72 騒動の真相2
超久々です。
いや、本当に申し訳ないです。忙しくて本当に手をつけていませんでした。(決してサボっていた訳じゃ……)
それでは、(≧∀≦)どうぞ!
『ライナさんに今から会えるかしら?』
なんてことを言ったのはつい数十分前のこと。
現在私はライナさんが居るであろうクルル男爵家の前に立っていた。
彼女が操られていたなんてことを聞いて、勢いでここまで来てしまったものの、どんな顔して会えばいいのか分からない。
というか……
「サシャお姉ちゃんここなの?」
「なんか屋敷って感じだな」
なんで二人はついてきちゃったのよ……
ルイスとミーナちゃんはこの件に関して全く関係がないのに……絶対重い話になるからって来ないように言ったのに……
『でも、サーちゃんがルイスくんやミーナちゃんと会えたのってそもそもこの出来事があったからじゃない? だったら無関係ってわけでもないでしょ?』
はぁ……リア姉が色々と場をかき乱しているからこうなってしまったのよ。
内心ではリア姉の行動に呆れつつも、それでもここまで来たのだからと気持ちを切り替えて、大きな扉の前で深く深呼吸する。
「はぁー、よし」
覚悟を決め、目の前にそびえる扉に手の甲を向ける。
コンコンと控えめな感じでノックすると、すぐさま中の方から足音が聞こえてくる。
「はい……えっ!?」
扉を開けるとその人物は一瞬大きく目を見開いた。
対応に応じてくれたのはこの屋敷の使用人だろう。
黒い服でいかにもといった感じの風貌。
最初は私たちに驚いたような感じの使用人の方であったが、すぐに玄関に招き入れてくれた。
「こちらで少しお待ちください」
「はい、突然ですいません」
そう一つ断りを入れると、優しげに主人様を呼んできますと言って、屋敷の奥へと引っ込んで行った。
使用人の姿が見えなくなるとお淑やかな外面をやめたリア姉がニヤニヤしながら私の頬をツンツンと突いてくる。
「さてさて、かつて仲違いしちゃった子と感動の再会ね」
「リア姉……少し静かにして頂戴」
「え〜、間違ったこと言ってないじゃない」
相変わらずのテンションでついていけません……。
階段を降りてくる足音が小さいものから段々と大きくなってくる。
そして、足音の主はこちらに近づいてきて、やがて目の前数メートル程度の位置に足を止めた。
屋敷の主人であるクルル男爵。
私の顔は覚えているのだろうか。そんなことを考える暇も与えてくれないまま、クルル男爵は口を開いた。
「サシャさん……なのかい?」
どうやら普通に覚えていたようだ。
まあ、私がこの国から離れてそこまで期間は経っていないし、もしかしたらライナ嬢から事情などを聞いていて、印象に残っているということもあるのだろう。
何はともあれ、私のことを覚えていてくれるのなら話は早い。
「こんにちは、クルル男爵」
「ええ……まさか貴女が此方にいらっしゃるとは……」
クルル男爵はその後に続く言葉を噛みしめるように留めた。
私はこの国から出て行った存在。ということをちゃんと理解しているからこそ、この場に私がいることに驚き、戸惑い、後の言葉を言及するこのを避けたのだろう。
「クルル男しゃ「娘が本当に申し訳ない!!」
事情を説明して、ライナ嬢との面会を……なんてことを思いながらクルル男爵に話しかけると被せるようにしてクルル男爵がこの場を遮り、謝罪の言葉を口にした。
「……頭をあげてください」
「いや、娘は取り返しのつかないことをした。謝らなければ、前に進めないのです」
そのようなことを言われてしまったら、流石の私でもだんまりになってしまう。
でも、今日ここにきたのはそんな話をするためではない。もっと大事なことを伝えるためだ。
「クルル男爵、よく聞いてください。私は娘さんを咎めるつもりはありません。今日来たのは、娘さんが心配で来たのです」
「娘を……心配して? 娘は、貴女に酷い仕打ちをしたのですよ」
「それを含めて話すことがあります。娘さんは……良くないことを考える者に操られていた可能性があります」
その一言を聞いたクルル男爵は、口を大きく開けて固まってしまった。
夏バテってどうしたら治ると思いますか?
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