだな。とりあえず着替えて行かないと……!」
彩乃に感謝の一言を伝えてから部屋から出ていってもらい、急いで着替えをすませ玄関まで。
「焦って事故にあったりしないように気をつけてね!お兄ちゃん!」
パジャマ姿の彩乃が心配そうな目をして言ってくる。
「彩乃こそ動物パジャマ姿をご近所さんに見られないように気をつけろよ!」
「え?あっ!」
どうやら自分の格好に気付いてないいなかったような彩乃はそそくさと玄関の扉をしめて少し赤くなった顔だけ出して
「でもほんとに焦って事故しないようにね!絶対だよ!」
「大丈夫だって!じゃあ行ってくる!」
そこまで言われるとフラグに聞こえてくる。
やめてくれ。
なんてやり取りをして走りながら学校をめざしていたのだが休み明けゆえの、いや引きこもり生活をしていたことゆえの体力の衰退によって僕の体力は完全になくなってしまっていた。
「ハァ……ハァ……やばいマジで間に合わない!」
しかしこうやって膝に手を置いた中腰姿勢になって方で息をしている間にも時間は刻々とすぎさっていく。
時間をスマホで見ると8時50分。
「あと5分……高校まではあと1キロってとこか……。あれ、詰んでね。」
酸欠からか意識も朦朧としてきたその時
キィィィィィィィ!
車が急ブレーキを切った音がした。
え、俺ほんとに事故にあっちゃうの?死んじゃうの?いや走った結果間に合わずでも遅刻して恥をかくよりス〇ルとかリ〇ルみたいに転生できる方にかけた方がいいかも…なんて思考が頭に生まれていたが体が横たわった感覚どころか痛みすらない。
そんな思考を凛としていて可愛いらしい声が遮る。
その声の元を辿り振り返ると車の窓から長い髪をツインテにした見慣れた顔が覗き込むようにしてこちらを驚いたような目で見ていた。
「やっぱり!島崎くん!何してるの遅刻しちゃうよ!」
彼女は中野まなみ中学の頃の同級生で同じく北見沢高校に合格した友人だ。
「それはお前もだろ!」
咄嗟に言い返す。
「まぁ、確かにそうかも…じゃなくて早く乗って!友達が入学式に遅刻する姿とか見たくないから!」
確かにこのままだと確実に間に合わないし、恥もかきたくない。
「すまない!恩に着る!」
ここはありがく誘いを受け、同乗させてもらおう。
「いやー、ほんとに助かったよ。まなみのお父さんもありがとうございます。」
まなみの父親が低く厳かな声で答える。
「娘の頼みだし、君には娘が中学のときに借りた恩もあるからね。気にしなくていいよ。」
「ところでなんで島崎くんは遅刻しそうになってるの?」
まなみが話の終わりをみて尋ねてくる。
「まぁ寝坊した。」
「高校の入学式で寝坊なんて、これから大丈夫なの?」
まなみが心配そうにこちらを見ているがふと疑問に思った。
「そういうまなみはなんでこんなギリギリで親に送って貰ってるんだ?」
「え、それは……」
まなみが口ごもる
「娘も寝坊だよ。涙目で私に送ってくれなんて言ってくるから朝から驚いたよ。」
まなみの父親が代わりに答えてくれた。やっぱりか。
「もー!お父さんそれは言わなくていいでしょ!」
まなみが耳まで顔を赤くして座席をぽかぽかたたいている。不意にも可愛いと思ってしまった。
「ははは、そろそろ到着だよ。」
さすが車だ。あの距離をこんなにも早く。
まなみはいつまで眠ってたらこんなギリギリになるんだ。
だがとりあえず入学式に遅刻という最悪の事態は免れることが出来た。
「じゃあお父さん先に行ってくるね!ほら、竜介もいくよ!」
「あぁ、そうだな。まなみのお父さんも本当にありがとうございました!」
そう挨拶をしてから僕達は校門をくぐった。時間は8時53分。
入学式の会場の体育館に行くまでの時間を考えたら本当にギリギリの到着だった。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます。
これからは自分が受験期であることもあり、1〜2週間に1つが限界になると思います。書き溜めているものもあるので当分は続けることができると思いますが、投稿が途切れる時も受験が近づくにつれ多くなると思います。気長に待っていただけると嬉しいです。
本編は別のシリーズ扱いであげてしまっているのでそちらの確認もよろしければお願いします!!
URL: https://ncode.syosetu.com/n6016he/




