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あの夏の日の思い出  作者: ドクペ好きの読書家
1/1

プロローグ ~家へ向かう二人~

タイトルにもあります通り、この小説では診断メーカーで出た結果を一部使って書いています。

「髪を切ったから、もしかしたら気付かないかもしれない」

あの時、愛梨はそういいながら僕と一緒に小学校の時に転校した友達の家にむかっていた。暑い夏の日差しがまるで僕らを焦がそうとしているような、そんな日だった。小学校のころ転校したあいつは、まさに「文武両道」を生き写しにしたような奴だった。おまけに顔もよくてクラスの人気者だった。でも、なぜだかは解らないがあいつは、小学3年生の時に急に転校した。何故あいつが転校したのかは、当時幼かった俺でさえ気になった程だ。当時幼かった俺は母親に一度だけ聞いてみたことがあった。何故だか物凄く困ったような顔をして、俺の質問に答えた。その時、母親が何と言ったかまでは覚えてはいないが、今でもあの嘘をついている顔と、愛する我が子を守ろうとする顔(まあもっとも、その当時はそうは感じてはいなかったが。)を鮮明に思い出せる。

そんな風に、遠い昔の記憶に思いを馳せていたら愛梨が

「ちょっと恭吾!、ちゃんと話聞いてるの?」

と、注意をしてきた。愛梨が話していることにさえ気づいていなかった俺は咄嗟に

「あ、ああ、ちゃんと聞いているよ」

と、嘘をついてしまったが愛梨は俺の一瞬の動揺を見逃さなかった。

「動揺してるってことは、ちゃんと話聞いててくれてなかったのね,,,。恭吾って小学校のころから全く変わってないよね。大学に入るまでにちゃんと直しておいたほうがいいよ」

と冗談なのかわからないトーンで言ってきた。少し真に受けてしまった俺は

「冗談なのかマジなのか解らないトーンでいうなよ。ちょっと真に受けちゃうだろ」

と言い返した。すると愛梨が、

「本気で言ってるわけないじゃない。なに?本気で受け取っちゃった?」

と少し小馬鹿にしたように返してきた。

「そんなことは、まあ、あるけど」

と、そんな風に昔のことを思い出したり愛梨としゃべっている間にあっという間にあいつの家に着いていたが、一瞬自分が目的地に着いたのかどうか解らず通り過ぎかけて愛梨に

「ちょっと、どこにいくのよ」

と制されてやっと目的地にたどり着いたことを知った。

なぜなら小学校のころ、あいつ、奈良岡が住んでいた家と比べると明らかに家の高級さが全く違ったからだ。小学校のころに住んでいたあの、少しボロが来ている家とは真逆の、物凄く高級感の溢れる洋館だったからだ。

「なあ愛梨、本当にここで合ってるんだよな?」

ここが奈良岡の家か確証が持てず、少し不安になって愛梨に聞くと

「ここで合っていると思うんだけど...とにかく入って確かめてみようよ!」

と自分の感じてる不安感を拭うように語気を強くして愛梨は館へ入っていった。


プロローグ ~家へ向かう二人~  fin

初めて小説を書いたので至らない点が多々あると思います。もし不備がありましたら、下記のURLに飛んで私にDMかリプライを送ってご指摘くださいますようお願い申し上げます。

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