辛口? アニソン論
個人的意見であることをご了承ください。
こんにちは。
最高のアイドル歌手はリン・ミンメイ。異論は認めない。老害オタの加藤良介です。
皆さん、それぞれに最高のアニソンというものが複数あると思います。
私も何が最高か一曲だけ選べと言われたら、好きな曲を並べて頭から一つ一つ聞いて順位を決めなくてはいけません。「すいませんが、明日もう一度来ていただけますか。それまでに選んでおきますので」と返事します。
ここで、一つ私がアニソンに持っている偏見というか意見を披露いたします。
第一章 アニソンは音楽としてのレベルが低い
いきなり、読み手を絞るような項目。読んでもらう気があるのかと自分に問いかけたいが、正直に感じていることであります。
なぜか。それは私はアニソンを他のジャンルの音楽と一切差別も区別もしないからです。
一見、いいことのように思えますが、とんでもありません。一切差別しないという事は敵がヤバいやつばかりだという事です。
カードゲームになぞらえてみましょうか。
アニソンデッキを組んでモンスター・アニソンを召喚しましょう。(ちなみに私が理解で見るのはシンクロ召喚までです)
誰にでもわかるように初手から最強のカードを出しましょう。
出したカードは「新世紀エヴァンゲリオン」から「残酷な天使のテーゼ」
ある意味でアニソンの頂点に君臨するカードです。これに勝てるカードなんてあるんかいな。
あります。それもたくさん。
相手が組んだデッキは「マイケル・ジャクソン」その中から「Bad」
あっ、無理です。
こんなの勝てるわけがない。
洋楽に興味ない方もいらっしゃると思いますが、マイケル・ジャクソンの数ある名曲中の一つです。
仮に「残酷な天使のテーゼ」の攻撃力が10000だったとして「Bad」の攻撃力は26000ぐらいかな。「Beat it」の攻撃力は29000「Heal The World」の攻撃力は32000ぐらいになります。勿論この数字は私の中での審査基準での数字です。
判りやすく適当に数字にしましたが、アニソンは私の中でこんな連中と戦わされます。
楽曲、歌声、勝てるところが一つでもあるだろうか。あるわきゃない。あったら今頃「残酷な天使のテーゼ」を歌っている歌手の方はワールドワイドに活躍されています。
ちなみに皆さん「残酷な天使のテーゼ」を歌っている方のお名前をご存じでしょうか。私は知りません。知ろうとも思いません。知ろうともしないという事はこの方が歌っているであろう他の曲に興味が無いという事です。
まだ、相手がマイケル・ジャクソンだから、この程度で済んでいるとも言えます。
私が「Queen」のデッキを組んだらアニソンデッキは場にカードを出すことすらできないでしょう。
どんなに速いスポーツカーもF1の前では止まって見えます。ましてや、アニソンの中には軽自動車みたいなやつもいるというのに。
差別されないという事は時に残酷ですね。
何が言いたいかというと、アニソンはそれ、単品で戦えるスペックを有していることが少ない。という事です。
どうやってこんな、やべー奴らと戦えばよいのでしょうか。手段はあります。
第二章 アニソンは抱き合わせ商品
当たり前ですが、これがアニソンが持つ最強の武器です。
アニソンのメインは音楽ではありません。その、アニソンが流れるアニメ作品その物です。
アニメの人気が高ければ高いほどアニソンの能力はブーストされます。
話は飛びますが、ロケットで一番大事なのは何か。それは一番大きい一段目ロケットです。これの性能が即ちロケットの性能と言ってもいいぐらいに大事なのです。
アニソンは一段目ロケットをアニメ本体が担ってくれます。アニソンは二段目三段目のロケットを吹かせば高く飛び上がれるのです。
こんなに嬉しいことはない。
さあ。有利さを列挙いたしましょう。
① アニメの視聴者に問答無用で聞いてもらえる。
ある意味これが一番すごいですよね。どんな名曲も聴いてもらえなければ評価されません。それが、いとも容易く聞いてもらえるのです。普及度に隔絶した差が生まれます。アニソンに選ばれた歌手は泣いて喜ぶべし。
② アニメーションと関連して流してもらえるので、視聴者に好印象な刷り込みが可能。
OP.EDのいずれかで映像込みで流れますよね。アニソンに採用されるという事は、自動的にプロモーションビデオを同時に製作してもらえるという事です。お得です。
③ 歌詞を視聴者が勝手に本編と結び付けて聞いてくれるので、曲の説得力が上がる。
アニメに合わせて制作されておらずとも、曲の中に作品と合致するワードやシチュエーションがあるはずです。視聴者はそれらを好意的に拡大解釈してくれます。作品に合わせて楽曲すれば歌詞の効果はさらに増大するでしょう。
④ アニメ本編を気に入ってくれた視聴者からの歌手への好意的評価。
好きな作品に出ていたから好きになるのは、とても自然な事です。これは声優さんなんかにも当てはまるでしょうね。
すっ凄いぞ。
何てチートなスキルなんだ。
アニソン歌手はなろう系主人公だった。異世界転生ってこんな身近にあったんだ。
アニソンはその実力以上の評価を簡単に得ることが出来るのです。アニソンが凄いのではありません。その相乗効果が凄いのですよ。
これは狡いかと問われれば、狡くなんかありません。(チートとはいったい)
これが、アニソンの実力なのです。(アニソンのオファーが来なかった歌手は泣いてヨシ)
頭の中で勝手に、アニメの一シーンと結び付けて聞けるのです。
音楽を聴いた時の想像力をアニメが補完してくれますので、楽曲の印象が他人と共通化しやすいという利点もあります。共通化できるという事は他の人と話が合うという事につながります。容易に大きなコミュニティを形成できます。
ああ、利点がまた増えた。
仮にこの超優秀な一段目ブースターの上に高性能な二段目が取り付けられたらどうなるのか。それは凄い勢いで高く飛び上がるでしょう。冥王星まで飛んでいけるかもしれません。
アニメではありませんが、ブーストの一例を。
2018年公開。Queenのボーカル。フレディ・マーキュリーの自伝的映画「ボヘミアン・ラプソディー」です。
世界中で受けた映画ですが、中でも日本での興行成績が凄かった映画です。
私も〇学生のころからQueenのファンでしたけど。こんなにQueenのファンが日本にいたのかと、びっくりした一本でした。
おかしいなぁ。私、学生時代、同年代の友人とQueenの話をしたことなんてないのに。話が合ったのはおじさんおばさんばかりだったぞ。だってファンになった頃にはもうお亡くなりになった後だったし。
ともかく映画を観に行った時なんぞ、終盤に至るまでで、かなりこらえていましたけど最後のコンサートシーンで流れる「We Are The Champions」で遂に涙腺が崩壊しました。
他作品の映画を観ても、Queenの曲だけを聞いても泣いたことが無い私が、映画館でマジ泣きしました。あんな経験をしたのは始めてです。
映像とのタイアップはかくも恐ろしい力を出すのです。
んっ? やっぱり狡いような気がしてきたぞ。これはいかん。不公平だ。
第三章 最高のアニソンとは
ここまで考察して最高のアニソンの選び方が見えてきました。
アニソンがその性質上、作品によって下駄が履かされるなら、その状況にならない曲を選べばいいのです。
何が言いたいのかと言えば、私が好きでない作品のアニソンであれば作品によってプラス補正されないはず。むしろマイナスかもしれない。候補はもう一つある。それは見たことない作品のアニソンだけ聞いて判断するのだ。これなら完全無欠に公平でしょう。
楽曲だけで判断するのだ。
この方式で最高のアニソンを探しましょう。
まず初めに採点の前提を提示しましょう。
どんな曲が加点されやすいか減点されやすいかです。私の好みの音楽の傾向です。
まず、アコースティック系の音楽は加点されやすいです。
これらは楽器の演奏に長い修練を必要とするからです。その技量と努力に敬意を表して加点されます。勿論その音色が単純に好きと言うものもあります。
こうなってくると不利なのが、打ち込み系と呼ばれる音楽です。
この系統は最悪、音楽のずぶの素人でも音を作成できます。演奏もシステムが行ってくれるため楽器の練習が必要ありません。お手軽な分加点されにくいです。
打ち込み系ですと同じピアノの音でも生演奏録音と比べると音が薄くなります。あと、単純にピコピコ音が苦手と言うのもあります。
最近のアニソンはほとんどが打ち込み系ですので、アコースティック系は作るだけで有利ですね。
ただし、エレキギターやシンセサイザーのような演奏に技量を伴うものは、打ち込み系でもアコースティック系に分類します。
減点対象はPC等のシステムだけで製作されたと思われる楽曲です。
次に女性シンガーは不利です。
別に女性蔑視という訳ではありません。
私は歌手に可愛さを一切求めませんので、若い女性が可愛く歌っても一切加点されません。(萌えアニメは全滅の予感)
歌の採点に関しては私の中で細かい規定はありますが、一言で言えば上手いか下手かです。
逆に年齢、容姿、人種、時代は一切問いません。
キャラ声で歌う歌はここで、多くが脱落するでしょう。
キャラ声で歌を上手く歌うのは自分で難易度を上げる行為です。仮に上手く歌える人がいたとしても、歌声で上手く歌うシンガーと点は同じです。技術は認めますが、不要な芸でしょう。普通に歌う事を勧めます。(その方が楽)
一人と複数では一人が有利です。
アイドルに多い手法ですが、歌は基本的に一人で歌ってください。
勿論バックコーラスやテクニックとして違う音を重ねる歌い方は加点対象ですが、さびの部分を大勢で同じキーで歌って誤魔化しても加点されません。むしろ、減点対象です。下手でもいいので一人で歌いましょう。
ハードロック、ヘビーメタル、クラシック、JAZZ、は有利です。
これは、ただ単純に私が好きな音楽のジャンルです。
逆に、演歌(あるのか?)、歌謡曲、アイドルソングは不利になります。
ここ辺りは優劣と言うよりも完全に好き嫌いになりますがご容赦ください。
さぁ、ベートーヴェンや日英米のスパースターと戦える曲があるか探しに行こう。
数日経過。
いや、最近は便利な世の中になりまして、よーつべで検索すれば簡単にアニソンメドレーが作品タイトルと紐づけで投稿されています。取りあえずこれを聞きました。
今回は私が好きな作品からは除外しています。(さよならミンメイ)
気に入らなかった作品か、何それ? って作品から選びました。
結果をご報告する前に全体の印象を言いましょう。
「いい曲ない」
はい、趣旨が崩壊しそうです。
だってびっくりするぐらい、私が前述した駄目な曲の要素を詰め込んでるんだもん。
まず、ほとんど、打ち込み系。
いや、これは予想していましたけど、それにしても多い。多すぎる。
打ち込み系の最大の弱点はデジタル音源の為音波に揺らぎが無い事です。揺らぎが無いと音が薄っぺらくなってしまうという欠点があるのですが、それを埋めるというか誤魔化すために装飾音と呼ばれる、楽曲に必要ない音を上から被せてくるので、音が全体的に汚いのです。耳に痛い(物理)
今気が付きましたが、私の視聴状況をお伝えします。
音源はよーつべのアニソンメドレーから貰っています。それをパイオニアのA-70インテグレーテットアンプで増幅してONKYOのD-302Eスピーカーから出力しています。
PCとアンプはそれなりの値段のHDMIで繋ぎ、スピーカーケーブルはメーター売りのケーブルを使っています。音にこだわる人の必要最低限のオーディオ初心者セットです。(電源回りなどの付属品併せても20万かかっていません)
話を戻しますね。
次は、女性シンガーというか声優さんがキャラ声で可愛い子ぶって歌っている歌が多すぎる。しかも複数で。
だれが、駄目な方にコンプリートしろって言った。
おかげで、普通に一人で歌っている曲の評価が勝手に上昇しました。
後なんでなのか、男の歌が少ない。本当に何でなの。これに関しては選曲されている方の好みなのかもしれません。
作業しながら聞いていたのですが、「おっ」て思った曲は私の好きな作品。
残念。今回はレギュレーションで対象外なんだ。
あと、メジャーアーティストはやっぱり強い。
筋肉アニメの「ぐらんぶる」のOPを「湘南乃風」が歌っているのですが、私は彼らを大して評価していません。しかし、玉石混合のアニソンの中に放り込むと光っていますね。
必要最低限の事はきっちりと出来ています。さすがプロ。でも、いいかと聞かれれば、普通ですね。
時代の差も強く感じました。
時代が下るにつれデジタル技術が向上しているので、音の作りが適当になってきているように感じました。作った後でも簡単に修正できるので、最初の構成が大雑把に感じます。昔の曲は後からの修正が難しいので、最初の段階から作りこんでいると感じます。
そして、単純に昔の人の方が歌がうまい。最近は声優なんかに歌わせているからですよ。これはビジネス形態として理解できますけど、歌の上手い声優を見つけてくれば解決するので作り手側のズボラでしょう。
では、昔がいいかと言うとそうでもありません。80年代なんかだと音の進行が歌謡曲チックになりますので単純にダサい。
最初に決めた、好きな作品を除外するというのが予想以上のハードルになりました。
もしかして、私は音楽で作品の良し悪しを判断しているのではと錯覚するレベルでした。
この苦しい中から勝ち残った精鋭たちを発表いたしましょう。
もう一度、確認しますが、ここで上げる楽曲の作品は見ていないか、好きではないに分類されます。これらの作品が好きな人には申し訳ありません。今のうちに謝ります。
第四章 結果発表
順位は付けません。というか、順位を付けるのが難しい。
アニメタイトル 曲名 歌手
IDOLM@STER 「約束」 今井麻美
アイドル曲が嫌いなのにまさかのアイドルソングがランクイン。
作品自体は山無し谷無し落ち無しの、どうでもいい話が延々と続く退屈な作品でした。
先ほど、順位は付けないと言いましたが、たぶんこれが一位です。
この歌は少し特殊で作中歌になります。
普通に歌が上手い。特にこの作品の性質上、ほかの歌い手と比べますのでより顕著に現れました。声優さんにも探せば歌の上手い人はいるものですね。
そして、ちょっと変わっているのが、この歌い手さん声優声で歌わないんです。それまでキャラ声で話していたのに、いざ歌が始まると自分の歌声に切り替えて歌うのです。作中歌でこれをやる思い切りの良さに感心しました。
楽曲も静かに入って、後半で高らかと歌い上げる王道スタイルで好感が持てました。
最初は本人は歌わず、周りのキャラに歌わせて、途中から歌い出すのですが、何と言いますか格の違いを見せつけるように歌うのです。(優遇されすぎだろ。周りがちょっと可哀そう)
スラムダンク 世界が終わるまでは」 WANDS
大人気漫画ですが、なんとなく好きになれない作品でした。
ヤンキーが個人的に受け付けませんので。
ですが、楽曲は素晴らしい。
ただ、歌っているのがメジャーアティストなんですよね。しかも、作曲が織田哲郎。いいに決まってんじゃん。WANDSはこの曲でブレイクしたわけでもないので、「約束」より下になりました。
Angel Beats 「Alchemy」 Girls Dead Monster
「Crow Song」
「My Song」
「My Soul,Your Beats!」 Lia
一つの作品から脅威の四曲のランクインだ。
作品自体は最後まで見ましたが、「なんじゃこら? 」みたいな感想でした。
後半はありふれたお涙頂戴の作品に見え、私は全く泣けませんでした。それよりも設定の穴が気になった。
この作品は三話目で終わっていたら神作だったのに。
見た方ならお分かりですが、これらの歌を歌っていた岩沢さんが三話で成仏するので、この後、歌を歌えません。
上からの三曲は「約束」と同じ作中歌になります。
Alchemy Crow Songの二曲はヘビメタの曲で私の感性に、どストライクな曲です。私の中で日本のヘビメタギャルバンの最高峰です。ありがとうございます。
My Songは岩沢さん最後の一曲。まさかのアコギ一本の弾き語りソング。お前本当にアニソンか? レベル高いよ。
My Soul,Your Beats!はAngel Beatsのオープニングソングですが、この曲の全ては導入のピアノに集約されます。メロディーラインが素晴らしい。そして、基本を押さえたピアノ伴奏。ちゃんとした曲だ。そうそう、こういうのでいいんだよ。余計な音を継ぎ足すんじゃありません。
機動戦士ガンダム 「嵐の中で輝いて」 米倉千尋
第08MS小隊
ガンダム信者の私が気に入らない作品から堂々の入選。この作品あほらしくて、最後まで見ていません。
主人公が気に入らん。ジオンの描き方が気に入らん。ポケセン見直してこい。
すいません。取り乱しました。ノリス様はかっこよかったです。
曲自体はスタンダードな作りで、基本を押さえていてよかったと思います。
ラーゼフォン 「ヘミソフィア」 坂本真綾
これは作品を見た事がありませんが、いい曲だと思います。
作曲が菅野よう子で歌っているのが坂本真綾なので当然と言えるでしょうか。
攻殻機動隊大好きマンとしては菅野よう子は外せません。坂本真綾もロードス島戦記で素晴らしい歌声で歌ってくれています。
基礎力の勝利でしょうか。
半分の月がのぼる空 「記憶のカケラ」 nobuko
この作品は、昭和のサナトリウム文学を無理やりラノベに変換してアニメにしたような変な感じの作品でした。「やりたいことは分かるけど今更それか? 」みなたいな感想です。
主人公もヒロインも影が薄くて、全部見たんですけど二人とも名前を思い出せません。
しかし、この、エンディングソングは素晴らしい。
まず、出だしの瞬間から分かる、クラシックの基本を押さえた正統派バラード。その後も楽器は極力入れずに歌い手さんが丁寧に歌い上げます。
エンディングソングのお手本のような構成です。
オープニングの「青い幸福」も歌い手さんが同じで好印象でしたが、惜しくもノミネートにはならず。
火の鳥「鳳凰編」 「火の鳥」 渡辺典子
天下の手塚先生には申し訳ありません。凄い作品だとは思うんですよ。でも、見たのが小さい時だったんでちょっとトラウマになった作品です。
でも、曲は何年たっても耳に残る不思議な曲です。
テイストは歌謡曲で私の嫌いなジャンルなんですが、英語の歌詞が入っているためか気になりません。どこがいいかと問われると返答に困る一曲です。なんかいい。
中華一番 「息もできない」 ZARD
見たことない作品からのノミネートです。
これはずるいといしか言いようがありません。
ZARDが歌って作曲が当然ですが織田哲郎。二人のビックネームを使われたらいい曲に決まっています。
これぐらいにしましょうか。何曲か惜しい作品には出会いましたが、今一歩足りない感がありました。
時間をかけて探していてわかりましたが、同じようなクオリティーの曲でも知っている作品、好きな作品と言うだけで、好印象でした。これは、もうどうしょうもありません。作品に引っ張られるのはアニソンの宿命のような物でしょう。
第五章 結論
やはり、曲単体では辛い。
好きな作品を除外するともっと辛い。
メジャーアーティストと戦うのは無理がありますね。
根本的な戦力に開きがあり過ぎる。
アニソンって音楽業界の中でもちょっと変わった立ち位置だと思います。
映画音楽に立ち位置的には似ているはずなんですが、ハリウッドのメジャータイトルは音楽家も一流どころで揃えてくるので、クオリティーが全く違います。
大量に生産され、割ける予算も乏しいアニソンでは太刀打ちできないのは分かり切っていましたが、やはり作り全体が安っぽいのがアニソンですね。
予算が少ないから演奏家への支払い能力が無く、打ち込み系にして人件費を圧縮しているのでしょう。
OP.EDソングに声優を使うのも出演料に込々にしてしまえば、お安く歌い手を手配できますし、需要もあるので丁度いいからかもしれません。
「のだめカンタービレ」や「四月は君の嘘」のような音楽アニメは予算があるのか、音作りがしっかりと出来ていますからよりその印象が強い。(どちらも大ファンなので選外です)
今回の考察でアニソンは、アニメ本体の印象で圧倒的にブーストされていることを改めて認識しました。
好きな作品で使われる曲を神曲と言いたい気持ちは理解できますが、アニソンでそのフレーズを使うと「神」の値打ちが下がるような気がしました。「神」なのはあくまでもアニメ本体ではないでしょうか。
アニソン制作に関わっている人は少ない予算でしょうが頑張ってよい曲を書いてほしいです。
やはり、アニメあってこそのアニソンだと強く感じました。
別にそれでいいんですけどね。
終わり
作品についての批判がありましたので、ご不快に感じた方もいらっしゃると思いますので、それに関して謝罪します。
ごめんなさい。
最後に表明いたしますが、私もアニソンは大好きです。
ご意見、ご感想などございましたら、お気軽にどうぞ。基本的には返信しております。