こんなにお互いが好きでも簡単に愛は実らない!
我が国では、、、?
この国の頂点に立つ 『金 子墨 zi mo』がこの国を支配している!
そして、この国の東と西には、この金子墨 の息子たちが頭として
仕切っているのだ、、、!
しかし、、、? 母親は、それぞれ違う母親。
東の息子は長男で、金宇航 yu hang は力こそすべてだと思っている!
頭は悪いが女、子供に優しくみんなからも慕われている存在。
西の息子、次男の金梓涵 zi han は頭脳明細で細身で知的な人だと
みんなに慕われている。
しかし、、、?
この二人の息子同士が仲が悪く、顔を合わせれば喧嘩ばかり、、、!
『いずれは、ワシが親父の後を継いでこの国を1つに仕切っていく!』
『何を何を! 兄上、わたしこそがこの国を仕切っていく者ですぞ!』
『何を言っておる! お前はワシの弟だろうが、、、!』
『でも、わたしと兄上は、血が繋がっていません! どちらがこの国を
父上から受け継いでもおかしくないではありませんか、、、?』
『なにを! お前はワシに従えばいいのじゃ~』
『兄上こそ! わたしに従ってください!』
そこに、この国を仕切っている金子墨が二人の間に入って宥める事にしたのです。
『二人とも! 喧嘩はやめんか!』
『すみません、父上。』
『すまん、親父!』
『お前たちの母上は違えど、二人とも俺の子じゃ~喧嘩はやめい!』
『はい!』
『・・・分かった!』
『それよりも、お前たちに子供がデキたとか? 宇航の子は男の子か?』
『あぁ、そうだ!』
『梓涵の子は、女の子だったな、、、?』
『はい、父上。』
『二人とも、子供を大事にせーよ!』
『あぁ、』
『はい!』
▼
そして、二人の息子の子供たちは、、、?
金 子墨が亡くなった時に初めて二人は出逢ったのです。
お互いまだ10歳という若さでその後、、、。
次期、この国の半分を仕切る【運命】を背負う事となっているのですが、、、。
そんな二人は、大きな庭でそれぞれ遊んでいると、、、?
『わーあ! キ.キミは、、、?』
『わたしの名前は 金 雨涵 yu hanよ!』
『僕の名前はね! 金 子涵 zi hanだよ!』
『そうか! 僕たちは、同じおじいちゃんの孫なんだね!』
『そうね! 子涵とは初めてあったけど、、、? わたしたちは同じおじい
ちゃんの孫だわ!』
『・・・僕たちのお父さん同士が、仲が悪いから今まで僕たちは会えなかった
のかもしれないね、、、!』
『そうね! ・・・おじいちゃんが亡くなったら、、、? この国はどうなる
のかしらね、、、?』
『・・・うーん? そうだね! 戦争にならないか? 心配だよ!』
『もし、そうなっても、、、! わたしたちの代で争いを終わらせましょ!』
『うん、そうだね!』
そこに、二人の父親たちが、二人を探しにきました。
『おーい! 雨涵! どこにいるんだい?』
『子涵! こんな時に何処にいるんだ、、、!』
そして、お互いの子供を見つけると、、、?
二人は、凄い剣幕で言い争いになったのです。
『何故? あなた達、二人が一緒にいるんだ、、、? 兄上の息子の子涵が
わたしの娘に何かしようとしたのですか、、、?』
『何を言っている! お前の娘が、俺の息子を誑かしたんじゃないのか?』
『二人ともやめて!』
『僕たちは、偶然会っただけだよ!』
『もう、帰るぞ子涵!』
『我々も帰りましょう雨涵!』
▽
案の定、、、金子墨が亡くなった後は、、、?
この国の、東と西で争いが始まりました、、、。
そして、、、長い長い【内戦】が続く事と、、、?
お互いの村の者たちは、切りつけ合い、殺し合い、憎しみ合い、傷つけ合った!
でもお互いの村の者たちは、長い長い内戦で心身ともに疲れ果てて、もう戦いは
終わりにしたいと思っていたのです。
あれから15年の歳月が過ぎ、お互いの子供である! 雨涵と子涵が世代交代を
して東と西の頭になりました。
*
『わたしたちは、この内戦を終わらせようと思います!』
『僕たちは、戦争をしない! 平和な時代を築きたいだけだ、、、!』
『お互いの東も西も統一して! 平和を願っています!』
『みんな! 僕たちと一つになってくれないか、、、?』
お互いの村の者たちも、それを受け入れました。
長い長い、戦いは終わり! お互いのわだかまりをほぐすように、、、。
この国は、二人が一つの国にしたのです。
*
そして二人は、長い時間をかけて、、、やっとお互いの想いを伝え合い一つに。
今では二人の間に、双子の男の子と女の子が産まれました。
『運命とは、、、? 時には受け入れがたいモノで辛いモノだが、、、。
その先には、きっと明るい未来が待っている! 二人はそう思うのです。』
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