38 ルイスの想い1 ルイス視点
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俺はルイス。
現在この共和国で冒険者稼業を始めた。
俺がこの国に来た理由として、先ず、家が無くなったということだ。
同行者にサシャという、戦闘力が馬鹿みたいに高い女が一緒に来ているが、実はそれも道中で彼女に遭遇したからだ。
彼女に説明したように、俺は家を追い出された! ……ということであの森をさ迷っていた訳ではない。
──実際はこうだった。
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『おーい、ルイス。ちょっと此方に来て手伝ってー』
『うん、今行くよ父さん』
俺は貧乏な農家の家庭に生れた。
ルイスと名付けられて、大切に育ててもらった。
決して楽な生活では無かったが、それでも父はとてもいい人で、母は優しく、妹もとっても親しみやすく可愛かった。
水の魔法を使える才能があった俺は、畑の水やりなどを幼い頃から任されていた。
広大な畑全体に水やりを即座に出来るのは、農家にとってとても有り難いことで、俺は両親にいつも感謝をされていた。それが嬉しくて、毎日が充実していたと思う。
しかし、この不安定な世界で、いつまでも安定した生活が続くなんてことは絶対では無かった。
『ん? なあルイス。あんなやつら居たっけか?』
『いや、あんな柄の悪い連中居ないでしょ』
いつものように農作業を手伝っていれば、明らかに可笑しいやつらが村にドカドカと乗り込んで来ていた。剣、槍、斧、そらから魔道師が使うようなステッキを持った黒マントに身を包んだそいつらは、いきなり手頃な位置にいた村人に対して、手を出した。
まさか危害を加えられると思ってもいなかったその村人は、受け身も取れないままに地面に強く打ち付けられた。
『おいおい、なんだよ。ルイス、直ぐに母さんとヤミを連れて逃げるぞ!』
父の声色には明らかに動揺が、俺も冷や汗をかいていた。
『分かった。行こう』
『よし、走るぞ』
そのまま数百メートル程離れた我が家に向かって父と二人で走り出した。
家に着いたときには、いつも通りに母が家事をして、妹がそれを手伝っていた。二人が俺達を見たときには、仕事はどうしたのか? っていう表情をしていたが、顔色を窺って、ただ事では無いのだと理解した母は直ぐに事情を聞いてきた。
『何があったの?』
『村の人が怪しいやつらに殺された。時間が無い。早くこの村から逃げるぞ!』
『えっ! ちょっ、待って。意味が分からない』
『母さん、時間が無いんだ。後で説明はするから、直ぐに支度して』
父さんの必死の懇願によって、母は力強く頷いた。
因みに俺は、妹のヤミと話をして、家から移動する旨を伝えて、妹にも納得してもらった。
そうして俺の家族は、最低限の荷物を持ち出して、村を足早に去った。
ちらりと後ろを振り向けば、村のあった方角からは火の手が広がっており、それが村から出ているものなのかは分からなかったが、凄く恐ろしい気分になった。
そらから三日間、家族揃って足を止めることなく森を歩き続けた。




