【第三話】謎の少女
夏休みが……明日までで終わってしまう……((涙目
ーラボ
三咲「どうする?起こす?」
蒼井「可哀想だろ。起きるまで寝かせてやれ。」
三咲「……起こしたい!起こしたいんだぁぁぁ!」
魁「うるせぇ。」
三咲「お?機嫌が悪いのか?」
魁「お前のせいで昨日寝れてないんだよ。」
魁は夜中に三咲が怖がったため、一緒に寝させられたのだ。そのため、気が休まらなかったのである。
蒼井「……へぇ。詳しく聞かせてもらおうか。」
魁「別にお前が思ってるようなことはなかったぞ?」
蒼井「つまらん。」
魁「俺で遊ぶな。」
三咲「魁!板チョコが欲しいのだ!」
蒼井「私のも頼む。」
魁「……強制だよなぁ。お金は?」
蒼井「ん?」
魁「ナンデモナイデス」
魁は近くのコンビニへと向かうため、外へ出る。
蒼井「……もういいんじゃない?さっさと起きなよ。」
???「……ば、ばれてた?」
蒼井「逆になんでばれてないと思ったの?めっちゃ力んでたぞ。」
???「うそやん……」
蒼井「ところで名前は?」
???「有希だ。」
三咲「眠いから寝るわぁ……zzZ」
蒼井「てことで着替えをやろう。」
有希「ありがとう。あ、男の人を外に出したのは着替えるためか。」
蒼井「違うぞ?」
有希「違うの!?」
蒼井「まぁ……なんだ、パシリみたいなもんだ。」
有希「えぇ……」
蒼井「それでどうして囚われていたんだ?」
有希「言葉に綴じ込める能力だからです。」
蒼井「……初めて聞く能力だな。」
有希「奴らによると、世界で初めて確認された能力らしいのです。」
蒼井「なるほど。それはつけ狙われるだろうな。」
有希「正直、能力者の派閥とかを知らないのでどうしようか悩んでる。というかお名前は?」
蒼井「私らの仲間になるか?蒼井だ。」
有希「遠慮しときます。足を引っ張りそうなので。」
蒼井「そうか……あ、能力のデータ取らせてくれる?」
有希「今回だけ特別にですよ。助けてもらった恩もありますしね。」
魁「ほれ、買ってきたぞ。って起きてるのかいな。」
有希「あ、えっと、有希と申します。」
魁「俺は魁だ。よろしくな」
有希「あ、着替えとか貸してもらえます?」
蒼井「すまん忘れてた。探してくるからちょっとまってて。」
そう言って蒼井はクローゼットを漁る。
有希「あ、あの!」
蒼井「お、このワンピースとかどうよ!」
有希「……私男です」
魁/蒼井「ふぁっ」
三咲「zzZ」
魁「どっからどう見ても女の子じゃん……」
長いさらさらとした黒髪。くりくりとした目。低身長。少し高い声。細身。美少女要素盛り沢山の有希に、一同は驚きを隠せない。(一人除く)
蒼井「てことはあなた【ピー】があるのね!?」
魁「まじかお前【ピー】があるのか。」
蒼井「【ピー】【ピー】【ピー】」
魁「【ピー】のサイズ気になる。【ピー】見せろ【ピー】」
有希「ぁぁぁぁぁぁぁぁさっきから【ピー】【ピー】【ピー】【ピー】うるさい!!そんなに私の【ピー】が好きなのか!?それともお前ら変態なのか!?そうなのか!?」
三咲「えぇ……なにこれカオスじゃまいか。」
ドタバタドタバタ
三咲「もう一回寝るかぁ……おやすみー……zzZ」
蒼井( ・`д・´)おま、男かよ!!
魁(´・ω・)パシられた
三咲(。-ω-)zzZ
有希(*´・ω・)【ピー】連呼すな!