第4話 VRMMOへ
小学校のころに矯正したはずの
「気づく」と変換したくて
「きずく」を変換して「築く」になってイライラしました
漆ノ一です。
自分の小説の参考も含んで他の作者様の小説を読んでいると思うんですが
う~ん・・・自分の小説、一話一話が短いように思います。
しかし長くしてみようと思うと自分でも分かるぐらい内容が薄ーくなるんですよ
2話分を1話にまとめればとも考えるのですが
やはり区切りたいところは区切りたい訳で・・・
「はい?」
幸宏の言葉に思わず変な声で返してしまう
「どうやらこう言うことらしい」
そう言って幸宏は横から小さな灰色のノートパソコンのような物を
取り出し、開いて和樹に見せる。
「こう言うことってお前・・何だよ?これ」
幸宏がその横の起動ボタン押すと
シューンっと機械音が鳴り
パソコンから青い光が出て眩しくなる。
「ちょっと離れて見た方が良いかな。」
幸宏にそう言われ少し離れて見ると
青色のそれは映画スター⚪︎ォーズとか
ス⚪︎ーウォーズとかに出てきそうなホログラムだった。
しかも美少女の。
「え!?何だよこれ!幸宏お前いつの間にこんなの手に入れたんだ?」
「いや、さっき帰って来たら机の中にあったんだよ。」
和樹が驚いているとホログラムの美少女が
突然喋り出す。
『おめでとうございます!貴方は
近未来特殊企画3017のプレイヤーに選ばれました!
この映像は本企画に選ばれた
全てのプレイヤーの端末に送っております。
プレイヤーは首元のドックタグを端末のカメラに当て、
端末にログインして下さい。繰り返します・・』
以下無限ループのようだ。
「はあ?」
「次にこれを見て。」
そう言い幸宏は端末のキーを押し、その画面を見せてきた。
そこには『近未来特殊企画3017』 の大きな文字とその下に説明があった。
『本企画は近未来特殊企画実行委員会によって企画、
実行される世界初のVRMMOです。
VRMMOとはVirtual Reality Massively Multiplayer Onlineの略称で、
ゲームの世界を現実感覚でプレイする事が可能な次世代ゲームの名称です。
本企画はそのテストケースであり、
学校、保護者様方の了承の元、
市立ショウエン中学校の皆様をテストプレイヤーとして採用させて頂きました。
こちらの不都合により突然のゲーム開始となってしまいました。
そして何よりもテスト中のゲームサーバーの管理の都合上、
これより2ヶ月間、ゲーム内からのログアウトが不可能となっております。
その件につきましては深く謝罪申し上げますと共に
それに対する賠償を御用意させていただきます。』
「え?どういうことだよ?」
文字と映像によって現実を突きつけられ和樹は困惑する。
「そこに書いてある通りだと思うよ。国かそれ相当の組織が
世界初のVRMMOを作ってそのテストプレイヤーに
僕達が選ばれましたって事でしょ。」
「え、いや・・」
どうも幸宏の理解と言うか事態の受け入れが早過ぎる気がする。
和樹もそれなりにVRMMOモノの知識を持っているが
あまり現状の理解ができていない。
「これからどんな事するんだろうね!?」
そして幸弘のテンションもおかしい。
「な、なんかお前おかしくない?」
少し引き気味で聞いてみる。
「だってVRMMOだよ!?
小説の中だけだと思ってた物を今プレイできてるんだよ!?」
若干興奮気味である。
この男、VRMMO系小説のオタクなのだろうか。
そういえば以前にそんなジャンルの小説を読んでいた様な気がする。
「よく分からんけど、説明によると俺達今そのゲームの中に居るってことか?」
「そうだよ!僕達世界で最初のVRMMOプレイヤーだよ!」
ついにVRMMOが出てきました。
次回からミリタリー丸出し全開で行きます。
本作のVRMMOについての内容も書かれますので結構長い話となりそうです。